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二日酔いのミニスカウェディング~6月2日は結婚式記念日

こんにちわ、OgAzです。

6月2日は結婚式を挙げた日。憧れのミニスカウェディングで幸せに包まれるはずが、二日酔いでお酒を1滴も飲めなかった記念すべき日です。子どもたちと話していて、ついさきほど「あれ?そういえば今日って・・・」と思い出したので、今日は思い出の結婚式について書こうと思います。

「もう一生お酒なんか飲まなくていいや・・・」と人生で唯一思った日です。

フルオーダーのミニスカウェディング

これに関連して、結構前にWebライティングのお仕事で書いた体験談が掲載されていました(今日気づいた)。まさかマンガ付きだったとは・・・。

まあ、このまんまなのですが。要は、コスプレオタクだった私、結婚式でもコスプレがしたかったのです。大好きな「ファイナルファンタジー10」ヒロイン・ユウナが、悪いやつを説得するために「偽りの花嫁」として結婚式に臨むという有名シーン。これだよ!

このシーンを見た時にもう、これしかない、私これやる!と心に決めました。「これを一緒にやってくれる相手を探そう」という、本末転倒な決意をしたのでした。という邪な思惑で選ばれてしまった夫は、結婚式で私に合わせて「キングダムハーツ」シリーズのキーブレードを持っています。

顔にモザイクかけると完全に犯罪者になる不思議

ミニスカドレスはフルオーダーで作りました。今はもうない、町田でやってる小さなドレス屋さんでした。こんなオーダーは今までなかったそうで(そりゃそうだ)、デザイナーさんがすっごいノリノリで作ってくれたのです。

ゲーム中のドレスには、ミニスカの部分と背中に天使の羽が付いています。オーダー当初「これは再現が難しいですね」と言われ、かわりに布をドレープ状にしてそれっぽく見せてはどうか、と提案されていました。

「やっぱり完全再現はさすがに難しいよね・・・」と思っていたら、ある日電話がかかってきて「いい羽根が手に入ったんですよぉ!」と言われました。「いい羽根」というパワーワード。何ですかね、デザイナー魂に火が付いたのでしょうか。結果、ほぼ完全な形に再現していただけたのでした。あれは嬉しかったなあ。

お花屋さんにもお願いして、ゲームに似たブーケにしてもらいました

前日、家族4人久しぶりに揃って祝宴

大学のころから一人暮らしをしていた私、転勤で単身赴任が多かった父。成人してからは、家族4人揃うことがなかなかありませんでした。結婚式前日、式場近くのホテルにみんなで泊まることになり、とても久しぶりに4人で飲みました。

昔から割と家族仲は悪くなかったので、とても楽しく盛り上がりました。そこまでアホほど飲んだつもりはないのですが、まあビールと日本酒とチューハイをいろいろ飲み、かなり酔っぱらいました。

そのままホテルへ移動し、眠くてベッドでウトウトして・・・気持ち悪くて目が覚めました。

明け方から嘔吐が止まらない

目が覚めてからはもう、トイレにこもりきりです。頭はぐるぐるしているし、吐き気がひたすら止まらないのです。とにかく動けない。結婚式はもうすぐなのにやばいと思いながらも、二日酔いは割といつものことなので「吐くものがなくなったら治まるよな」と思っていました。

ところがどっこい、ですよ。吐くものを全部吐いた後も、気持ち悪いのが収まらないのです。胃液を吐きまくって憔悴・・・これはつらい。後にも先にも、あんなにツライ二日酔いは初めてでした。

「ああ・・・結婚式ムリかも」

リアルに思いました。夫に心の中でごめんと謝りました。

真っ青な状態で会場入り

ひとしきり吐いて落ち着いたのか、2時間ほどウトウト眠ったらしい私。6時半に会場入りだったので、フラフラになりながら起きました。おお、何とか動けそう(まだ気持ち悪いけど)。

とりあえず着替え、いつ吐いてもいいようにビニール袋を持って出発。ホテルから徒歩3分程度の会場にもかかわらず、10分くらいかけて歩きました。「こんなに遠かったっけ会場・・・?」と思いながら。

ホテル前で待っていた夫には「はあ!?」と呆れた顔をされました。会場のスタッフにドン引きされました。

「たまに花婿様でそういう方がいらっしゃいますけど、花嫁様はないですね・・・お顔がむくんだりしますし」

とのことでした。いやもう、マジでごめんね!!

用意をしながらもときどきトイレに駆け込む場面がありましたが、だいぶ楽になってきて着替えを終えました。

受付をお願いしていた友達が少し早めに会場入りしていて、事情を話したら「いやいや、ありえへんやろ」(神戸の人)とキレ気味に言われました。ごめんなさいごめんなさい。

徐々に回復、何とか乗り切る

式が始まる頃にはかなり回復していて、水分を採れるようになっていました。ほんとあの時ほど「もう二度とお酒なんて飲まなくていいや」と思ったことはありませんでした。

挙式が終わり、写真撮影から披露宴へ。序盤はまだ胃がむかむかしていたのですが、中盤くらいから急におなかがすいてきました。介添スタッフの人からも「花嫁さんは食べる暇がないので、食べれるときに食べたほうがいいですよ!」と言われたので、メイン料理からガッツリ食べました。美味しかった・・・。

こんなんだっけ全然思い出せないけど

後日、友達に「花嫁、がっつきすぎ!」とすごい怒られましたけどね・・・。

「式だけは普通に」

ちなみにミニスカドレスについては、当日まで両親にも内緒にしていました。私の両親は割と厳格で、古風と言うか・・・絶対反対されると思ったので、言わないことにしていたのです。そうしたら、準備中のあるタイミングで母が何かを察したらしく、「頼むから式だけは普通にしてよね」と言われました。

普通?普通とは何ぞや!?ミニスカドレスは普通ではないな(※自覚はある)。「ドレスはもうほぼ出来上がっているのに!」パニックになった私は、例のドレス屋さんに相談してみました。すると、「ミニスカドレスの短い部分にあて布をして隠したらどうでしょう?」との提案。きれいなマーメイドドレスの形になりますよって。

ということで、挙式の時だけはミニスカではないドレスにフォームチェンジ。このドレスは、ラインがきれいだと親族に大変褒められました。偶然の産物なわけだが・・・。

会場もキレイだったなあ~懐かしい

結び:お酒はほどほどに

結婚してまる15年が経ちます。いろいろなことがあったけれど、子どもたちにも恵まれ、「家族」という新しいチームを夫と一緒に作ってこれたことは、私にとって非常に幸運だったと思っています。

あの二日酔いでしんどかった結婚式からすべてが始まったんだなあと思うと、何とも感慨深いですね。私たちの関係そのもののようだ。ちなみに夫は結婚式のとき私を見て「俺、選択を間違ったかも」と思ったそうです。すまんな。

6月の花嫁は幸せになれるそうです。そのジンクスが合っているかどうかは定かではありませんが・・・とにかく私から言えることは、お酒はほどほどにってことですね。みなさん、吐かない程度に飲みましょう。あと横浜は本日、開港記念日でした。

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