マガジンのカバー画像

映画鑑賞記(覚書)

37
映画館、DVD問わず、見たもの、面白かったものについて自分なりの感想を書いていきます
運営しているクリエイター

#ヨーロッパ映画

映画『悪魔の愛人:リダ・バーロヴァ』覚え書き

映画『悪魔の愛人:リダ・バーロヴァ』覚え書き

 女優リダ・バーロヴァの名前を知ったのは、確か去年、『映像の世紀』でゲッペルス夫妻について扱っているのを見た時だった。

 宣伝相として、映画にも関わっていたゲッペルスは、仕事の傍ら、女優たちをつまみ食いしていた。そのうち、その中の一人リダ・バーロヴァと本気になってしまい、奥さんのマグダが大激怒。

 ゲッペルスも、「離婚する!」「党幹部の地位を捨てても良い!」とまで言い張ったものの、ヒトラーに頭

もっとみる
映画「たそがれの維納」覚え書き

映画「たそがれの維納」覚え書き

 古い洋画でもどかしいのは、ベッドシーンや流血など、現代なら普通に出てくる「際どいシーン」や描写を、台詞や映像でそれとなく仄めかすだけ、という点だろうか。

『たそがれの維納』(1934)もその例にもれず。

 舞台は華やかなりしウィーンの社交界。モノクロでも、華やかなドレス姿の女性たちが踊る様や、音楽には心が躍る。(この事を考えても、やはり自宅のパソコンで見るよりも、映画館向きの作品。現代の技術

もっとみる

映画リンドグレーンを観賞。
派手さはないけど、かっちりした堅実な感じの映画。
それにしても、児童作家リンドグレーンの前半生、あんなどろどろした事があったとは・・・・・・