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どこかで〜人はひとつの愛し方しかできない


今日は久しぶりに美容室に予約を入れています。気温も上がってきたので、スッキリと髪を切ってこようと思っています。
さて今日紹介するのは自衛官出身の作家棚木悠太さんの作品です。

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僕と、図書館で出会った彼女。アパートの部屋で、海の見える公園で、知らない町で……いたるところで交わしたありきたりの会話は、どうしようもないせつなさを纏い、かけがえのない日々の記憶と結びついている。(Amazon内容紹介より)

帯に

生活と愛、そして喪失──。

この言葉と表紙の絵に引き寄せられ、本を手に取りました。

古書店が軒を連ねる町の喫茶店で、彼女は主人公の僕が欲しかった、第2次大戦の名だたる作戦に従事した一人の戦場カメラマンの絶版になった単行本を渡してこう話します。

「人はひとつの愛し方しかできないの。」
「これがわたしの愛し方なのよ」
「あなたは若いからまだわからないだろうけれど、いつかきっとわかるはず。ほんとよ。ある日突然気がつくの。自分ができる人の愛し方はこれなんだって──」

本を愛し、人を愛し、そしてそれらを失うという悲しみに遭遇し、それでも人は生きていく、とても哀しみを帯びた文章で書かれた作品ですが、わたしには哲学的にも感じました。

こういう作品は1度読んだだけではその良さを本当に理解できていると思いません。時間をおいて、再度読みたいと思います。

今日も最後まで読んでいただき、ありがとうございました。今日という1日があなたにとってかけがえのない1日となりますように。

昨日のnoteは↓

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