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雑記

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#読書

2021.1.29~2.4

2021.1.29~2.4

2021.1.30 間が悪い人、と思っていたけど、間が悪かったのは私の方だった。

2021.2.1 「フィッシュアンドチップスの歴史」を読んで、フッシュアンドチップスが食べたくなってきた。個人的なハイライトは、フィッシュアンドチップスの歴史について著者が新説を唱えたところ、英国の伝統を侮辱するとかで、右翼に攻撃されたというところ。

2021.2.2 都会で生きることにおけるとてつもない非持続可

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2021.1.22~28

2021.1.22 恥の感覚は、なぜこうも人を悩ませるのだろうか。自分自身にとって問題であるだけで、結局他人から見たら大したことではないのに、恥は他者があるからこそ恥なのであり、毎日恥を重ね、小さな恥を思い出して小さく叫びたくなる気持ちを抑え、さらなる恥で昔の恥を忘れようとする。自分を客観視する能力が理性であるならば、理性と本能の間が恥かもしれない。

2021.1.23 形而上的二日酔いに苦しむ

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2021.1.8~2021.1.14

2021.1.8 ずいぶん寒い。日本海側や北の方では大雪が降っている。太平洋に面したこのまちでも雪の気配が混じった匂いがする。

2021.1.9 アガサ・クリスティ「オリエント急行の殺人」読了。

2021.1.11 「地下鉄道」読了。

2021.1.12 全国的に雪の予報。ここは雨。仕事が忙しく、本を読む時間が取れない。

2021.1.14 帰京(上京?)。開高健「青い月曜日」が第一部を読

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2021.1.15~2021.1.21

2021.1.15 開高健の文章に打ちのめされる。この表現力、筆力、どのように培われたのか。文字通り1ページ進む事に(いや、一行毎か)打ちのめされる。

2021.1.16 暖かい一日。東京に戻ってきて初めての散歩。ひたすら歩く。気まぐれに坂口安吾「堕落論」を購入。

2021.1.18 朝、小雪がちらついていたような気がした。

2021.1.21 仕事のために読まなくてはいけない本を2冊ほど読

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2021.1.1~2021.1.7

2021.1.1 朝井まかて「類」読了。森茉莉のエッセイは読んだことがあったけれど、森鴎外の茉莉以外の子どもたちに触れるのは初めてだ。類と杏奴は亡くなる前に和解したのだろうか?

2021.1.2 近所の神社に初詣。

2021.1.3 コルソン・ホワイトヘッド「地下鉄道」を読み始める。翻訳物は翻訳調になれるまでに時間がかかる上に、元の文章はなんだったのか推測するために文章を分解して読んでしまう。

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2020.12.29-31

2020.12.29 岡真理「彼女の「正しい」名前とは何か 第三世界フェミニズムの思想」(新装版)を読み始める。書くこと、他者を語ることの支配性について、気付かされる。

2020.12.30 高校時代の友人たちとオンラインでおしゃべり。数年ぶりに言葉をかわした友人もおり、近況を共有。卒業して10年はたっているのにみんな見た目はあまり変わっていないね、と笑いあう。

2020.12.31 大晦日。

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2020/12/24~28

2020/12/24~28

2020年12月24日曇り。家から出ていないので、外の気温はよくわからない。こたつで仕事をしながらバッハの無伴奏チェロ組曲5を聴く。つい、仕事のほうをし「ながら」と書いてしまった。

2020年12月25日クリスマス。午前中は仕事。午後は高校時代の恩師に会いに行く。クリスマスといえば、フランスのPatapanという曲が毎年聴きたくなる。明日は土曜日。

2020年12月26日。夕方友達とお茶しなが

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(Que sçay-je?)

坪内祐三の「酒中日記」を読む。何かの雑誌で、とある作家が紹介していたのを見て、近所の図書館で借りる。

坪内祐三が今年1月に亡くなっていたこともこの本を読んでから知った。

「酒中日記」は、坪内祐三氏が、何を、どこで、誰と飲んだかということに日常の出来事を少しずつ描写しているだけ(日記だからね)、しかし、これが面白い。

昔はエッセイというジャンルの文章はほとんど読まなかった。大学生になってから読

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「その瞬間」を作り出す装置

「その瞬間」を作り出す装置

*これは陣野俊史「世界史の中のフクシマ」(2012)の読書感想文です。
*とあるライブで狐火さんというラッパーのPoetry Readingに触れて、とても感動して調べていたら、この本にたどり着きました。

仕事や家族、様々な個人的な出来事に追われながら日々生活していると、社会的にとても重要だけれど「自分の生活からは一見遠い」ところで起きている出来事と向き合う時間は少ない。環境問題、貧困、ジェンダ

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