興味があること＆できることを発信し続けると何が起こる？

ひと月ほど前、とある非常に魅力的な案件の公募を見かけました。とても惹かれる内容だけれど、残念ながら私は応募条件に当てはまっておらず、応募は諦めざるを得ません。でも、これはめったにない素敵案件です。

「これ、Ｊさんなら条件にも当てはまるし、ご本人もきっと興味ある内容だろうし、やりたがるんじゃないかな？」と思い立って、知り合いのＪさんにメッセージを送り、その公募の内容を知らせました。

Ｊさんからはすぐに「教えてくれてありがとうございます。応募してみます！」とお返事があり、この話はいったん終わったのでした。

それから一か月ほど経った昨日のこと。Ｊさんから「ayanさんに教えてもらった案件、応募したところ、選んでもらえました！ すごく嬉しいです。本当にありがとうございました！」というメッセージが届きました。

聞けば、応募者が多く、倍率は数十倍というかなり狭き門だったにも関わらず、選んでもらえたとのこと。すごい！！

Ｊさんの嬉しそうな結果報告を聞いて、単にシェアしただけ（推薦でもなんでもないし、そもそも関係者じゃない）の私まで、なんだか少し興奮して、嬉しい気持ちになりました。

なぜ一か月前に私が（頼まれてもいないのに）Ｊさんにその公募情報をシェアしたかというと、私がＪさんに好印象を持っていたのと、公募で求められている内容がＪさんの興味があるもので、なおかつ（能力的に）できるものだと思ったからです。

私とＪさんは昨年とある取材でご一緒して知り合い、リアルであったのはまだそのとき（一度）だけ。でも、そこでSNSアカウントを交換してつながりができ、以降Ｊさんの発信をずっと見てきました。

Ｊさんが「興味があること」と「できること」を発信し続けていたからこそ、私はその魅力的な公募案件を見たときに「これはＪさん向き！！！」と直感したのです。（Ｊさんの興味にもフィットしそう＆能力的にもまったく問題なく、むしろＪさんの得意を活かせそうな内容だと感じました）

逆の立場で考えてみると、知り合った人とゆるやかな縁を作り、自分の興味のあること＆得意なことを発信し続けていたら、自分にとっていい話をもってきてもらえる（こともある）ということ。

つまり、人との縁を大切にして、自分の「興味があること」と「できること」を発信し続けていくと、そこから世界は広がっていくのです。

いい話も、魅力的な仕事も、たいてい自分の周りにいる人たちが運んできてくれます。そして、思いもよらない経路で入ってくることが多いです。

だから、この人に媚びたらよさそう、とかの計算はほとんど意味がありません。というより、誰に対しても普通に感じよく丁寧に接するべきでしょう。

損得勘定ではなくて、いい仕事を紹介してほしいなら、人に対して誠実でいつづけ、自分のできることを発信し続けたほうが、絶対にいいです。

あとは、やっぱりリアルで会うことのチカラは大きい気がします。オンラインも手軽で便利だし、オンラインのおかげで地方在住者にもチャンスが広がっていることは間違いないです。それでも、一度でもリアルで会うと、そのあとの関係性が変わる（距離が近づく）と思います。

人と会って話すと、直接的にも、間接的にも、物事が動き出します。

先ほども書いた通り、損得勘定で人に会うわけではないけれど、結果的に「自分から突っ込んでいったからこそ、思いもよらないワクワクする展開になった」という経験は少なくありません。

実は、昨日も初めましての媒体での取材があったのですが、このお話をつなげてくださったのも、一か月前に東京に行ったときに私が会いたくてお誘いしたライター・編集者のMさんでした。

Mさんとはずっとオンラインでつながっていたので、リアルでお会いしたときも初対面という感じは全然しませんでした。それでも、人と会って話すことで化学変化のようなものが起き、直接的にも間接的にも物事が動き、人生がより自分の興味のあるもので埋め尽くされていくのだなと感じました。

もし、私が興味のあることやできることを発信していなかったら、Mさんが私を（お世話になっている会社に）紹介することはなかったでしょう。

世界を広げてよりおもしろい仕事をしていきたいなら、「興味があること」と「できること」を発信し続けていくこと。紹介する側、される側、両方の立場になってみて、改めてそう感じました。

https://twitter.com/warashibe

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