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専門性(私達の人生)は『情報』により支えられている💪

こんにちは。綾沙汰です。
今回は、『専門性』についての記事となります。

まず、この言葉の意味を確認してみます。

== 「専門性」とは ==

「ある分野において深い知識や経験が求められること、関わりがあること」その度合いのこと

https://oggi.jp/6954790


私達がビジネスをしていく上で必要となる『専門性』ですが、誤解を恐れずに言ってしまえば『その人の手持ちの情報』と等価です。


私がこの記事を書くことにした理由は『専門性』を「その人の才能」と捉え、「絶対に不可侵な領域であり、替えがきかない」という大きな勘違いをしている方が世の中に少なからずいらっしゃるように思えたからです。

そして、「他者にそう思い込ませたほうが自分にとって都合がいい人間が存在する」ことも書くモチベーションとなりました。


社会に出るとかなりの確率で耳にする「あの人は凄い人」とか「過去にこういうことを成し遂げた」といったステータスを非常にざっくりと説明するような噂を聞くことがあります。

もちろん、この手の噂が流れるような人は、客観的に見て過去に素晴らしい功績を残した方であることがほとんどなのだと思います。

ただ、社会に出て最優先にしなければならない活動というのは、世の中の人を何らかの方法で幸せにし、その対価を頂戴する活動です。もう一つ付け加えると、ほとんどの場合それは専門性によって裏付けられた活動です。

では、専門性とは何だったでしょうか?私は先程『その人の手持ちの情報』と等価と述べました。そして、情報は意思決定をするための道具です。

== 情報は意思決定の道具 ==
これについては前置きはありませんでしたが、私達は通常、何かを予定したり、行動を起こす前に何らかの情報を確認したり、頭の中でどうしようか考えたりすることをお考えいただければ、何となくご理解いただけるかと思います。とりあえずはこれを前提として以降を読み進めて下さい。

つまり、「私達と業務を共にする人間の『過去の功績』」と「これから解決していく問題へのアプローチ」には何の関連もないのです。

問題と向き合った際に私達に本当に必要なのは、問題を解決するための情報と、その情報に基づいて起こす行動です。

少し見方を変えると、その人が過去に行なってきた(とされる)功績に基づいて現時点で取り掛かっている問題に対する意思決定が変わってしまうのはマズイのです。

文章にすると違和感があるように思われますが、政治やインフルエンサーの影響力などにも関係する部分で、例えば「あの人が言ってるんだから正しいだろう」という判断をしたことはないでしょうか。

例えば、国家資格を持つ方の専門的知見であればある程度の信憑性は担保されているかと思いますが、その情報が正しいものなのかどうかを普段から疑うことは大切です。これは詐欺等に対する護衛として大いに機能する対策となります。

話を戻します。私達が問題に対処しなければならない状況では、その判断は情報に基づいて実行されるべきであり、「あの人が言っていたから」とか「こういうものだから」ということを前提として行動を起こすのはリスクがあります。というのは、ルーティンワークに落とし込める状況も少なからずあるでしょうが、ほとんどの業務には『例外』が存在し、それに対処するには手持ちにはない情報が必要なことがあるためです。

手持ちの情報では問題解決ができない場合、以下の手順で情報を得ることができます。

  1. 誰かに現状を報告し、解決方法を確認する

  2. 資料等を調べる

  3. 検証し、事実を自分の目で確認する

特に 1. と 2. については、余裕があれば裏付けとなる情報もチェックし、その情報の完全性を確認します。

完全性(Integrity)とは、データを最新かつ正しい状態で維持することをいいます。

https://www.idcf.jp/words/integrity.html


大切なのは、影響力が高いからといってその人の情報を鵜呑みにしないことです。というのは立場の上の人の発言というのは、間違いをしても周りの人がなかなか言えない環境である場合が多いからです。

また、現実問題として上下関係により得られる情報やその量は異なります。ですが、自分に間違いがないのであれば、不明な事柄についてはどんどん質問をしても問題はないはずです。(言い換えると、自分の立場を確保するための情報をどんどん入手します)

仮にそれで誰かに注意されるようなことがあっても、その情報が業務に必要なものだと説得できれば情報は得られるでしょうし、もしそれでも渡してくれないのであれば、何故なのかをしつこく追求できるでしょう。(ただし身の危険が及ばない範囲で、かつ相手の尊厳を奪わない範囲を推奨します)

また、業務上不明な情報が多すぎる場合、情報を知りうる方に「資料としてまとめてもらうように依頼」してみてください。普通であれば、『仕事で分からないことが多いので困っている』と説明すれば納得してもらえるはずです。

何故私がここまで職場で情報をなるべく入手するように促すかというと、人生というのは、『物事の意思決定ができないままでは一生奴隷的立場からは抜けられない』ですし、意思決定に必要な手持ちの情報が少ないと自分の立場がどんどん弱くなってしまうからです。

もしかしたら、職場で影響力の高い人というのは、あなたに情報を渡さないために機能している可能性もあります。年功序列社会だとこれは特に顕著かと思われます。

普段から情報を制限されていると、意思決定をする機会を奪われて、だんだんと自分で物事を判断する能力は衰えてくると思います。なので、ご自身の人生の意思決定をご自身ですることは絶対に忘れないようにしてください。

もし仮にそういうことが許されない環境で普段から生活されているのであれば、その環境の外部から情報をひたすら集めて、整理し、あなたの人生の意思決定を隠密に行なうことをオススメします。それはあなただけの『専門性』となり、これから行なっていくビジネスにも大いに役立つことでしょう。

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