朝ドラ 虎に翼メモ 第二週 三人寄ればかしましい?

米ちの曲いいよね。軽快で爽やかで朝にピッタリ(今私自身は夕方に見ている)である。ダンスも良くてオープニングは飛ばせない派のtakemottiです。

さて井の中の蛙大海を知らず。2週の寅子はこの大海の存在を知り憤り、そして法律を自分がどう使えるかを考えるに至った。

その結論は、よねさんとは対極にある様に見えて実はそこまで遠くはない。寅子は法律は弱いものの盾だ よねは男どもに対抗する武器だと捉えている。しかし、根本にあるのは女性の権利の問題によって不必要に虐げられている現状を変えたいと願うものである。寅子は楽観主義、よねはリアリストという違いこそあれど、女学生の多くは同じなのではないか。それがわかるのは第9話において共に食事(甘味)をするシーンがある。

フード理論って何?
漫画や映画、小説などに登場する食の場面を分析し、そこに込められたキャラクターの性格や関係性、背景などを読み解いていく試み。「仲間は同じ釜の飯を食う」「正体不明者は(腹の底を見せないために)フードを食べない」など、言われてみれば「確かに!」と膝を叩くものばかり。
https://shop.senchado.jp/blogs/staff-column/20211102_manga_food_part-1#:~:text=フード理論って何,膝を叩くものばかり%E3%80%82より抜粋

福田里香が提唱したフード理論によれば、よねが食事をするという描写がある為、彼女自身の何らかのバックグラウンドがあるにしても一定の腹の中は見せているという描写になる。

同脚本家の作品 脳漿炸裂ガールでものち正体不明者と分かるキャラは冒頭で食事をしている描写を見せない。

しかし、よねというキャラクターをいわばライバルとして設定している様には見えないのも興味深い。敵でもなく、しかし寅子とは相容れない、それはおそらく男性に対する敵意を持っている今のXに生息している方々の姿を重ねてしまう自分がいる。おそらくそうなった原因が3週目で描かれると思われるので注視していきたい。

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