崖っぷち!!2ヶ月ヨーロッパオーディション【第1話】 〜就職できなかったらバレエを辞め、サンマルクカフェ店長の道しか残されていなかった僕。〜
こんにちは、初めまして。
みっちーといいます。バレエダンサーです。
かれこれ12歳の頃からこのあだ名で呼ばれています、よく待ち合わせなので駅で待っていると遠くから友達が
「みっっっちーーーーー!!!」
と大きな声で呼んでくれるので一気に周りの視線を集めることができます。
前置きはこれくらいにしておき、
今回は僕が1年ほど前に2ヶ月間ヨーロッパでオーディション活動していた頃の話で、オーストリアのインスブルックでのオーディションの一部始終をお届けしたいと思います。
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僕の目標は、
「人に感動を与えるダンサーになること!」
それが叶うなら、特定のバレエ団にこだわらない、しかし、子供の頃から古い文化に憧れていたので、ヨーロッパのバレエ団に絶対、就職したかった。
今回、何としてもバレエ団を決めなければならない僕はオーディションの申し込みメールを片っ端から送っていた。
しかし、ほぼ全て返ってくるメールは
「unfortunately・・」
開ける前からわかるお祈りメールばっかで凹んでいた。
そんなところに、
一通の招待の返信が!!
期待して返信を開いてみると、招待をもらったのはインスブルックのバレエ団。
オーディションに申し込んだものの、今まで聞いたことのないところ。 ホームページを見たけど、詳しいことも書いてなく、どんなところなんだろう…と、少し不安。
とりあえずどのくらい費用がかかるのかネットで調べてみると、
航空券高い!宿泊費高い!飛行機怖い!
しかしバレエ団の契約ひとつもとれてない自分が、選べる立場であるわけもない
オーディション1週間前に行くことを決心。
劇場(オーディション会場)に徒歩15分でいける古びた中流ホテルを予約し、割高の航空チケットを握りしめ、今回こそ決める!という気持ちを胸に、いざ空港へ!
が、しかし到着後、まさかの、、
チェックインができない…
おかしいと思いカウンターに行ってみると、「チェックインできる期間が決まっておりそれを過ぎてしまっている、もし搭乗したければ罰金を払え」と言われてしまいペナルティを追加で払わされる。
あぁ帰りたい…
いきなり出鼻をくじかれたが、無事インスブルックに到着。オーディション前日のお昼に着いたので、まず劇場の楽屋口の確認(楽屋口がわからず毎回パニクるので確認するようにしてる)
友達の彼女が1日目のオーディションを受けてるという情報をもらい劇場周辺をぶらぶらしているとそれっぽい人を発見!しかし、人見知り族の僕は声をかけられずそわそわ、、
そしたら向こうから声をかけてくれた!
その後劇場周辺を一緒にふらっと観光して解散、そのままホテルに帰る。
高い宿泊費を払ったので内心ワクワクしながら部屋に入ると、
ベットは寝返りしたら落っこちそうなくらいちっちゃい、バスルーム狭い汚い、、がっかり、、、
あぁ帰りたい…(2回目)
その日はオーディション中の食料を買いにスーパーに行ってバナナとチョコと水を購入、夕食はヨーロッパのイタリアンチェーン、「ヴァッピアーノ」でパスタを食べホテルに戻り就寝の準備。
目覚ましを5分おきに7時から8時までセット!
明日はオーディション‼︎
アラームよ、どうか僕を裏切らないで下さい、、、
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皆様のおかげで今日も最高の踊りをたくさんのお客さんに届けられます!ありがとうございます!!