相槌と自信と行動力
相槌の打ち方が良い人は、モテる。
最近、Voicyという音声配信アプリにハマっている。もともと、はあちゅうさんが始められたことで聴き始めたのだけれど、当時はまだまだリリース直後。配信している人が少なかった。しかし、最近になって配信者の数がぼちぼち増えてきた。
Voicyは、有名なインフルエンサーやフォロワー数の多い人に配信する権利がある。最近は徐々にその幅が広がってきていて、聞きたい!と思う配信者が増えてきた。
人が増えてくると、配信者の話し方の差が、顕著になってくる。早口で話す人、口癖がある人、落ち着いた話し方の人。それだけじゃなく、基本的には1人だけど、複数人で配信しているときは、人との話し方がそのままあらわれる。しかも、Voicyはほとんどの人が一発録りだ。修正が効かない。
その中でも、相槌のうまい人がいる。その配信者は男性で、もともと声が良い。けれど、その良さをなくしても「うまい」と言えるくらい、相槌を打つテンポとタイミングが、絶妙なのだ。
その相槌のうまさに気がついたのは、複数人で配信されているときだった。基本の配信は1人なので、相槌は打たない。しかし、もともと話を聞くことがうまそうなその人は、誰かと話していると余計に聞き役にまわる。
そのときに、絶対に相槌をこまかく打っている。ワンフレーズごとに「うん」と言い、相手が気持ちよく話したいタイミングでは、相槌の数が「うんうん」と多くなる。その気持ちよさで、相手はより多くの話をする。
相槌の上手い人は、モテると思う。相槌をしっかりと打ってもらえていると、話を聞いてくれている、この人は自分を受け入れてくれているんだな、という感覚が芽生えていくる。それだけでも、相手に好意的にはなれる。
反対に、自分の話ばかりする人もいる。何か自分が好きな、得意なトピックになると、余計にヒートアップする。周りが見えない。なんだか聞いていて、疲れてくる。
相槌が良い、というよりは、けっきょく相手に気持ちよく話してもらうことができるから、モテるのだと思う。相手ありきで、相手を一番に考えて会話する。これは、なかなか出来ないことだし、自信があるからこそ出来る行動だ。
自信を持つのは、難しい。けれど、行動しないと備わらない。自信は、人が行動した証なのだ。
けっきょく、その行動力があるという点も、モテそうな理由な気がする。
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