秋の飛騨高山2泊3日の旅日記
飛騨高山に行ってきた。今回でもう何回目だろう。夏にも行ったのに、秋にも行くなんて、さすがに行き過ぎだよなぁとは思うものの、何度でも行きたくなるような魅力的な場所だからいいよね、とも思う。
今回は2泊3日で、電車を使っていくことに。
乗り込んだのは、特急ひだ。京都駅の0番ホーム。普段はかなり車両数の多い新快速が止まるホームに入ってきたのは、たった3両のディーゼル車。もうこれだけで、普段とはちがうことにワクワクしちゃう。
特急の中で朝ご飯を。そういえば早朝から旦那さんが台所に立っているなぁって思ったら、車内で食べる用のサンドイッチを作ってくれていたみたい。ありがたくおいしくいただいた。
4時間ほど電車に揺られ、高山駅に到着。電車の中で、娘ちゃんのミルクを作る用のお湯を入れた水筒と自宅に忘れてきてしまったことに気づいて愕然としたのだけれど、高山に着いてから無印で新たなボトルを購入し、事なきを得た。
高山では、友人の"勝手に岐阜県観光大使"と合流。
わたしたち家族が何度も何度も飛騨高山に訪れるのは、この地にこの人がいるからと言っても過言ではない。大使がいつも魅力的な場所を紹介してくれるから、気づけばこの地が好きになってしまっていた。今回のこの旅でも、一緒に色んな所を案内しながら回ってくれた。
まずは、城山公園内にあるむさしでお昼ごはん。
城山公園には何度も来たことあるのに、そういえばこのお店には入ったことが無かった。古き良きお店で、何を食べても本当においしかった。
次に大使が運転する車に乗ってドライブ。飛騨御嶽尚子ボルダーロードへ。
この辺りは陸上選手が高地トレーニングをしているような場所でもある。標高が高くて、酸素もちょっとだけ薄い(ような気がする)。
目の前に見えるのは、乗鞍岳。
そして後ろを振り返ると御嶽山。こんなに間近で御嶽山を見たのは初めて。これが活火山なんだなぁ。
さらに車を走らせて、アルプス展望公園スカイパークへ。
ちょうど夕方頃だったので、夕暮れの陽の落ちる様子をここから見ることに。
たった10分で見える景色の表情が全然変わってくる。周りを山に囲まれた高山だからこその景色。太陽の角度によって山の様子も変わるの、見ていて面白かったなぁ。わたしが住んでいる大阪じゃなかなか見られない光景。
すっかり陽も暮れてしまったので、ホテルにチェックイン。
泊まったのは、前回の高山旅でもお世話になった、高山桜庵。
ここで荷物を置いて、娘ちゃんをお風呂に入れて、少し休憩。
そして、夕飯を食べに外出。おでんのお店、きなこへ。
https://www.instagram.com/takayama_kinaco/
突き出しのにんじんしりしりから始まり、だしのたっぷりしみこんだおでん、手作りの餃子、ポテトはノーマルと青のりの二種類盛り、焼きおにぎりのかわいいフォルム、全部全部満点だった。何を食べても本当においしくって、お店の方も優しくて。
そして、周りのお客さんもとってもあったかくって。途中で娘ちゃんがぐずぐずして泣いてしまったりもしたけれど「赤ちゃんは泣くのが仕事だから」「元気いっぱいでかわいいねぇ」とにこにこしてくださって。ありがたかったなぁ。良いお店には良いお客さんが集まるんだね。
夕飯を食べて、ホテルに戻る。ホテルではちょうど夜鳴きそばのサービスの時間だったので、せっかくならばといただくことに。
ホテル内には、さるぼぼの人形がいたるところに。ずっと見てるとだんだんかわいく思えてくる不思議。
大浴場の温泉にゆっくり浸かって温まり、お風呂上りにサービスのアイスも食べ、程よい疲労感に包まれながら就寝。
*
翌朝。ホテルの朝食バイキングからのスタート。
相変わらずここの朝食はおいしい。飛騨の名産のお料理がたくさん。朝から漬物ステーキ、飛騨牛丼、こも豆腐、鶏ちゃんと、おいしい料理を満足するまで食べた。
ホテルを後にして、迎えに来てくれた大使の車に乗り込み、今日は白山白川郷ホワイトロードへ。
標高1200メートルを超えたあたりでは紅葉が見頃。
とっても気持ちの良い景色を眺めながらお昼ごはんのおにぎりをぱくり。
デザートの笹だんごもぱくり。
どこを見渡しても絶景ばかり。ものすごい場所だった。良いドライブだったなぁ。
お次は白川郷へ。上からの景色、きれいだなぁ。「あ、ここ、ブラタモリで見たことあるやつ!」ってなった。
集落に降りていく道。木漏れ日がとっても綺麗で、思わずぱしゃり。
白川郷には数年前に一度来たことがあるくらい。なんとなく周辺をぶらぶらと歩いた「ふーん」と思いながら回った記憶がある。
今回は大使の案内付きだったので、以前は見逃していた景色なんかも見れた。
ここからの景色を写真撮るといい感じだとか、よくパンフレットの拍子を飾るのはここなんだ、とか。
海外からの観光客の方も随分たくさんいて、日本語じゃない言語が飛び交っていたりしたのもなんだか懐かしい感じ。国境が開いて、以前のような日常がかなり戻って来たんだなぁってことを実感。
集落を歩いていると、どこからともなくチェーンソーの音が。見に行ってみると、なんとかやぶき屋根の葺き替え作業をしているところに遭遇。
この乾燥させたススキたちが屋根になるの、本当にすごい。
目の前でどんどん整えられていく屋根は、ずっと見てられる職人技だった。あの作業が終われば、こんなに綺麗な屋根になるんだもんなぁ。
白川郷は、合掌造りの建物も素晴らしいなと思うんだけど、個人的にこういった合掌造りじゃない部分も良い景色だなって思う。こういう景色が見られるところってあんまりない気がするから。
集落を歩いてちょっと疲れたので、SOUTH SIDE CAFEでちょっと休憩。
かわいい店内で、オレンジジュースをいただいた。お店のスタッフさんはとってもフレンドリーな方で、娘ちゃんの相手もしてくれて嬉しかったなぁ。
再び大使の車に乗り込み、白川郷を後に。ドライブして連泊中のホテルに帰還。
本日のお部屋はダブルルーム。大きなベッドに娘ちゃんもご満悦の様子。
お部屋でちょっと休憩して、娘ちゃんをお風呂に入れて、夕食を食べに再び外へ。
この日はかる食堂で。
何を頼んでもおいしい。高山に来てから美味しい料理しか食べていない気がするなぁ。
かる食堂の次は、2軒目の馴染みのお店へ。妊娠中に訪れていたお店だったので「無事に産まれましたよ~」の報告を兼ねて顔を出すことに。
「おめでとう~」「かわいいね~」とみんなが声をかけてくれて嬉しかったなぁ。喫煙可能なお店だったのだけれど、娘ちゃんがいるのが分かると、お隣の席の方がサッとタバコをやめてくださって、その心遣いが優しいなぁって思った。やっぱり良いお店には良いお客さんが集まるんだね。
楽しい夜を過ごし、ホテルに戻って、温泉に浸かって、就寝。
*
翌朝。再びホテルの朝食バイキングからのスタート。
やっぱりここの朝食は何度食べても飽きない。
この日も飛騨牛丼、飛騨牛コロッケ、鶏ちゃん、漬物ステーキ等々、おいしい飛騨のお料理を朝からたらふく食べた。朝食バイキングって必要以上に食べすぎてしまうあるある。
2泊お世話になったホテルをチェックアウトして、最終日は高山駅周辺を散策。
まずは宮川朝市へ。
去年も同じ時期にここには来たのだけれど、去年とは比べ物にならないくらいの人の量。観光客が戻ってきた証だなぁって、なんかしみじみしちゃった。
古い町並みにもたくさんの人がいた。ここも時間帯によっては海外ツアーのお客さんが多め。
とはいえ、人が少ない時間帯だってある。
高山市内も紅葉が始まりかけ、みたいな感じだった。
ぶらぶら歩いてちょっと休憩したくなったので、喫茶とり珈琲へ。
https://www.instagram.com/toricoffee_takayama/
ここは色んな人からオススメされていたカフェなのだけれど、今まで一度も訪れたことがなかったので、せっかくならばと寄ってみた。
店内は落ち着くオシャレな雰囲気。
スタッフさんがフレンドリーで、ちょうど良い塩梅で色々とお話してくださった。
注文を済ませたら「待ち時間にどうぞ」と数独を渡された。全部解けたらポストカードがもらえるらしい。
注文したロールケーキをいただき、ホットミルクであったまり、とっても良い休憩時間になった。こんなカフェ、近所に欲しいなぁ。きっと常連になってしまいそう。
最後に地元のスーパーで、地元の食材たちをたくさん買い込み、高山駅からまた特急ひだに乗り込んで大阪にある自宅に帰った。
途中でたくさんデジタル駅スタンプも押せた。
秋の飛騨高山。2泊3日で今回も盛りだくさんの楽しい旅だったなぁ。
そんなわけで、今日もおつかれさまでした。