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不登校という生き方。かつて学校に行かない選択をした私が伝えたい大切なこと。

こんにちは、Azucarです😊

夏休みも、明日で終わりですね。
9月1日からは2学期が始まりますが、この記事を見てくれているということは、憂鬱な方が多いのではないかなと思います。

プロフィールにさらりと書いていますが、私は学生時代に不登校をしていました。

今回は、私が不登校という生き方を選択した中で経験したこと、伝えたいことを綴っていこうと思います。

不登校になるまでの経緯

私は元々HSP的な傾向もあり、学校の組織的な集団行動や大人数は苦手で、学校という場所はあまり好きではなく、渋々行っていた感じでした。

「学校は好きではないけど、何か行かないといけないみたいだから行っていた」
そんな感じです。

そんな私が初めて学校に行きたくないと思ったのは、小学4年生の時でした。きっかけは、担任の先生の教育態度や厳しい指導が苦痛だったからです。

この時期に、不登校を巡って母親といざこざがありましたが、この辺の話は後日詳しく書こうと思っています。

それ以降、小学校時代は休みがちになったものの、完全な不登校にはなっていませんでした。

私が完全な不登校になったのは、中学校の3年間です。
厳密に言うと、中学1年生になって、最初の3日だけ行きましたが、ある出来事があり、その一件で完全に心が折れてしまい、その後は不登校になりました。

不登校になったことでの周囲の対応

私が学生だった時代は、ちょうど不登校という概念が出始めた頃で、クラスに1人は学校に来ていない子がいる感じでした。
(現在は、クラスに2人くらいはいるみたいですね。)

でも、まだまだ「学校に行くのは普通で当たり前な事。行かない事などあり得ない」と言うような雰囲気がありました。

不登校の子はいるけれど、学校や教師も含め周囲の不登校への認識が社会的にまだ理解されていない、という感じでしたね。

そんな時代背景の中、小学校時代の担任の先生には、「学校に来ないで将来どうするの」みたいな事を言われました。
(小学4年生の時の担任ではない先生です。)

私は子供心に感じたのですが、何だか先生も親も「学校に行かないと人生が終わる」みたいに思っていたようで(当時は、今よりもその概念が強かったです。)、

それはまるで、「生き方はひとつだけで選択肢はなく、みんなと同じように生きること」「一般的に良しとされているレールから外れないこと」を強要しているようでした。

でも、私は「学校に行かない事って、そんなに天地がひっくり返るような事なの?」「なんでみんなと同じじゃないといけないの?」「なんで普通じゃないといけないの?」とずっと思っていました。

だけど、言っても誰も分かってくれないと思っていたので、本心は誰にも言っていませんでした。当時は本当、孤独でしたね🥵

私は、当時も今もこう思っています。

「学校に行かない事は、たくさんある生き方の中のひとつでしかない」

Mr.Childrenの「終わりなき旅」の歌詞に、「生きる為のレシピなんてない」というフレーズがありますが、本当にその通りだと思います。

どうして、いつの間にか「生き方はひとつだけしかない」と思い込まされているのでしょう。

それに、そんな事よりも小学生の子供に対して、もっとかけるべき優しい言葉があるんじゃないでしょうか。

ちなみに、中学校時代の担任の先生には、不登校に理解があったのか上記のような事を言われた記憶がありません。それだけでも救いでした。

不登校の経験から私が伝えたい大切なこと

私は一連の不登校騒動で、「学校に行かない私はダメな子」「みんなと違う私はダメな子」だと、ひどい言葉を浴びせられ、自分の人格を否定されて、たくさん傷つき、自信を失ってしまいました。

そして、その傷つき、自信を失った理由が大人になって分かりました。

それは、、、

「学校に行かないという個性」「みんなと違う個性」を認めてもらいたかった、ということでした。

あの当時に、「ありのままのあなたでいていいんだよ。学校に行かなくてもあなたは十分に価値のある、尊くて素晴らしい存在なんだよ」と誰かに言ってもらえたら、どんなに私は嬉しかったことでしょう。

少なくともトラウマになり、今の今まで上手く生きて来られなかったことはなかったと思います。

人間は何かをしたら、何かが出来たら、という条件付きで価値のある存在なのでしょうか。

私は何かをしなくても、出来なくても、「人はありのままの自分で十分に価値のある素晴らしい存在」だと思っています。

ですので、今これを読んでくださっている不登校の学生さんにお伝えしたいです。

「学校に行かない自分はダメな子」「みんなと違う自分はダメな子」だと、絶対に思わないでください❗

「あなたはそのままで十分に価値があって素晴らしい」のですから🥰

そして、不登校のお子さんがいる親御さんにお伝えしたいことがあります。

現在は、私が学生だった頃と比べて、社会的に不登校への理解がされており、生き方の選択肢が増えていると思います。

学校に行かない、という選択も生き方のひとつだと思います。

学校に行きたくないというお子さんに対して、正面から向き合い、よく話し合ってお子さんの思いや感情、言葉を理解していただきたいと思います。

私も子供の時はそうでしたが、お子さんは思っている事や言いたい事を上手く言葉に出来ないかもしれません。

ですが、言葉にできない思いをどうか汲み取ってあげていただきたいです。

どうか、何があっても、決してお子さんの事を否定しないであげてください。

そして、その中で焦らずゆっくりとお子さんの将来について一緒に考えてあげてください。

最後に、、、

この記事を読んでくださっている皆さまが、
不登校を巡って、のちにトラウマとなり、今の今まで上手く生きて来られなかった私のようになりませんように…

この記事が少しでも、悩みを抱えている方の役に立てれば幸いです。
最後までお読みいただきありがとうございました。



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