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自宅療養だと誰も幸せにならない話

我が家の2才のダウン症児、先週末に体調を崩してからずーっと体調が悪く、自宅療養をされておられましたとさ。気温がぐぐっと下がったある日から鼻水とコンコンと咳をし始めて、三種の神器の一つメルシーポットが手放せなくなり、そこからあっという間に呼吸がゼロゼロ言うように。保育園でRSウィルスが流行っていたので速攻病院に連れて行くも、RSウィルスはこんなもんじゃないから大丈夫、と言われ。え、これよりひどいなんてRSやば。たかが風邪だろうとも、我が家にはインパクト十分で毎晩彼は熟睡できず、夜22:00ごろから泣いて起きては、「ねむい~」、寝かせると「つらい~」とぐずりまくる日々。夜22:00に起き始めて抱っこしてあやし、お互い意識が遠のきそうな1~2時くらいにそっとベットに置いた瞬間、「置くなやー!」と再度泣きじゃくる。今までの寝かしつけは何だったんだ、という衝撃で意識がよりいっそう遠のきそうになる2時ごろ。お互い疲れのあまりに寝静まる2時間。そしてまた4時ごろから泣きじゃくる、を繰り返す中でも日常生活はちゃんと正しく時間通りにやってくるもので。毎日、ほぼ意識を吹っ飛ばしながらも仕事に家事にとアクセクする。そしてだいぶ良くなってきた先週末。

それでもまだ保育園には行けないので最後の自宅療養期間。これはこれでなかなか悲劇的なことになる。本人はもはや結構元気なので、昼寝をして起きた後なんてこりゃもうすっきーり爽快、顔を変えたばかりのアンパンマンのごとく、充電満タン直後のガーガー吸い込む掃除機のように、ギャンギャンテンションが爆上がり。こちとら仕事をしているわけで、机の上で仕事をしていると、足元に絡みついてこちらを見上げて両手をグリコのように掲げて抱っこをせびってこられる。ごめんねーとソフトに無視すると、可愛げとは対極の深く強くドスの聞いた声を上げて「不満じゃ!」と伝えてきた・・かと思ったその直後、人のおみ足にガブリとかみつき、むんずと噛んで左右にブンブン振り始める。この痛いことったら。。それが嫌なので、今度はリビングの地面に座ってソファにPCをおいてカタカタ仕事をすることに。同じ目線なら噛まれないし、ちょっと片手間におもちゃをフリフリしていればOKなはず。
が、たー坊先生は、あれやって、これで遊ぼ、とひょこひょこやってきては好きなものをこちらに献上してこられる。1に絵本、2に絵本、3にも絵本。そして容赦なく、絵本の角を思い切りこちらの足の上に落としてこられる。噛まれても地獄、角を落とされても地獄状態。あとでね、と頭をなでなでしようものなら、キーキー、うにゃうにゃ、そして最後はギャンギャン泣きまくる。全く仕事が手につかない。クライアントとのアポも入れられないし、転職やキャリアについて相談に来られる個人の方ともお話ができない。日中に入れられないから必然と夜20:30とか21:30とかになるのだが、実はかえってそれが個人の方からは仕事終わってからでありがたいと心底感謝されたりする。

そんな自宅療養期間が終わった今日、たー坊先生はようやく元気に登園していきましたとさ。待ちに待った保育園の日。本人よりも親の方がよっぽど不慣れになってしまい、登園時間ギリギリで家をでる羽目に。たー防先生にはとりあえず、「急いで靴下と上着を着てね」と渡して待機させてこちらは外で自転車カバーを外したり、カギを指して出発準備。そしてフウフウ言いながら我がダウン症ボーイを見ると・・なんということでしょう。渡した靴下をちゃんと両足に履いているではありませんか。えっ、てか自分で履けるの!?いつから?!まさか旦那さんが履かせたんだろうか・・そしてなぜか渡した上着まで両腕のところに両足が嵌まっていた。何まさか、足をはめるブーム到来!?興奮冷めやらぬ、著しい成長にちょちょ切れんばかりの涙が溢れそうになるが、ぐっとこらえてとにかく保育園へ猛ダッシュ。

登園したら人っ子一人いない。あれ、と思って気づいた。そうだ、たー坊先生が休んでいる間に3名がRSにかかり、1名がヒトメタニューモにかかっていたのだ。たー坊先生は久々の保育園にちょっと人見知りをしながら登園していった。大丈夫かな?と不安になったのも束の間。午後の連絡帳で発覚した。やはり、足をはめるブーム到来中らしい。明日も要観察だな。

まさかおむつを両足ひとつ穴でいくとは!


どうしてそうなる!?・・やわらかい。


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