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《フランス発》イタリア / ヴェネチア旅行記 No.2

5週間働いて丸々1週間休みの仕事とかあるんですか....

それがフランスには存在します....

相方はフランスの大学で働いていて、"バカンス命"のフランス人の仕事の中でも特に学校関係の仕事はとにかく休みが多い。(ちなみに私が公民館でしている日本語教師の仕事に関しては2週間休み、あざーす。)

大袈裟に言ってるように聞こえるかもしれないけど、5週間働いて1週間休みていう働いて気づいたら「あ、また休みか!」っていう感覚。

そんな1週間の休みを利用してヴェネチアにプチ旅行ということで今回の滞在期間は3泊4日。この滞在中にした事をご紹介。

How will we live together展に行ってきた

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旅行の際にいつも真っ先に調べるのが美術館。急遽探した中で見つけた建築とアートの展示。「どうやって私たちは共に生きるのか」って中々重めのタイトル... 気になるので早速足を運びました。

チケットが大人1人 25€

場所は Arsenale della Biennale di Venezia 。

この時に「あれ?結構高いな...」くらいにしか思ってなかったけど、私たちは後々知ることになる。どれほど壮大で巨大な展示だったかを...

現地に着いたのは大体朝の11時くらいで、そそくさと中に入ると...

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おうおう、何やこれ。既に展示の規模がでかいな、おい。っていう感じでワクワクしながら進むと...

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未来の生活を考えた建築とインテリアの紹介とか。私的に未来っていうより古代に戻ってるような気もしたが...何かおしゃれやし可愛いやん。と思いながらサクサク進む。

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大きい倉庫みたいな空間でこんな感じの建物まで展示されていて、この展示の許容人数15人までって書いてたけど余裕で15人超えててビビって登らず...

そんなこんなで展示を見てたら、「部屋が1つ、2つ、3つ.....」永遠に終わらない... お、ついにこの倉庫から出るぞ!と思ったらまさかの倉庫が他に6つくらいある(驚)!!!! そして各倉庫に国名が書いてあって、なんと後から知ったのが...

46カ国参加の国際的建築アートの展示だった..

メインの展示だけで2時間くらいかかって、さらに40カ国って... 倉庫6つのうち4つ見て外に出ると、どうやら他の場所でも開催しててそっちにも足を運んだ。

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もう一つの展示会場には国別に建物があり、フィンランド、ロシア、中国その他諸々諸国があった。日本はイタリア語で「GIAPPONE」の展示は残念ながら建築途中だった...

11時から中に入って、できる限り面白いものを見ようって行って早足で次から次へと回ったけど18時までに全て見れず...結果、時間切れで断念。その頃には足がもうガタガタ震えるレベルだった。合計2万5千歩歩いて、誰でもなくスマートウォッチがこれでもかってくらい褒めてくれた。

誕生日プレゼントはモノより経験にしてみた

翌日の10月24日、今年の33歳の自身の誕生日をヴェネチアで迎える事になった。案外サプライズが好きなフランス人の相方から珍しく誕生日プレゼントについて提案があった。

「せっかくイタリアに来たんだし、今年は誕生日プレゼントに《新たな経験》はどう?」と... 初めての妊娠で新しい経験継続中な私だが、何だか勢いに乗ってもっと新しい事してみたい!と思い快くYesと一つ返事をした。

提案その1 ゴンドラでヴェネチア内をクルーズ
提案その2 ヴェネチアのクルーズで豪華ランチ or ディナー
提案その3 オペラハウスで何かを鑑賞 ←コレにした

悩みに悩んだ結果、オペラハウスの案に決めた。この日にしてたのがクラシックオーケストラの講演だった。

ピアノを6年間習って、何故か音符が読めるか読めないか程の音楽レベル劇的に低めの私がこれを選ぶのは意外だったけど...人生33年生きてたら色々感覚が変わってくるものだ。

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やって来たのは Teatro La Fenice フェニーチェ劇場。

コロナの関係もあり入場にはワクチンパスポート検温が必須だったので入場には長蛇の列。

中に入ると即エレベーターに案内されて席の場所を伝えると、エレベーターボーイがフランス語、英語、イタリア語と人によって使い分けてトイレの場所や売店、鑑賞ルールをペラペラと説明してくれた。

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エレベーターを降りると、目に入るもの全てが豪華、華麗で金色も落ち着いた色だったけど少し暗めの場内でも美しく輝いてた。

オーケストラの演奏はバイオリン、チェロ、フルート、打楽器とそれぞれに目を見晴らして観察しながら聞き耳を立てて個々の音を聞いて、全体の音を聞いてとか自分なりの楽しみ方を探りながら見ていたらあっという間に時間が過ぎていった。

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見終わった後も余韻がすごくて、ふと帰り道に人生の初めての経験でイタリアでしかもこんな豪華なオペラハウスでオーケストラを聞いてしまって、後にまた他のオーケストラ聴きに行った時にがっかりしないだろうかとかどうでもいい心配をしたりして.... 誕生日はあっという間に過ぎてしまった。

ヴェネチアのおすすめグルメ

1つ目は前回も紹介したCicchetti(チチェッティ)。イタリアのタパス。

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色々と食べに行ったけど、一番おいしかったチチェッティのお店は

レストラン Orient Experience 

店によっては温めないで出してきたとこもあったけど、ここはしっかり温めてくれて種類も豊富だった。フランスでは妊婦は生ハム、パテ、洗ってない野菜もダメだったり選べるものが限られて気になるの食べれなかったのが悔しい....

ワインはイタリアワインのキャンティ(Chianti)がおすすめ。ワインで有名なボルドー出身の旦那も唸るほどのワインで、ワインちょっと苦手っていう人でも比較的飲みやすのでぜひチチェッティと合わせてどうぞ。

ヴェネチアはこのタパス的なものが頼めるから、レストランはしごが出来るのがとてもよかった。フランスでバーに行くと酒しかなくて、つまみがないから食べ飲みしながら、はしごっていうのが中々できない...

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おすすめ二つ目は右の白いお菓子

名前も書いてなかったから名前は残念ながら不明だけど、真ん中が甘さ控えめのクリームで、なんとっ、外側がメレンゲで包まれてるというメレンゲ大好き甘党の人には最高の逸品だった。

フランスに帰ってから気がついたけど、パン生地じゃないけど日本で今流行りのマリトッツォに少し似てたような...

朝早く起きて、散歩がてらいつもこのカフェに行ってクロワッサンやドーナツを買ったりしてどれも美味しかった。このカフェのクロワッサンにはカスタードクリームやピスタチオクリームが入ってるものもあって色んな味が楽しめたのもよかった。ドーナツも揚げたてだった。

カフェ & ケーキ屋 Pasticceria Nobile

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3つ目のオススメは無類のピザ好きの旦那がどうしても終わりにピザが食べたいって最終日に立ち寄ったテイクアウト専門のピザ屋。ここのピザ、シンプルだけど生地のパリパリ感と具とのバランスが最高でレストラン帰りでお腹いっぱいにもかかわらずペロッと食べてしまった....

テイクアウトピザ屋 Pizzeria Da Zorma

食べ物のお土産はこのスーパーがオススメ

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スーパーはここ Despar Teatro Italia

ヴェネチア内にはいくつもスーパーがあるのだけど、このスーパーは特別。というのも古い建物をリノベーションして作られているので天井や壁には歴史ある絵が昔のまま残ってる。

スーパー自体もまぁまぁ大きくて生鮮食品の他にイタリアにしかないお菓子もたくさん取り揃えている。お酒やワイン、イタリア名産の強めのお酒レモンチェッロやグラッパまでお土産より安めの値段で買えるので、観光がてら立ち寄ってもいいしお土産メインでも訪れたい場所。

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余談やけど、イタリアのカントッチョも美味しいけど、このイタリアでしか手に入らないGran Crealeのクッキーにどハマりしてしまったカントッチョよりも甘さ控え目で素朴な味だけどクセになる味だった。フランスで買えないかな...

さて、旅行の話はこれくらいにして、次からはフランスの生活を発信していこうかな。

読んでくれて、ありがとう。ではまた〜。

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