シネマテーク再び

さて、あと何度この景色を味わえるだろう。
7月に閉館が決まっているミニシアター名古屋は今池にあるシネマテークを訪ねる。今日の目的はずばり少年と犬。前回で言っていたのを無事実行出来たわけだ。
ディストピア映画の1つである少年と犬はずっと見たかった作品であったもののなかなか鑑賞する機会に恵まれなかった。


1人と1匹のバディ感(デコボココンビぶりとも言える)がとても微笑ましいものだった。犬ちゃんも可愛いし荒んだこの現代ディストピアをサバイブする上での良い栄養補給といったところだろう。またユートピアシーンが思ったよりも長かった。そしてその住人たちの顔を白塗りになっているだけで異様な不気味さは忘れられないだろう。おそらくピエロの不気味さに通底するものがある。それにしてもこれだけで地上で生きるものの方が人間味があると演出出来るのは素晴らしいと言えるだろう。
全くディストピア映画というのは70年代に作られまくったので名作も多く好きなジャンルなので劇場で可能な限り見ていきたい。そういえば未来惑星ザルドスもこの劇場で初めて見たのだった
この景色忘れたくないものである

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