本文は「シミズくんとヤマウチくんわれら非実在の恋人たち」(山内尚/清水えす子)についての感想文です。 軽やかで繊細でシフォンケーキのような、どんな味も内に含んで、…
この本を読み終わったとき、私はとにかく何かを書かなければならないと思ってパソコンを開いた。 怒り、悲しみ、慟哭、諦め。 様々な言葉で彩られるはずのこの物語には、…
令和2年8月中旬。世の中はようやく自粛を解く動きにあり、その流れに東京だけが取り残されていた。神奈川県と東京都の県境に住む私はどうしても行きたかったトーハクの着…
前回に引き続き推しについて語っていこうと思う。 前回のノートを見ていなくても読めるが、前回のものの最初に私のスタンスが書いてあるのでよければ一読してほしい。 KAT…
先日、フォロワーさんたちと話題にあがったため私の推しているものたちについて一つ、腰を据えてまとめてみようと思う。 基準はゆるく、過去に好きでたまに再燃するも…
安曇
2024年4月7日 22:33
本文は「シミズくんとヤマウチくんわれら非実在の恋人たち」(山内尚/清水えす子)についての感想文です。軽やかで繊細でシフォンケーキのような、どんな味も内に含んで、そのまま実体を変えてしまいそうな軽やかな不安定さと、コミカルだけど誌面にしっかりと線を刻んで清水さんの軽やかな文章を繋ぎ止める山内さんの漫画が絶妙な作品だった。名前をつけてしまうと取りこぼしてしまう存在について、「非実在の恋人たち」と
2022年7月25日 21:59
この本を読み終わったとき、私はとにかく何かを書かなければならないと思ってパソコンを開いた。怒り、悲しみ、慟哭、諦め。様々な言葉で彩られるはずのこの物語には、しかし希望が見つけられなかった。希望が見つけられなかったことが、私には悔しくてたまらなかった。物語を読んでいて、叫びだしたくなるほど悔しい思いをすることが一体何度あるだろう。現実に生きていて、叫びだしたくなるほど悔しい思いを
2020年11月5日 22:38
令和2年8月中旬。世の中はようやく自粛を解く動きにあり、その流れに東京だけが取り残されていた。神奈川県と東京都の県境に住む私はどうしても行きたかったトーハクの着物展に行くつもりで知り合って7年目になる友人に声をかけた。ちょうど、都内の観光地が観光客の減少で悲鳴をあげている時期だった。 「せっかくだから、行ったことないところも行こうよ」 こんな状況だったから2人で出かけることが久しぶりだっ
2020年8月3日 16:56
前回に引き続き推しについて語っていこうと思う。前回のノートを見ていなくても読めるが、前回のものの最初に私のスタンスが書いてあるのでよければ一読してほしい。KATE 出会ってから:約1年半 好きなところ:かっこよさ、コスパ 言わずもがな、カネボウが提供するプチプラコスメブランドのことである。黒と赤を基調にした、ドラッグストアのコスメコーナーでも異彩を放つブランドである。 メイクそのもの
2020年5月12日 23:56
先日、フォロワーさんたちと話題にあがったため私の推しているものたちについて一つ、腰を据えてまとめてみようと思う。 基準はゆるく、過去に好きでたまに再燃するものや今燃えているもの、ツイートすることは少ないが好きな人がいたら語らいたいもの、腐向けCP、その他にわかだとか期間が短いとか全部ひっくるめて好きなものを雑多に順次更新していきたい次第である。 基本的に推しと私の距離感やスタンスをまとめ