1歳児を連れて2泊3日で行く、秋の飛騨高山の旅の記録
先日、2泊3日で久しぶりにわたしと、旦那さんと、1歳(もうすぐ2歳)の娘ちゃんと3人で家族旅行に行ってきました。目的地は、1年ぶりの高山。
(前回の記事はこちら)
いつもより早く起きて、7時台の電車に乗車。最寄り駅からまずは京都駅に向かい、そこから乗り換えた特急はこちら。
新型車両の特急ひだ。昨年乗ったのは旧型が引退し、この新型が走るようになったのだけれど、乗ったことがなかったので、ワクワクしながら乗車。もはやこの旅のメインと言っても差し支えは無いかもしれない。
京都から高山までの乗車時間は約4時間。岐阜県内に突入するまでは結構すぐなんだけれど、岐阜に入ってから高山まで行くのになかなかの時間がかかる。特急で高山に行くより、新幹線で東京に行く方が早く着くまでもある。
ただ、高山本線は乗っていてとても楽しい。窓から見える景色が絶景だらけなのだ。ダイナミックな岩肌が美しい飛水峡に、すぐそばを通るダム湖。
さっきまで太平洋に向かって流れていた川がいつの間にか日本海に向かって流れていたりもして、とにかく車窓を見ていて飽きない。
あっという間に4時間が経ち、目的地の高山駅に到着。
ここで、友人である高山といえばおなじみの"勝手に岐阜県観光大使"と合流。
いつも高山の旅をアテンドしてくれる彼にお出迎えしてもらい、まず連れて行ってもらった先は、Gusesthouse&Cafe SOY。
いつ訪れても落ち着いた雰囲気のここは、ほっと一息つけるお気に入りのカフェ。
前回ここに来たのは、わたしが妊娠中で大きなお腹の時だった。今回は、無事に産まれましたよ、の報告もちゃんと出来て、娘ちゃんの顔を見せることも出来た。
温かいチャイを入れてもらい、暖炉の中でゆらめく炎を眺めながら、ゆっくりとした時間を過ごす。
時たまふらっと足元にやって来るたまさん。
貸し切りだった店内を、娘ちゃんは嬉しそうにぐるぐる回り、ハンモックに揺られ、ソファを上り下りし、ピアノとギターを奏で、とても楽しそうだった。
わたしの大好きなカフェ、娘ちゃんも気に入ってくれたみたいで嬉しい。
SOYを後にし、お次はスカイパークへ。
アルプスの山々が見える絶景スポットのこちら。
向こうに見える乗鞍岳が冠雪していて、綺麗な景色が広がっていた。
広い芝生の上を娘ちゃんはぴょんぴょん飛び跳ね、ぱたぱたと走り回り、お散歩の犬を見つけては「ワンワン!」と指さしてその方向にずんずんと進んでいった。娘ちゃんの楽しそうな姿を見ていると、それだけで連れて来れて良かったなと思う。
お次は飛騨国分寺へ。
ここにある大きなイチョウの木が、綺麗に黄色に色づいていた。
画角に収まらないほどの大きさ。このイチョウの木をちゃんと撮ろうと思ったら、広角レンズがいるなぁと思いつつ、自分のレンズで撮れる範囲の写真をぱしゃり。
風が吹くたびにはらはらと落ちてくる黄色い葉がとても綺麗だったけれど、それらを掃除している人たちはとても大変そうだった。
ちなみに、このイチョウの葉が全て落ちた時、高山には雪が降るらしい。
たくさんお散歩して、時刻は夕方になったので、そろそろチェックインしようと、本日のお宿へ。
初日のお宿は高山駅から徒歩2分のところにある東急ステイ飛騨高山。
3年前にオープンした新しいホテルだけあって、エントランスも館内も室内もとてもキレイでおしゃれ。
家族3人で寝る用にダブルルームにしたのだけれど、ベッドも広々で、室内も十分な広さがあって、温泉にも浸かれて、とても快適なホテルだった。
チェックインをして、荷物を置き、娘ちゃんのお風呂を済ませた後は、夕飯を食べに外へ。
お店はおなじみのかる食堂。
このお店の料理は、本当に何を食べても外れがない。どのメニューを注文してもおいしいが保障されているので、逆にどれを食べようか迷ってしまう。だって、何食べてもおいしいから、ポジティブに「なんでもいい」って思ってしまう(笑)
今日1日付き添ってもらった大使にはここでお別れ。楽しくご飯を食べ、お酒を飲み、お喋りをして楽しい夜だった。
ホテルに戻って娘ちゃんを寝かしつけた後は大浴場へ。温泉に浸かって疲れた身体を癒し、ぽかぽかになって大満足。お部屋に戻って、スーパーで調達した飛騨パインを飲んだ。
この部屋には備え付けで洗濯機が用意されていた。他のホテルだとお金がかかったりもするけれど、ここは追加料金もいらず、普通に使える感じだったので、今日着ていた服はまるっと全部洗濯することに。
ドラム式だったので、翌朝には乾燥まで終わった状態の綺麗なお洋服が出来上がっていて、とてもありがたかった。
ちなみに洗濯機の上には電子レンジも備え付けで置かれていた。今回は使わなかったけれど、子どもが離乳食を食べるくらいの月齢だったら、きっとめちゃくちゃありがたかったんだろうなと思う。
*
翌朝。すっきりと目が覚め、身支度と荷造りを済ませてホテルをチェックアウト。
今日泊まる予定のゲストハウスに一旦立ち寄って荷物を置かせてもらい、モーニングを食べに喫茶店DONへ。昨日アテンドしてくれた大使とも、再びここで合流。
ここで食べた分厚いトーストがとってもおいしかった。
満足のお腹を抱えて高山を散策。とくに予定も行く当てもなかったので、ぶらぶらとお散歩。歩きたいざかりの娘ちゃんは、お散歩が一番喜ぶのでちょうど良い。
お昼ご飯はそばとうどんのお店、大黒屋へ。
ちょうどピークを過ぎたくらいの時間だったので、座敷でゆっくりお食事を。
わたしが頼んだのはかけうどん。シンプルながら優しいお出汁がきいていてほっとするお味だった。娘ちゃんにも小さく切ったおうどんをわたしの器から取り分けてあげた。
そこからまたぶらぶらとお散歩して、良い頃合いのころに、本日宿泊予定のゲストハウスとまるへ。
おなじみのオーナーさんに挨拶をして、チェックインを済ませ、ラウンジでのんびり。
ラウンジは、土足のまま入れるエリアと、靴を脱いで上がる小上がりになったエリアがある。
この小上がりが、小さい子どもがいる我が家にはとてもありがたい。おもちゃもたくさんあるので、とにかく飽きずに遊ぶことが出来る。ホテルとはちがって広々とした共有スペースのあるゲストハウスだからこそ、娘ちゃんものびのびと動き回ることが出来て、とても良かった。
気が付けば夕方になり、お腹が空いてきたので、とまるの近くにある田口かしわ店で焼き鳥をテイクアウト。
さらに、高山駅前のちとせで焼きそばをテイクアウト。
飲み物などはスーパーで調達し、とまるのラウンジでみんなで夕ご飯。
とまるのオーナー夫妻の子どもたちも遊びに来ていて、うちの娘ちゃんともたくさん遊んでくれて、みんな大満足だった。
今日は特に観光もせず、旅行らしいことも何もしなかった。でも、旅先でこんなにも日常を味わえることも、これまた贅沢だなぁと思う。暮らすように旅をするってこういうことなのかもしれない。
夜も遅い時間になったので、今日も1日付き合ってくれた大使とは、ここでお別れ。みんなそれぞれお風呂に入った。娘ちゃんは今日もたくさん歩いて興奮して疲れたのか、お布団に入って2分もたたないうちに眠りに入っていった。
お風呂上りには、今日もスーパーで買った飛騨パインを。
誰もいない夜のラウンジでお風呂上がりのジュースを飲みながら、なんとなく机の上に置いてあった旅ノートを開いてみる。
ぱらぱらとページをめくってみると、3年前に初めて訪れた際に書き残した過去のわたしのメッセージが出て来た。
せっかくなので、今回もメッセージを書き残しておいた。
自分の部屋に戻り、お布団にもぐって眠りについた。
*
翌朝。
ぐっすり眠ってすっきり起床。
お布団を畳んで、荷物をまとめた。
旦那さんが近所のパン屋さんで買ってきてくれたバケットと、前日にスーパーで調達していた飛騨コーヒーを、ラウンジでいただく。
娘ちゃんもバケットをおいしそうにはむはむしていた。バケットは塩分が高めなので普段は食べさせないけれど、旅先は特別。娘ちゃんもチートデイなので。
今日は、この濃飛バスの「飛騨高山七物語すぺしゃる食ぅぽん」を使って、王道の高山観光をすることに。
この冊子には、食べ歩きが出来る各店舗の引き換えチケットと、バスチケットがついている。めちゃくちゃお得なセット券。
このセット券は来年の3月末まで、2600円で販売されているけれど、今回わたしたちはJR東海のずらし旅で高山に来ており、そのプランの中のクーポンでこれを選ぶことが出来たので、追加の料金は支払っていない。めちゃくちゃお得なので、ずらし旅のサイトURLも貼っておきます。
高山の古い町並みをぶらぶらと歩く。
クーポンを使っての食べ歩きがスタート。
食べ歩きクーポンの他にも、飛騨の里に入れるチケットもついていたので、せっかくならばと行ってみることに。
合掌造りのお家の中に入れたり、昔の遊びを体験することができたり。海外の方もたくさんいらっしゃって、みんな剣玉や竹馬やコマを珍しそうに楽しそうに触っていたのが印象的だった。
自然もたくさんだったので、娘ちゃんもたくさん走り回って楽しそうだった。
お昼過ぎまで飛騨の里で遊び、バスに乗って再び高山駅周辺へ。
かやく家でめちゃくちゃおいしいお弁当を買って、ゲストハウスとまるのラウンジでいただいた。写真は撮り忘れちゃったので、お店のURLだけで失礼。
そろそろ帰りの電車の時間が近づいてきたけれど、まだ消化しきれていないクーポンがあったので、急いでわらび餅を食べに喫茶去かつてへ。
とってもおいしいわらび餅に、すごく落ち着く空間だったので、ゆっくりしたかったけれど、こちらはもう電車の出発までに一刻を争う状態だったので、10分で店を出た。もっとゆっくり食べたかった(笑)
ゲストハウスとまるに急いで戻り、置いていた荷物をピックアップし、オーナーさんにお礼を告げた。しれっと、ゲストハウスの前に置いてあった新鮮野菜を買って帰った。
バタバタしながら高山駅に到着。
帰りも特急ひだに乗車。
車内では、わらび餅の帰りにこれまたクーポンで交換した高山プリン亭のプリンをおいしくいただいた。
*
3日間、1日毎にそれぞれちがった楽しみ方をして、充実した旅だった。1年ぶりの高山は、相変わらずおいしくて楽しくて人があたたかくて、良い町だった。
高山は、何度行ってもまた行きたい、ホームのような町だ。
そんなわけで、今日もおつかれさまでした。
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