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オンラインヨガという提案 クミコ(ヨガインストラクター)×佐藤文香(ヨガ生徒・俳句作家)


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クミコ 
全米ヨガアライアンス取得。ポーズ、呼吸法、哲学、解剖学、アーユルヴェーダ等ヨガを幅広く学ぶ。都内中心にフリーランスのヨガインストラクターとして活動中。
ホットヨガ・常温ヨガのさまざまなレッスンを開講しているが、新型コロナウィルスの影響でスタジオでのレッスンが減っていることもあり、今回オンラインレッスン「クミヨガ オンラインを開始。

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佐藤文香(さとう・あやか)
俳句作家。ヨガ歴1年半。「クミヨガ オンライン運営お手伝い。あぐらが組めないくらい股関節がかたいため、クミコ先生のパーソナルボディメイクレッスンを受講中。


クミコのヨガとの出会い、インストラクターへの道

佐藤 緊急事態宣言下では何もやる気が出なかったんですけど、秋くらいからそろそろ何か運動したいなと。そこで、去年1年間、月に2~3回、クミコ先生のヨガのレッスンに通っていたのを思い出して。クミコ先生にオンラインで教えてもらえないかな、とご連絡してクミヨガ オンライン」が実現しました。

リモートワークで運動不足になった方や、飲み会ができなくて暇になった方などに、オンラインヨガという選択肢を提案できればいいなと思っています。
この機会にまずお聞きしたいんですが、先生はなんでヨガのインストラクターになろうと思ったんですか? 生徒として通うならともかく、インストラクターになるってけっこう勇気がいる決断のような気がして。運動が得意だった?

クミコ いや、運動は得意じゃありませんでした。学校の体育はできない人でしたね(笑)。小さいころに習い事で新体操をしたり、部活で吹奏楽をやったりはしましたが、こんなに続いたのはヨガが初めてです。
ヨガに生徒として通い始めたのも、友人と街を歩いていたら、通りかかったところにたまたまヨガのスタジオの看板があって、「ちょっと行ってみる?」みたいな軽いノリからだったんです。でもすぐに入会して、通っていくうちに、自分の体調の変化がわかりました。ヨガを始める前は体調を崩しがちで、心身ともに安定していなかったんですけど、ヨガを始めてからはそういった不調が少しずつなくなってきて。そのときのインストラクターさんも輝いて見えて、私もこういう人になりたいなと思ったのが始まりです。
インストラクターの道を選ぶことを決めてから、養成の専門学校に通って資格を取りました。学校ではポーズのことはもちろん、解剖学、哲学も学びますし、アーユルヴェーダといって季節の過ごし方ですとか、生活習慣に関わることも学んでいました。

ヨガのレッスンって? ークミヨガの場合ー

佐藤 クミコ先生のレッスンではじめにいいなと思ったのは、「今この筋肉が使えています!」とか、「ここにリンパが集まっているのでほぐしていきます」みたいなことを教えていただけるところです。ヨガといえば精神世界……みたいなイメージがあったので、こんなに体のことがわかるんだなと。

クミコ ヨガはスピリチュアルなもの、と思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、宗教がヨガの考えを取り入れているところがあるからだと思います。私自身は、体の骨とか筋肉とか、細胞とか、そういう解剖学的なところから伝えられるレッスンが一番好きですね。
具体的には、呼吸を深めて体を伸ばすようなリラックス系のものから、体の部位を引き締める、筋肉をしっかりと使うものまで、幅広いレッスンを提供しています。女性限定の「月礼拝」や「リンパマッサージ」のイベントをやったり、個人のお悩みに応じたレッスンも構成しています。

佐藤 先生は「今日は二の腕引き締め」「今日は肩こりの方に」など、毎回テーマに沿って1時間のレッスンを組み立てられていますが、どんなふうに考えていくんですか?

クミコ 解剖学的な視点から見ると、どのポーズをしてどの筋肉を使えばここに効く、ここが引き締まる、という構造がわかるので、それに基づいて考えます。あとは、お客様の状態を見て、その方ができることを選びながらポーズを構成しています。最初は必ず呼吸から入って、あぐらでもできるようなポーズから、ちょっとずつ体を温めていきますので、どんな方でもできるかなと思います。

佐藤 途中で自分にはできない動きが入ることもありますが、負担軽減のポーズがあるので安心です。

クミコ それぞれのポーズに、前に進んでいく方法と、ひとつ前に戻る軽減法とが必ずあるので、そのポーズをしている方が一番快適にできるようなお声がけを心がけています

佐藤 声かけといえば、「呼吸!」って言ってもらうと、あ、呼吸してなかった、と。いや、してはいるんですが(笑)。普段こんなに呼吸に気を使っていないんだなというのが、ヨガをやってみて初めてわかりましたね。

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クミコ 日常生活では、呼吸はなかなか意識できないですよね。私もヨガを始めるまでは呼吸について考えたことがありませんでしたが、ヨガをしているときは自分だけの時間だと思って、自分の体を大切に、呼吸をするようにしています。呼吸が深くなると、体が軽くなってきます。

姿勢や呼吸を意識しなおす頻度を上げる

佐藤 あと、先生がおっしゃった言葉で印象的だったのは、猫背になってしまうことは生活の中で起こりうるが、それはしょうがない、大事なのは気がついたときに背筋を意識しなおすことです、ということ。常に意識するのは難しいしストレスがかかるけれど、思い出す頻度を上げることはできてくるし、さっき意識し直せたな、と感じることだけでも自信になったりします。最近はバスで立っているときに、姿勢に気をつけたり、ゆっくり息をしてみたりするようになりました。

クミコ 素晴らしいですね。意識することの積み重ねで体が変わってくると思います。
バスや電車が急停車したときに、ふっ!っと体幹を使って安定できる、といったことからも体の変化がわかるので(笑)、私は電車でも体幹を意識して立っています。

佐藤 立ち方のクラスのときに、足の裏の3点を意識して、というのも習ったじゃないですか。あれなんでしたっけ。

クミコ 母趾球(親指の付け根)と小趾球(小指の付け根)とかかとの3点ですね。

佐藤 自分はO脚で、足の外側にばっかり重さがかかってたみたいなんです。この3点のことを教えてもらってから、母趾球にも重心を載せるように気をつけて立つようにしています。

クミコ O脚の方は内腿を意識するとだんだん改善していくので、ぜひ意識を保ってください!

佐藤 私がヨガのレッスンを受けるのはだいたい週に1回なんですけど、継続してレッスンを受けることで、体を意識する機会が増えてきました。
続けているとだんだんポーズを覚えられるのも楽しいです。はじめのころはポーズをとるだけで精一杯だったのが、最近は「ダウンドッグ」「キャットストレッチ」と言われるだけで、「あ、この動きね」と思ってできるようになってきて、自分の体により意識を向けられるようになりました。わかりにくいポーズのときには、先生がさきにやって見せてくれるので、「あ、このかたちなのか」と思ってできるのもいいなと思っています。

クミコ 初めたばっかりの方だと、ポーズがなんなのかもわからなくて疲れちゃったりもするんですけど、そこでめげないでぜひ続けてほしいなと思います。

オンラインヨガのよさ

佐藤 オンラインだと、北海道の人でも鹿児島の人でもクミコ先生のレッスンが受けられるというのがいいところです。参加者はミュートにするので、お子さんがいらっしゃる方でも参加できますし。

クミコ 遠くの方や、家から出にくい方ともつながれるのは嬉しいですね。

今はピラティスの資格の勉強をしていて、生活面・食事面からもアドバイスできるボディメイクインストラクターの資格も取得中なので、ちゃんと資格が取れたら、そういったレッスンも開催していきたいと思っています。

佐藤 あ、ヨガとピラティスってどう違うんですか?

クミコ 目的が違いますね。ヨガは体をとおして心を整える、最終目的が心の方なんですけど、ピラティスは筋骨格を重視したアライメントになります。私はヨガの場合でも筋肉や骨の位置を大事にしたレッスンを心がけているのでけっこう似ていますが(笑)、最終的な目標の違いがあるので、ヨガのためにピラティスを取り入れるという方も多いですね。

佐藤 たしかに、以前ピラティスのレッスンも受講したことがありますが、ヨガよりアクティブでパワフルなかんじがしました。

クミコ もしかすると初めての方はヨガの方が始めやすいかもしれません。

佐藤 また、スタジオに行けば先生に直接見てもらえるというよさがあるんですが、オンラインはオンラインで、家にいさえすればいいから、着替えて化粧してウェア持って、みたいなのがいらないのがいいですね。クミヨガでは、体つきを見られるのが恥ずかしいという方はビデオオフで参加も可能ですし、ビデオオンにすれば、先生に姿勢を見てもらえる時間もあります。

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こんな方はぜひ! ヨガをやってみてほしい人

佐藤 ふだん言葉に関わる仕事を自分がしていて、俳句や文学に使う語彙に親しんでいるんですけど、ヨガの語彙、というものがありますよね。筋肉の名前とかは、俳句やってたらなかなか出てこない(笑)。たとえばお尻を引き締めたいときだったら、何筋を動かすんでしたっけ。

クミコ お尻はお尻自体が筋肉なので(笑)、股関節を動かすことでお尻の筋肉である大臀筋・中臀筋・小臀筋に効いてきます。

佐藤 そう、中臀筋! 鎖骨や腹筋くらいだと、それを詠んだ俳句もけっこうあるんですが、中臀筋俳句はあんまりない(笑)。言葉が好きな人間からすると、ジャンル違いの語彙に触れられるというのは新鮮で、そこからインスピレーションが湧いたりすることもあるから、そういう意味でもリフレッシュになるし、世界がひとつ広がるかんじがしますね。運動不足だから運動しなきゃ、みたいな義務感じゃなくって、知的好奇心が満たされます

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あと、単純に一人でやるより誰かとやった方がモチベーションが保てるというのもあります。終わったあとに少し感想も言えますし。
こういう点から、私は自分の俳句の友人にクミヨガをおすすめしているのですが(笑)、ほかにこんな人におすすめというのはありますか?

クミコ 運動不足の方ももちろんですし、ふだん運動されている方は体のメンテナンスやパフォーマンスの向上につながります。とくに体がかたい人は効果が現れるのが早いですね。あとは、呼吸が浅いと感じる方には、ぜひやってほしいなと思います。

佐藤 とにかく元気になりたい、という方にもおすすめしたいです。クミコ先生はキラキラしているだけでなく誰にでも優しいし、声に癒し効果もあって(笑)、いつもパワーをもらえます。性別、年齢問わずご参加いただけますので、この記事をご覧くださったみなさんも、ぜひ一度試してみてください!

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