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ショパン: 練習曲op.25-6, 3度のエチュード 

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フレデリック・ショパンは練習曲を24曲作曲しました。
作品12, 作品25 ぞれぞれ12曲
タイプの違う練習曲で、どれも技術的に大変難しい事で知られて居ます。

特にこの3度の練習曲は難曲中の難曲で、右手は3度の音程でテンポも速く動くので、苦手である事をよく周りの同僚から耳にします。

音楽はどれも大変美しく、個人的にはショパン全曲の中で練習曲集は、Best 3に入ります。

左手
実はこの曲、左手のエチュードとも言われており、この曲を習得するカギがそこにあります。

難しい右手をいくら練習しても、なかなか弾ける様にならない。
こんな時は、左手の動きが右手と良いバランスで動いて居ない事が多く、この曲も正に左手の動きがとても重要になって来る曲です。
つまり、左右の手や腕の動きが相互に連動して自然な動きでないと上手く弾けません。

音楽的な事を言うと、左手は美しいメロディなので、右手の3度よりその美しいメロディを表現する事が大事で、そこに着目して練習するとより精度の高い演奏となります。

技術は音楽を助け 音楽は技術を助ける
と言う訳です。

芸術的演奏
「ショパンのエチュードは確かに技術的に難しいが、その技術が前に出てくる演奏は未熟で、技術を感じさせない程のそれ以上の音楽表現が出来るかどうか、美しい曲としての演奏が出来るかどうか、それが難曲と言われる謂れだ」
 ロシアの巨匠より

技術に翻弄されているうちは音楽とは呼べない、と言う事でしょうか・・

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