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スポーツジムで身体を壊す理由

生まれて初めて、スポーツジムのトレーニングマシーン体験をした。


実は、ほんの少しだけジムにかよってヨガクラスに参加したり、スイミングに挑戦したことはあったのだけれど、その当時はトレーニングマシーンの敷居が高くて、触れることすらしなかった。

今回、たまたま貸し切りでトレーナーさんを独り占めできる機会があり、トレーニングマシーンデビューをしてみた。


もう、遊園地のアトラクション気分で

ヽ(=´▽`=)ノ

こんな感じで片っ端から試します。


ちょっとでへばるもの、そこそこやれるもの。
自分の身体の、得意な部位や弱い部位がわかり、とても面白い。


苦手だと思っていた背筋が、実は得意だったり、苦手だと思っていた上腕二頭筋が、やっぱり苦手だったり(笑)


ひと通りのマシーンを体験してみたら、あらビックリ。
姿勢が、ものすごく綺麗に整っているではありませんか(✽ ゚д゚ ✽)

普段動かさないような筋肉も動かしたからなのか。
スッと身体が心地よく上に伸びていて、感動。

トレーナーさんにも、始める前とは姿勢が明らかに変化していると教えてもらいました。

ヽ(=´▽`=)ノやった!


マシーンには、身体のどの部位に作用するのか説明書きがあり、目安となる回数や重さも記載されていました。

それを眺めながら、ふと思い出したことが。


たまに、ジムでトレーニングをやりすぎた結果、身体を壊した。腰を痛めた、と聞くことがあります。
ジム未経験だった私は、鍛えに行くのに何故壊してしまうのかが不思議だったのですが、実際に体験してみてなんとなく気が付きました。


マシーンの説明書を見ていると、その通りにやりたくなる。
使い方はむしろ、その通りにやらなければ危ないためそれで良いのですが、目安となる重さや回数についても、そうしなければと思ってしまう。


トレーニングマシーンを使用してみてわかったのは、重さも回数も、自分自身の身体と綿密に相談しながらやらないと危険だというもの。

プロのトレーナーさんがついてくれるとはいえ、各個人の身体の具合は、他の人にはわからないもの。
統計的に大丈夫だからといって、自分も大丈夫とは限らない。

トレーナーさんは、経験則から統計的な目安をもとに指導してくれるけれど、今しているこのトレーニングが自分にとってどれくらいの負荷なのかは、自分の身体に聞かないとわからない。


マシーンの重りを変えてみたり、動きの回数を重ねたりしていると、身体から

イヤモウコノヘンデ

的な声が聞こえてくる。
これ以上続けたら壊れるよと、身体が教えてくれる瞬間がありました。


そこでサッとやめることで、効果的に筋肉が作られる。
でも、頑張って続けてしまったら恐らく、身体は壊れかけて修復が必要になってしまう。

頑張れば頑張っただけ成果が現れる。身体を鍛えられる、と思って無理をしてしまうと、負荷に耐えきれなくなった身体は壊れてしまう。

ジムで身体を壊してしまう人は、恐らくものすごく頑張って努力を惜しまない人なのだろう。
そして、すごく頑張ったのに、目指していたのとは逆の結果が目の前に現れてしまう。


そんなとき。
壊れた身体をいたわりながら、試しに思ってみてほしい。

頑張って無理して望みと逆の結果が出たというのなら。
頑張らず無理をやめたら、望む結果がでるのではないか、と。



そんなことありえない。
怠けていい結果が出るわけがない。


そう感じると思うけれど、壊れた身体はあなたに訴えている。

あなたには、あなたに合う匙加減、あなたに合う頃合いがあるんだと。


モウコノヘンデ


と、身体は教えてくれている。
マシーンの説明書の目安ではなく、自分の身体の目安を知る。

それは、とてもマシーンに書かれたものには及ばないほど、ショボい回数かもしれない。


目安に15回と書かれていても、自分は5回で身体の要望に沿って止めてみる。

自分にとっては5回でも、もしかしたら他の人の15回の効果を得られているのかもしれないと思えばどうだろう。


自分にとっての最適解は、他の人よりおとっているとかすぐれているとか、そんなものでは計り知れないほど精密な感覚で得られるものなんだと思った。

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