客観性の定義について『はじめての科学哲学』が教えてくれること
八木沢敬著『はじめての科学哲学』を読みだしたものの、最初の章からどうも気乗りしない…がしかし、ちょっとしんどいなと思いつつ読み進めていたら中盤以降に面白い記載があったので結果的にはいい読書体験になった。
以下、節タイトルとともに気になる箇所をピックアップして紹介したい。
自然は急に変わらない:自然の斉一性「絶対時間」や「絶対空間」といった、いかめしい言葉をつかうことなくスマートに同様の表現ができる「時空の斉一性」という概念。これまで「斉一性」を使う表現といえば「自然の斉一