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単位元に関する「複素効理論」の誤り
「本を出版することは、誤りを犯すことだ」
本に誤りはつきものです。誤字脱字はもとより、重要なコンセプト上の間違いをきっちり印刷物として残してしまうことも。
複素効理論『僕は偽薬を売ることにした』では、「複素効理論」を提唱しています。
複素効理論は、以下の目的で提唱するものです。
- プラセボ効果を説明すること
- プラセボ効果を医療応用すること
こうした目的を達成するためには、説明につい
科学の本質論はプラセボ効果を理解する鍵になる
プラセボ効果に関する研究が世界中で実施されています。
研究のほとんどは、プラセボ効果と呼べる現象が、どのような環境で、どの程度生じるものかを検証しています。
プラセボ効果という現象についての科学的な主張は、今後ますます増えるでしょう。
- プラセボの投与により、持久走の成績が向上した
- オープンラベル・プラセボにより、炎症性腸疾患の症状が軽減した
- 治験においてプラセボ効果が増強している
「高次元科学への誘い」と複素効理論
2019年5月に公表された「高次元科学への誘い」。Preferred Networks所属の丸山宏さんが書いたこのブログ記事に関する理解を深める上で、『僕は偽薬を売ることにした』は格好の副読本になるのかなと勝手に考えています。
なぜなら本書は、「科学にとって次元とは何か?」を考えた書籍でもあるからです。
複素効理論『僕は偽薬を売ることにした』で提示する複素効理論は、一見してそう思われる以上に怪
『僕は偽薬を売ることにした』でプラセボ効果論に新展開を
プラセボ効果ってなんだ?
そうした素朴な疑問に対して新たな視点を提供することが『僕は偽薬を売ることにした』(国書刊行会)の目的の一つです。
そして、読後の感想は次のようなものかもしれません。
プラセボ効果って、一体全体なんなんだ???
プラセボ効果の本質論読者あるいは読者候補に対して言い訳するのもどうかと思いますが、『僕は偽薬を売ることにした』はプラセボ効果に関する最終回答ではありません。
複素効理論と公理的漫才論
僕は偽薬を売ることにした』(国書刊行会)では、「複素効理論」を提唱しています。読みは「ふくそこうりろん」。
一見して怪しげなこの理論を一言で表現するならば、「数学における複素数という概念を薬効理論に導入したもの」ですが、実際にどのような評価を受けるのかは分かりません。
しかし、この理論に期するところは明白です。
チリンチリン。
複素効理論に著者として期待するのは、まさしく「チリンチリン」な
『僕は偽薬を売ることにした』
2019年7月、国書刊行会より『僕は偽薬を売ることにした』を刊行しました。
- プラセボ製薬株式会社の創業エピソード
- プラセボ効果の新しい解釈
- 無効性という効かない偽薬の価値
そんなあれこれを書いています。
紙の単行本に加え、Kindle版もあります。お楽しみいただければ幸いです。
各種メディアでもご紹介いただきました。
新聞産経新聞 2019年8月25日朝刊
【聞きたい。】水口
無を通じて実から虚を覗く『僕は偽薬を売ることにした』
『僕は偽薬を売ることにした』執筆中、虚構新聞さんの興味深いお詫び記事に触れました。
「ジョン・ケージ「4分33秒」トリビュート盤発売が決定」についてお詫び
虚構新聞(2019.01.18)
実に面白い。
虚構新聞虚構新聞は、虚構新聞社が運営するWebメディア。虚構世界の現実を伝えることを目的としているそうです。
虚構世界の現実「虚構世界の現実」とは、どういったものでしょうか。虚構新聞サイト