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2020/12/24~28

2020年12月24日曇り。家から出ていないので、外の気温はよくわからない。こたつで仕事をしながらバッハの無伴奏チェロ組曲5を聴く。つい、仕事のほうをし「ながら」と書いてしまった。

2020年12月25日クリスマス。午前中は仕事。午後は高校時代の恩師に会いに行く。クリスマスといえば、フランスのPatapanという曲が毎年聴きたくなる。明日は土曜日。

2020年12月26日。夕方友達とお茶しながら時事問題について話す。普段使っている言葉の定義が、お互い大幅に違うことに気づきながらもあえて擦り合わせず。
このところ立て続けに伊岡瞬の小説を読む。「不審者」、「いつか、虹の向こうへ」、「教室に雨は降らない」、「本性」の4冊。「教室〜」と「いつか〜」が面白かった。後者は主人公のキャラクター設定になんとなく違和感があった。が、「本性」を読んで少し見方が変わった。
「本性」では沙帆里の旦那の死の顛末が、彼女の視点からしか描かれておらず、彼女の本性の方は話が進むにつれて(過去のことも含めて)明らかになってきた面もあり、「いつか〜」の方も(とくに主人公の家族との関係の部分で)主人公があえて語らなかった部分もあるとすれば、それが違和感の原因だったのかもしれない。視点といえば、篠田節子の「鏡の背面」で描かれる視点の違い、男性による女性蔑視、女性の中の女性蔑視(もしくは男性的視点を無意識的に刷り込まれている女性の視線)を炙り出している作品がある。あれも大変印象的な作品。

2020年12月28日。昨日はこちらに日記を書かなかった。年内の出勤日は今日が最後だが、明日一つだけ会議があり。年末年始だからといって仕事が「おさまる」わけでもなく、小休止が入るだけというところ。去年今年、貫く棒の如きもの。年末年始の父の口癖。


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