takemotti/バンシィノヒト

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東京コミコン2018ダラダラ現地レポ

東京コミコン2019が近づいてきました。 そこで2018年開催の東京コミコン2018当時のエピソードなどを画像を交えて紹介いたします。 基本的にはコミコンに関しての話と関連する映画カルチャー周りの話をダラダラと書き連ねていくつもりであります。脱線しまくりです。あらかじめご注意下さい。 また、筆者は残念ながら、撮影会サイン会に昨年参加しておりません。アドバイスも何もできないのです。 ただ下記のURLのYoutube動画「りんごCINEMA channel」という

    • 全能感という名の鎧 それは泡の様に脆く

      全能感。私がこれを感じていたのは同人誌執筆を行う前、つまり去年の今頃かもう少し前の事であろうか。筆者はこの全能感を捨てる、いや失う事で同人誌を作り上げる事ができた。その鎧は泡の様に脆く、少しでも限界を感じると途端に弾けだしあっという間に裸の王様となる。だが同時に、自分の限界に向き合う事、自分のやりたい事に向き合う事が出来るからこそこれまでになかった気づきや自分のやるべき事の指針に気づくことができたと思う。 さて、そこから時は流れた。全能感の鎧を脱いで久しい私は、とかく焦ってい

      • 朝ドラ 虎に翼メモ 第二週 三人寄ればかしましい?

        米ちの曲いいよね。軽快で爽やかで朝にピッタリ(今私自身は夕方に見ている)である。ダンスも良くてオープニングは飛ばせない派のtakemottiです。 さて井の中の蛙大海を知らず。2週の寅子はこの大海の存在を知り憤り、そして法律を自分がどう使えるかを考えるに至った。 その結論は、よねさんとは対極にある様に見えて実はそこまで遠くはない。寅子は法律は弱いものの盾だ よねは男どもに対抗する武器だと捉えている。しかし、根本にあるのは女性の権利の問題によって不必要に虐げられている現状を

        • 虎に翼メモ 第一週 女賢しくて牛売り損なう?

          同じだったんだね お母さん。そんなエンディングを迎える第一週。 冒頭で鶴舞公園が出てきてもうですんです?と驚く。 まず、第1話と2話で丁寧に当時の時代感 特に女性の立場を描写しつつ、単にそこに反旗を翻す強い女性ではなく疑問を抱くも何をしたら良いか道に迷う主人公の姿を描く。 具体的には藤森さんほか3名の殿方にお見合いを断られるシーン。男性の言う対等と女性(当時の女性として描いているが、我々現代人の考える対等をベースとしている)が考える対等が異なる事をレクチャーしてくれる。

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          特撮同人誌 輝けるものたちへ 正誤表

          まだ少し暑かった祭りの日から季節はめぐり冬の寒さに苦しむ今となり、皆様いかがお過ごしでしょうか。私は度重なる体調不良に見舞われておりましたが今は落ち着いております。年の瀬も迫る中ついに同人誌の誤字脱字チェックの乗り出した次第です。はっきりいってこの数ヶ月は完全に燃え尽きており、まともに作業する気が起きませんでした。同時に他ブースの同人誌のクオリティに圧倒され、自身の稚拙な文章を見返すのが怖くなっていたというのもあります。しかし、今回関東圏に在住のシラシーの方に同人誌を手渡した

          特撮同人誌 輝けるものたちへ 正誤表

          シネマテーク再び

          さて、あと何度この景色を味わえるだろう。 7月に閉館が決まっているミニシアター名古屋は今池にあるシネマテークを訪ねる。今日の目的はずばり少年と犬。前回で言っていたのを無事実行出来たわけだ。 ディストピア映画の1つである少年と犬はずっと見たかった作品であったもののなかなか鑑賞する機会に恵まれなかった。 1人と1匹のバディ感(デコボココンビぶりとも言える)がとても微笑ましいものだった。犬ちゃんも可愛いし荒んだこの現代ディストピアをサバイブする上での良い栄養補給といったところだろ

          無の飲酒文章と近況 ワイ同人誌やるってよ

          酒を飲んでいた状態の方が文章が書ける説と書けない人もいるよ説を聞いたので酒に酔っていると思われる状態で文章を書く実験をしてみよう  さて私は酔っているのかいや酔っていない いや客観的に見れば私は目がうつろで壁にもたれかかっている。酔っているのかもしれない しかし、酔っていると自分が認識していなければ…などと無の文章を連ねても無駄だ 全て無駄 いま無駄と入力しようとして津田と書こうとしたぐらい無駄なのであるがそれはそれとして無駄とはなんだろうか。私はどうせ津田だろうとシン仮面ラ

          無の飲酒文章と近況 ワイ同人誌やるってよ

          シネマテークのアギレラ

          今日は午後からの仕事だ 午前中に映画を見る。劇場はシネマテーク。今年7月末で閉館が確定しているミニシアターでいくつかの特集上映でお世話になった。先日の名演小劇場という別のミニシアターの休館に心を痛めたばかりで非常に衝撃を受けた。 なので今日はそこで映画を見たのだけど同じ映画を見に来ている客の中にアギレラ様のような赤いドレスを見に纏った妖艶な女性に目を奪われた 彼女はなんだったんだろうか そして映画の上映中もずっと彼女を見ていたという事はなく、映画にはきちんと集中出来たので一安

          シネマテークのアギレラ

          あいち2022が終わる日まだ見ぬ世界を思う

          今日、「あいち2022」が終わりの時を迎える この名称にピンとこない人でもかつての名称である「あいちトリエンナーレ」 と言われればああ件の…となるのではないだろうか。 なんだかんだありこの名称となった。さて、今回この芸術祭には何度も足を運びほぼ全ての作品を鑑賞するに至ったわけだがその原動力はなんなのだろう。自身のよく知る著述家が紹介していたからか。もちろんそれも一部あるのだが結論から言おう。作品を鑑賞不能の状態にされた経験と3年間で醸成された静かなる怒り 私は幸運にもここで展

          あいち2022が終わる日まだ見ぬ世界を思う

          ウルトラマントリガー最終回からニュージェネを考える

          伝説の作品。その縮小再生産が本項で語るウルトラマントリガーという作品の総論となるだろう。非常に肯定的に見られていたように思う。しかし、おそらくそれはニュージェネという作品群の中でという話に限定される事は自明だろう。本作の物語のベースとなったウルトラマンティガとは作品としての質、具体的に言えば各キャラクターの掘り下げやSF設定。そして物語全体をミステリーとして語る面白さそのどれもが非凡な状況と言わざるを得ない。 現在のニュージェネレーションヒーローズという枠組みを解説しつつウ

          ウルトラマントリガー最終回からニュージェネを考える

          スーサイドスクワッド 君はこの映画に何を見た!? 最強甘々コンテンツ帝国への叛逆

          たった2つのギャグだけで冒頭、刑務所での爆弾を埋め込むシークエンスそして上陸作戦へと向かう彼らの姿が描かれる。そして映画の鑑賞者である我々と同様に誰が死ぬのか予想を繰り広げるオペレーターの面々。まさしく俺ちゃんじゃない方のデットプールだ。(誰が死ぬかをギャンブルとして賭けるもの)すでにこういう楽しみ方(一体誰が死んで誰が生き残るのかワクワクしながら観る)をする映画ですよと全く知らない人でもわかるように作っているまさしく親切設計だ。そしてその前振りが突如発揮される。もはやDC映

          スーサイドスクワッド 君はこの映画に何を見た!? 最強甘々コンテンツ帝国への叛逆

          映画レビュー 「かぐや様は告らせたい 天才たちの恋愛頭脳戦 ファイナル」 福田雄一風の映画は勝手に終わってろ

          ☆筆者は恋愛頭脳戦を語りたい恋愛頭脳戦。これを優先するがあまり本作のラストは大きな失敗を犯した。恋愛頭脳戦と言いながら、本作はデスノートのようなシリアスなサスペンスであってはならない。この言葉はお分かりの通り建前である。 本来好き同士である2人がなぜ回りくどいことをしなければならないのか。恋愛頭脳戦と呼ばれている物の正体は2つ。シンプルに相手が実は恋愛感情を抱いてなどおらず「フラれたらどうしよう」という奥手な性格(草食系と言い換えても良い)。そして2つ目は自分に自信がないか

          映画レビュー 「かぐや様は告らせたい 天才たちの恋愛頭脳戦 ファイナル」 福田雄一風の映画は勝手に終わってろ

          名探偵コナンと平成から読み解く緋色の弾痕

          我々は失敗したプロジェクトと評された時代を生き抜いてきました。その時代とは当然平成です。批評家の宇野常寛氏は「平成とは失敗したプロジェクトである」と繰り返し発信してきました。中身を見れば納得する内容ではあるもの、このセンセーショナルはタイトルに当時に平成生まれ平成育ちの私は多少の怒りを覚えたと記憶している。我々自身が不幸な世代で失敗作かというとそうは思いません。その中で恋愛もするし、就職もするし大人になっていきました。 そんな時代と並走した漫画があります。その名はもちろん名

          名探偵コナンと平成から読み解く緋色の弾痕

          ありがとう映画界 映画ランキング2020

          今年という時代は映画界のみならず様々な業界がその煽りを受けていたであろう。 私の勤めていた接客系の会社でも毎日の検温マスク着用、感染を気にしてgo toも使えなかったがそんな方も多かっただろう。 そしてくだんの映画業界は、公開延期となる作品はその期間がどんどんと長くなり結果未定か来年春の公開予定となっている作品が多い(キングスマン ワイルドスピード 007など) そして最もここで苦境であり好機と考えたディズニーはムーラン ソウルフルワールドなど配信に切り替え逆に劇場

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          夢追いゴミ人間はシンデレラ城を0から創らない

          いらっしゃいませ バンシイのnoteにようこそいらして頂きました。 映画に関する様々な記事配信しております そして今回の話題なんですがえんとつ町のプペル前編 しかしながらこちらでは一旦作品の出来は置いておきます その中で西野亮廣がこの映画を利用してやりたいであろうことを解説していきたいと思います 手っ取り早く西野批判をされたい方は後編をお楽しみにお願いします それでは今回のメニュー表です うーん難しい言葉が並びますねでは1つづつお楽しみください 以外すぎるえんとつ町のプ

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          ビルとテッドの時空旅行 ラストでエクセレントになれなかった理由言語化しました

          本作においての失敗は構成する要素が70分で処理できていない それどころか全てが薄味すぎるフルコースを運ばれているような気分になる映画だ。 書き出しがぶっきらぼうになり大変申し訳ない。 本作の出来にあまりにも憤りそして、Twitterの評価も何故か高い状態に、私はこれを投稿するしかないと考えた次第だ。 過去作の評価ビルとテッドシリーズは、1989年ビルとテッドの大冒険 続編となるビルとテッドの地獄旅行公開された。 ビルとテッドの大冒険は、ロックスターになる事を夢見ている

          ビルとテッドの時空旅行 ラストでエクセレントになれなかった理由言語化しました