砂時計

自覚される時間

時間は消費されることが多いけれど、自分で作り出すこともできる。

新生活は、時間がなくなりがちだ。もともと時間は消費するものなのに、慣れない生活でどんどん時間が無くなっていく。

気がついたらこんな時間、気がついたら1週間の終わり、苦手な飲み会の帰り、あっという間に終わる週末。疲労していく感覚が進む。そう感じる人が、増える時期な気がする。

週末でさえも、時間は消費される。友人と遊びたい、恋人と会いたい、買い物に行きたい。やりたいこと、我慢していたことを消化していくうちに、時間まで消化している。本当は、ゆっくりと噛み締めて使いたいのに。

時間は消費される感覚、というのは、ついこの間まで持っていた感覚だ。どんどん無くなっていく。けれど、みんな持っている量は同じ。平等だから、使い方や消費の上手さに個人差が出る。

「どうしてこんなに時間の消費が下手なのだろう」そう思って、悲しくなる。

けれど、時間は生産も出来たりする。みんな平等に持つ時間を上手く活用する人は、生産能力を鍛えているのだ。

ついついなんとなく消費している時間というのは、同じく誰しもが持っている。SNS、テレビ、ゆっくりとする動作。この時間がないとダメだ、と思いがちだけれど、案外必要ない。本当のストレス発散の時間は、自覚しているからだ。

時間活用が上手い人は、この何気ない時間を徹底的になくす。なくしてやることを消化して、気がついたら自由時間が出来ている。自由時間にこそ、本当に好きでやりたいことをやる。だから、満足度が高く見える。

そんな人たちはとても遠いような気がしていたけれど、案外遠くないのだ。まずは自覚するところから。けれど、明日の朝くらいは、ゆっくりと寝ても良いと思うのだ。


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