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【旅エッセイ83】思い出の海

今日は海の日。

まだ梅雨も明けていないし今日も曇り空だけど、夏の始まりがすぐそこにある気がしてワクワクする。

海にはたくさんの思い出がある。
子供の頃はよく海水浴に連れて行ってもらった。
ずっと海に入っているから日焼け止めも意味がないし、真っ黒に日焼けして夜は全身が痛くて眠れないくらいだった。クラゲに刺されて腕が真っ赤に腫れたこともある。

大人になると、海で泳ぐのがなかなか難しい。フラッと行って軽く泳いで帰る、なんて訳にもいかないし。いろいろ考えると結局、面倒臭くなる。

海はわざわざ入らなくたって、ひとりで海を眺めたり海沿いを散歩しているだけで気分が良くなる。手間も掛けて海水浴をする気になれなくて、もう何年も海には入ってない。

去年の夏は、娘を秋田の釜谷浜(かまやはま)海水浴場まで連れて行った。波打ち際のすぐ近くまで連れて行くと、彼女は広大な海にも迫る波にも怯むことなく海に向かって突撃していった(慌てて止めた)

三歳の時に私は沖縄の海に服のまま突撃して入水した(誰も止められなかった)ので、ああ親子か…と実感する。

娘はまだオムツも取れてないし海水浴にはまだ早いけれど、もう少し大きくなったら海水浴にも連れて行きたい。私が自然が好きだから、娘にも自然に触れる機会をたくさん与えたい。

さて何を用意すれば良いのだろう。日焼け止めと着替えとタオルと足の砂を落とす為の水と浮き輪はあった方が良いだろうし、ずっと海の中では遊べないし砂浜で遊べるオモチャか水鉄砲はあった方がいいかな。それからシャワーを浴びられる場所を調べて、荷物も見てなきゃならないしそもそも荷物を運ぶ車がいる……考えれば考えるほど、用意が面倒くさくなる。親って大変なんだな、と親になってようやく気付く。

写真は、娘を連れて行った釜谷浜の海岸。

青い海と、海辺の風を受ける風車が並んだ美しい場所。お盆の度に訪れた、私にとっては思い出の場所。

彼女が大きくなった時にも、この場所が思い出の海であって欲しい。

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また新しい山に登ります。