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愛知県在住フリーランス。ライター・ブロガー。旅好き。ねこ3匹と暮らしてます。ブログは2…

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愛知県在住フリーランス。ライター・ブロガー。旅好き。ねこ3匹と暮らしてます。ブログは2004年から運営中。暮らしと旅を楽しむ方法を発信。チェコ親善アンバサダー2018、「GOTRIP!」「Tech Team Journal」などで執筆中。

最近の記事

『翻訳できない世界のことば』を読んで|感覚や感情に輪郭を与える言葉

すこし前に、味わいや香りといった身体的感覚をどう翻訳するかという話を、ある翻訳者さんのインタビューで読みました。言葉と文化は密接につながっているから、その文化を持つ国や地域にしか存在しない言葉を知ると、彼ら・彼女らの暮らしを垣間見せてもらった気持ちになります。 今日、『翻訳できない世界のことば』(エラ・フランシス・サンダース/著、 前田 まゆみ/翻訳)を読みました。この本は、他の言語に訳すときに一言では言い表せないような各国固有の言葉を世界中から集め、瀟洒なイラストを添えた

    • 『しをかくうま』(九段理江)を読んで|馬の物語であり、言葉の物語

      友人が、「今朝読み終わったばかり」と、九段理江さんの『しをかくうま』という本のことを教えてくれました。九段さんは、今年芥川賞を受賞したことで一躍有名になった新進気鋭の作家さん。ですが、私はまだ著書を読んだことはありませんでした。 その友人の語る読書体験は私を魅了し、「私もそんな時空を旅するかのような読書体験をしてみたい」と、『しをかくうま』を手に取った次第です。 別に「ぜひ読んでみて」と言われたわけではありません。ただ、友人がこの本を読んで自分の内側に沸き起こったイメージ

      • オンの旅とオフの旅。熊本・天草で頭と心をゆるめてきた

        2024年2月12日~13日、熊本に一人旅をしてきた。中部国際空港セントレア↔︎阿蘇くまもと空港は、朝9時頃に到着し、帰りは19時半出発するスケジュールなので、1泊2日でも滞在時間を長く取れる。 私はトラベルライターで、つい先日も海外プレスツアーに行ってきたばかりだけれど、今回は仕事はまったく関係なく、完全なプライベート旅。 仕事で取材旅行に行くときは一眼レフ(キヤノン EOS 80D)を持っていく。しかし、今回は身軽に旅したくて、迷った末に一眼レフカメラを持たずに行った

        • 『誰も教えてくれない編集力の鍛え方 ~AI時代を戦う編集者・ライターの生存戦略~』を読んだ感想レビュー

          大手メディア編集長であるまむしさん( @mams428 )から、2023年12月1日に出版された著書『誰も教えてくれない編集力の鍛え方 ~AI時代を戦う編集者・ライターの生存戦略~』をご恵投いただきました。 本書は「大手メディア編集長がこっそり教える編集力の鍛え方」というコンセプトで、企画編、取材編、執筆編、制作管理編、編集編、キャリア編の6章から構成されている本です。 私自身はライターであって編集者ではないのですが、日常的に企画を立て、取材に行き、執筆をしています。ライ

        『翻訳できない世界のことば』を読んで|感覚や感情に輪郭を与える言葉

        • 『しをかくうま』(九段理江)を読んで|馬の物語であり、言葉の物語

        • オンの旅とオフの旅。熊本・天草で頭と心をゆるめてきた

        • 『誰も教えてくれない編集力の鍛え方 ~AI時代を戦う編集者・ライターの生存戦略~』を読んだ感想レビュー

          澱まず、腐らず、自分を「よい状態」にしておくために選ぶこと・選ばないこと

          吉本ばななさんが2023年5月に出版した『小説家としての生き方 100箇条』を読みました。「昭和・平成・令和を通し、一流小説家として活躍し続ける吉本ばななの生きる流儀」というコピーの通り、彼女が小説家として生きるために大切にしてる流儀が100個書かれた本です。 私はライターのすなくじらさん(@nerenai_yoruni)が書いた記事『“働きたくない”人に読んでほしい、吉本ばななの仕事の流儀100箇条』を読んでこの本の存在を知り、すぐさま読み始めました。 私は小説は書きま

          澱まず、腐らず、自分を「よい状態」にしておくために選ぶこと・選ばないこと

          興味があること&できることを発信し続けると何が起こる?

          ひと月ほど前、とある非常に魅力的な案件の公募を見かけました。とても惹かれる内容だけれど、残念ながら私は応募条件に当てはまっておらず、応募は諦めざるを得ません。でも、これはめったにない素敵案件です。 「これ、Jさんなら条件にも当てはまるし、ご本人もきっと興味ある内容だろうし、やりたがるんじゃないかな?」と思い立って、知り合いのJさんにメッセージを送り、その公募の内容を知らせました。 Jさんからはすぐに「教えてくれてありがとうございます。応募してみます!」とお返事があり、この

          興味があること&できることを発信し続けると何が起こる?

          もったいないのは、余白を楽しまないこと

          昨日、久しぶりに「バリ島を旅して、人生の余白について考えた」を投稿したところ、たくさんのスキをもらえて、嬉しく思いました。「今の私が感じていることが文字になってるので、本当に共感します」というメッセージもいただいて、改めて気持ちを文章にしていくことの力を感じました。 構成も作らず気持ちのままにダーッと書き上げる文章は、しばらく書いてなかったから新鮮だったし、何より書いているうちに「あ、私はこういうことを思ってたんだ」とふわっとした思考に輪郭ができていく気がしました。 書き

          もったいないのは、余白を楽しまないこと

          バリ島を旅して、人生の余白について考えた

          2023年9月10日~15日まで、4泊6日でインドネシア・バリ島を旅してきました。20代半ばで東南アジアをバックパック旅行した経験のある私ですが、実はインドネシアは初めて訪れる国。「行ったことがない国に行ってみたい」という気持ちと、航空券の費用および現地で使うお金がほどほどの国…と考えて、思いついた旅先がバリ島だったのです。 トラベルライターとして旅記事を書いている私。招待されていくプレストリップ(取材旅行)では予定がみっちり詰まっているケースが多く、それはそれで楽しくてあ

          バリ島を旅して、人生の余白について考えた

          あれが変化の時だったなとわかるのは、きっと後になってから

          これは今月初め、神社に初詣に行ったときにひいたおみくじに書かれていた今年の運勢です。「大吉」の次に運勢が良いのが「吉」なのか「中吉」なのかよくわかりせんが(神社によって違うらしい)、まあまあな運勢? でも、私の心に響いたのは上の「何事も今は変化にとむ時」という一行目の言葉でした。昨年11月から仕事でもプライベートでも変化が一気に起こり、基本的な暮らしは変わらないものの、いろいろと思うところがありました。 自分にとって必要ないもの(形あるものだけでなく、人間関係や仕事なども

          あれが変化の時だったなとわかるのは、きっと後になってから

          具体的な質問を持っているユーザーへの答えと、漠然とした質問を持っているユーザーへの答え

          私がサイトのコンテンツを作るとき、文章を書くときに考えていること。それは、パソコンのモニターの向こうにいるであろう、読み手(ユーザー)のことを意識すること。その人たちが何を求めて私のサイトを訪問してくれるのか、想像力を働かせること。 言葉にするとごく当たり前のことで、「そんなの知ってるよ」と言われそうですね。今なら、マインドマップ、訪問者属性、ターゲティング、ペルソナ、ブランディング…そういう言葉を知っていて、意識されている方も少なくないでしょう。 でも、私がサイト運営と

          具体的な質問を持っているユーザーへの答えと、漠然とした質問を持っているユーザーへの答え

          相手の好意をしっかり受け止めること、 役に立とうと思いすぎないこと。

          サイト/ブログ運営やSNSを続けていくと、いろいろな出会いがあります。 ネットの世界には(リアルな世界と同じく)いろいろな人がいるので、全部が全部よい出会いとは言えないかもしれないけれど、たまにきらっと光る出会いがあります。最初から光っているものもあるし、やりとりを重ねていくうちに輝きを増すものもあります。 私も今まで両手では数えられないほどの素晴らしい人たちと出会ってきて、たくさんのものを受け取ってきました。 相手が私のために時間を使ってくれたり、お金を使ってくれたり

          相手の好意をしっかり受け止めること、 役に立とうと思いすぎないこと。

          「何をするか」より「なぜそれをするか」を考えると、うまくいく思考パターンが身につく

          「結果を出すためには、何をすればいいのでしょうか?」 「どうしたらPVが増えますか? どんなコンテンツを作ればいいですか?」 「○○さんは、いまどんなことをしてるんですか?」 こんなふうな質問をときどき耳にします。私自信が直接訊かれることはほとんどありませんが、ネットを見ていると、そういう質問をする人が少なくないのに気づきます。 そうした質問の答えに、ハッとするような素晴らしいヒントがあるかというと、そんなことはなく、質問された人(たいていすでに結果を出している人)は

          「何をするか」より「なぜそれをするか」を考えると、うまくいく思考パターンが身につく

          「これからする人のために」の意識を持ち続けると、よいコンテンツが生まれる

          レビューブログであっても、情報サイトであっても言えることですが、よいコンテンツを作るために大切なことは、「これからする人のために」という意識を持ち続けることではないかと思っています。 「これからする人のために」は、敬愛するサイト運営者さんが言っていた言葉です。私がふんわりイメージしていたことをズバッと端的に表している言葉だったので、以来、方向性がぶれそうなとき、「よいコンテンツってなんだろう?」と迷いそうなときに、自分自身に言い聞かせています。 アフィリエイト目的で商品レ

          「これからする人のために」の意識を持ち続けると、よいコンテンツが生まれる

          あけましておめでとうございます。旧年の振り返りと新年の抱負みたいなもの

          あけましておめでとうございます。例年は静岡県の実家に帰省して年越しをしていましたが、今回は共通テスト目前の受験生がいるので愛知県の自宅でのんびりとすごしています。 昨日の大晦日は一年最後の贅沢ということで、名古屋の有名なうなぎ屋さん「しば福や」さんへ行ってうな丼を食べてきました。最高においしかった! かなり久しぶりにnoteの管理画面を開いて、前回の投稿日を見てみたら2020年の8月末…。1年4か月間なにも書いていなかったようです 笑。 ということで、2020年の振り返

          あけましておめでとうございます。旧年の振り返りと新年の抱負みたいなもの

          8月から生活リズムががらりと変わった

          振り返ってみると、4月頃~7月頃まで、すごく覇気のない状態でした。 私はフリーランスで自分のサイト運営をしつつ、旅ライター&旅ブロガーをしているのですが、コロナのことで、旅系の仕事はびっくりするほどなくなってしまいました。 現実的に旅行に行けないというのもあるし、旅行業界自体がそれまでのように外部メディアやライターに予算を割けないという事情もあるのでしょう。 「じゃあ、自分自身のサイトに注力すればいいいじゃない」というのはごもっともな意見なのですが、こちらも「ひとりで新

          8月から生活リズムががらりと変わった

          ブロガーツアーに参加したあとに私が思うこと

          Twitterやブログでも書いていますが、2020年1月30日~31日まで三重県大台町魅力発見ツアー(大台町観光協会主催)にブロガーとして参加して、その記事を6本書きました。   今回の招待の条件が「参加後に1,000文字以上・写真5枚以上の記事を5本書いてね」というものだったんですが、そんなもので収まるはずもなく…   伝えたいことや見てほしい写真が盛りだくさんで、書き終えてみたら、6記事、合計 約22,500文字になりました。   発信の原動力は、やっぱり大台町で私た

          ブロガーツアーに参加したあとに私が思うこと