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マホロアちゃんに似た主人公が可愛いインディーゲーム「The Last Campfire」に癒された話#ネタバレあり

こんにちは、水無瀬あずさです。

酷暑が過ぎ、少しだけ涼しくなったような気がする今日この頃、みなさまいかがお過ごしでしょうか。今年の夏は・・・何もしなかったなあ、などと夏の終わりの儚さをしみじみと感じております。

そんな夏の終わり、すっかり冷え切っていた私のゲーム熱に希望の光をともしてくれたゲームがありました。それが本日ご紹介するインディーゲーム「The Last Campfire」です。

出典:My Nintendo Store

ということで今回は、私の心を温かく照らしてくれた癒しゲー「The Last Campfire」をプレイした感想などについて語ってみたいと思います。マニアックなゲームですが、今回もネタバレを多く含んでいますので、これからプレイする予定の方はご注意ください。では、いってみましょー!


The Last Campfireとは

「The Last Campfire」は、2020年にNintendoSwitchで配信されたパズルアドベンチャーゲームです。Switchのほかのハードとしては、SteamPS4/PS5でプレイが可能で、日本語,英語,フランス語,ドイツ語などさまざまな言語に対応しています。あらすじはこちら。

The Last Campfireは、故郷へ帰るための理由と方法を探すアドベンチャーであり、不思議な場所から抜け出せなくなった、失われた残り火の物語です。
目的を見つけよう
The Last Campfireは、故郷へ帰るための理由と方法を探すアドベンチャーであり、不思議な場所から抜け出せなくなった、失われた残り火の物語です。
旅の途中で
闇の森の向こうにある土地深くへと旅を進め、目の前に広がる逆境を超えていきましょう。
世界を発見
失われた人々、奇妙な生き物や謎の廃墟が溢れる、美しい荒野を発見しましょう。
最後のキャンプファイヤーに火を灯す
最後のキャンプファイヤーに火を灯すため、希望を見つけ、その希望と共に旅を進めましょう。
小さなスタジオから
Hello Gamesと、LostWindsのクリエイティブな頭脳によって作られたユニークな物語です。

メーカーによる説明(引用:MY Nintendo Store

軽くネタバレを含めて水無瀬的あらすじをご説明しちゃいます。

全身をフードで覆ったエンバー族は、故郷へ帰るための理由と方法を探して旅をしている一族。なぜかは分からないけど、故郷へ帰りたいというのが彼らにとっての「希望」です。この希望というワードは本作品のキーワードとなっています。

旅するエンバー族

ある日、主人公の青いエンバーが目覚めると、見たこともない不思議な場所にいました。

目覚めた青エンバーちゃん
この場所の全体図っぽい

近くには息絶え骨になった仲間の姿が。主人公は亡骸の持っていたカバンを手に、未知なる場所を進んでいくことにしました。

おびえる青エンバーちゃん
カバンには怪しげな像が入っていた

進んだ先にあったのは、誰もいないキャンプファイヤーが。キャンプファイヤーを守る(?)幽霊が言います。「希望を失い石像化した『フォーローン』の魂に希望の火を灯し、仲間たちを助けてほしい」と。

幽霊はいつもヒントっぽいけど役に立たないヒントをくれる

仲間たちを救いたい」と強く思った主人公は、さまざまな謎を解きながらフォーローンに希望の光を取り戻し、キャンプファイヤーへと導いていくのでした。このフォーローンを救う場面で、パズル要素が出てきます。難易度は低、かなり簡単なほう。

バグのせいで一番苦労したパズル「回避」

各地に点在するキャンプファイヤーで仲間を救っていると、謎の巨鳥の怪物「森の主」が行く手を阻みます。いわく「希望など持っても虚しいだけだ、ここにずっといればいい」と。そして主人公を閉じ込めてしまうのでした。

でっかい森の主にビビる青エンバーちゃん

「でも、助けを待っている仲間がいる」と考えた主人公は、鳥から逃げて旅を続けます。果たして主人公は、仲間たちを助け、故郷を見つけることができるのでしょうか。そして鳥の正体とは・・・?

感動の名シーン

この結末はぜひ、ご自分の目で確かめてみてくださいね。

私とThe Last Campfireの出会い

主人公の青いエンバーちゃんのイラストを見ていると、ふと誰かを思い出しませんか。ほら、あの星のカービィに出てきて、青いツノみたいのが付いた、丸くて、性格が悪くて、馬鹿みたいに強くて、ラスボスで、アコギな緑バージョンもいて、力を失った灰色バージョンも割と最近出た、あいつです。

誰ノ話カ全然ワカラナイヨネエ!

SwitchのNintendo eShopでこのゲームを見つけた私の反応は、「ちょっと痩せちゃったマホがいるゥゥゥ!」でした。そのまま即買い。ですよ。どんなゲームかはいっさい知らないし、むしろ今さっき初めて知ったゲームだけど、マホロアちゃんに似ているという一点だけで即買いできるほど私のマホ愛は強いのであります!!

ちなみにこの「The Last Campfire」、本日までセール中だったようで、お値段なんと296円で買えました。おお任天堂、神なのか!!

定価は1480円。80%OFFは本日まで!

仮にこれがクソゲーだったとしても、296円ならなんか許せる。そんなお値段設定です。ありがとう私たちのニンテンドー!(まあクソゲーではなかったので1480円でも全然払ったけど)

The Last Campfireをプレイした感想

昨日の夜、無事クリアしました。2~3時間で終わると思っていたら9時間以上プレイしていて、意外と遊んだな~って感じ。1480円の価値は十分あったと思います!

9時間12分53秒あそびました

なお、Googleさんの新機能SGEによると、プレイ時間は7時間くらいだそうです。※SGEについての記事はこちら→「副業Webライター、Googleさんの新機能SGEを使ってみた!」

SGEによる検索結果

主人公がマホロアちゃんに似ている

このゲームはとにかくこれにつきます。主人公の青エンバーちゃん、私の愛するマホロアちゃんにインスパイアされたのかなって感じです。ちょっと細いけど。

ただマホロアちゃんは正直少しかなりものすごく性格が悪いやつなんですが、青エンバーちゃんはとても優しい温かい心を持っています。ここは大きな違い。旅の先々で出会う亡骸やフォーローン(希望を失い石化した仲間)にいちいち心を痛め、何とかしてあげたいと願うのです。

亡骸に胸を痛める青エンバーちゃん

これがもしマホロアちゃんだったら、「ドウシタノ?返事ガナイカラ、イッカ~」とかいってフォーローンは全放置して、さっさと先へ進んじゃうと思うんです。なんなら空高くまで舞い上がり、でっかい火の玉とか落として島ごと吹き飛ばしてしまいそう。

「マホロアエピローグ」より

つまり青エンバーちゃんはマホロアちゃんではない(そらそうだ)。でも可愛いから許す。可愛いは正義。

ほのぼのとした雰囲気に癒される

青エンバーちゃんがとにかくかわいい。マホに似た見た目もさることながら、動きとかがいちいち。プレイ中ずっと操作しながら「かわいい・・・」とつぶやいていたし、無意味にくるくる走らせちゃったりしました。ときどきカクカクするしバグも多いんですけど、可愛いから許せちゃう。

滑り台に喜ぶ青エンバーちゃん
(このあと泥まみれになります)
食べ物を運ぶ青エンバーちゃん
たまに毒づくエンバーちゃん

グラフィックもきれいです。景色の色彩が豊かで、全体に流れる雰囲気がほんとうにのんびりしているので、ただただ癒されます。忙しい日常生活に疲れた方にはぜひプレイしていただきたい癒しゲーです。

色彩豊かな世界でカニを運ぶ青エンバーちゃん

パズル要素が楽しい

フォーローンを助けるために、または次の道へ進むために、いろいろな種類のパズルを解いていきます。青エンバーちゃんが途中でホルンを手に入れるんですが、それを使うといろいろなものを動かせるんです。なにその隠れたパワー!

ランタンホルンは聖なる楽器

ホルンを手に入れたあとは、Xボタンを押すと特定の大きなアイテムを動かせるのです。大きなサイコロ上のブロック?を転がすとか、蛇の大きな滑車を動かすとか、そんなかんじ。

ここでは四角いブロック?を転がして道を作ります
(ブロックの穴が開いているところを上にしたら通れない)

あと特定のものを持っていくと、次の道が開けるものとかもあります。これは、ミミズを持っていくと巨大カエルに丸飲みされて、「カエルに食われたー!?」って叫んだら別の空間へ移動させてくれたっていうシーン。

ミミズを持つエンバーちゃん(でかくない?)
カエルは青エンバーちゃんごとミミズを丸飲み
カエル「なんちゃって。食べないよ~」
へいわなせかい

ところどころバグる

クチコミに「よくバグる」と書いてあったとおり、バグったのかな?と思うくらいところどころカクカク怪しい動きをします。固まるかな?ってドキドキしながらプレイしていました。

ガイコツに青エンバーちゃんがめりこんだりとか、字が見切れているところもありました。あとセリフにときどき謎の{}が出る。どう見てもプログラムのバグですねはい。消し忘れか?

{}は心の声を表していたりして
字がかぶってるし、選択すると読めないし

ほかにもいろいろとバグはあったけど、なんだかほんわかした気持ちになれたのでヨシ!

ナレーションうるせえ

デフォルト設定にしていると、女性の声で英語のナレーションが入ります。これがなんというか・・・ウルサイ、正直別にいらないなと思いました。設定でOFFにはできることは知っていたのですが、音声もゲームの大事な要素かなと思ったので、我慢して聞きました。

ナレーションもセリフも一人の人が担当
朗読みたいな感じ

比較的易しめの英語だったので、中2の長男と一緒にヒアリングして反芻しながら進めました。英語の勉強にはいいかも!

最後結局どうなった???

クリアはしたのですが、結局なに?どういう話だったの??というのが全然ン分からなくて、終わってからいろいろ調べました。あ、そんな話だったのね~って感じ(分かってなかったんかい)。

赤いやつがマスクを落としたっていうから
「マスクどこ?イーロン!?」って探していたら長男が爆笑していた
(ちなみにでっかい鳥がマスクらしい)

なんだかんだありましたが、まあ最終的に青エンバーちゃんは仲間たちの希望をすべて取り戻し、新たな世界へ旅立っていくのでした。生きていくためには希望が必要だという教訓ってことでおk?

旅立つ仲間たち
先頭を率いる青エンバーちゃん

ひとつのキャンプファイヤーで助けるフォーローンが7人。キャンプファイヤーは全部で4つあるけど、最後のキャンプファイヤーで助けるのは1人だけ。なので、かなり短いです。「え、もう終わり?」って感じでした。

旅はまだ終わらないって意味、かな?

パズルの難易度とか、別の世界のお話とか、頑張れば続編とかいけると思うんですよね。楽しかったので、ぜひ続けてほしい!!次は定価で買うから!

「怖がることはいけないことじゃないんだよ・・・」
青エンバーちゃん、いい子!

結び

ガッツリしっかり楽しんだ癒しゲー「The Last Campfire」の魅力を長々とお伝えしてきました。私の青エンバーちゃんへの愛がひしひしと伝わっていれば大変嬉しいです。こういう「たまたま見つけたけど意外と良ゲームだった」という出会いって、ゲーマーにとってたまらないものですよね。私、ゲーム選びではあまり冒険とかしないほうなんですが、たまには知らないゲームを探してプレイしてみるのもいいものだなって思いました。

「The Last Campfire」でゲーム魂に火が付いたので、続けてまたなにかゲームをやりたいと思います。ポケモンの追加コンテンツまではまだ日があるので、それまでどうするかなあ・・・。とりあえず暇つぶしに「スーパーカービィハンターズ」で仲間とバトルにでかけてこようかな!

なお、執筆に当たってはこちらのレビューを参考にさせていただきました。


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