アワポン

アンスクーリング、ホリスティックな視点からの語源(エシモロジー)について、占星術、その…

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アンスクーリング、ホリスティックな視点からの語源(エシモロジー)について、占星術、その他いろいろ散らかりながらここに載せていきます。私の中でこれらのテーマはすべて切り離すことはできず、生きた物語としてからまりあっているのですけれど、気に入ったカテゴリーのみを読むのも大歓迎です。

マガジン

  • キネシスからエネルゲイアへ

    2018年にキンドル、カクヨムで公開していたものに、少し手を加えたり加えなかったりして再公開していきます。

  • キネシスからエネルゲイアへ【各論】

    こちらは、具体例、いろいろな元型イメージの実例、をいろいろ突っ込んでいきたいと思っています。ホメオパシーのレメディについての解説になることも多いと思いますが、語源おっかけ、なものもいろいろ入れていきます。

  • つなぎめ、のエピソード

    カテゴライズしにくいけれど、総てに通じるテーマの記事はここに。

  • 占星術関係

    過去ブログ抜粋、星とミネラルなど、星関係の走り書きはここに。

  • ホリスティック・エシモロジーたち

    言葉を解くことは、癒すことでもある。語源を追えばすべてがわかる。

最近の記事

りんごを解けば

迷い込んだ先は・・・ 「とりあえず、ここに来て」 とメモを渡されてから、もう3ヶ月はたっている。書かれている店の名前で検索をしてもまったく情報がない。ほんとうに存在するのだろうか。信用できないな、と思いながらも、なぜか足は迷いなく、そちらへ向かおうとしている。メモだけを手掛かりに、書いてある駅で降りた。埃っぽさと、生臭くすえたような臭いが満ちているのはよくあるにぎやかな街の風景。のびきったゴムのような、暑くてすべてのやる気を失うような日差しに照らされながら、とりあえず僕は店

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    • デ・キリコの瞑想

      念願の、東京都美術館で開催中の、デ・キリコ展に行ってきました。 若い頃は、明るいのに虚無感にあふれた世界観が好きで、図書室においてある大きな画集を広げて見入っていた記憶があります。 当時は、その明るい虚しさが、ぬるま湯のように優しくて、ある種心の支えのように思っていたけれど、今は、そのようには思えなくなっている。 その、昔と違う感想というか、ものすごく彼らしいな、と思った絵がこちら。絵はがき買ってきたので乗せます。 これが、瞑想というタイトルだとは。。 わたしにとって

      • 新刊についてちょこっと。

        先日の文学フリマで販売した、セルフケアのためのキッチン錬金術1巻、を実験的にnoteの有料機能を使って配布をはじめました。 無料で読めるエリアを大幅に増やしたのでこの機会にぜひ(24.06.15)。 2巻では、さらに具体的にいろいろな植物や鉱物とサイン、天体、人体との関係性を、相関関係がわかるように丁寧に追いたいと思っています。 どうしてこんな意味不明な切り口(いったい何ジャンルと呼べばいいかもはやわからない)でまとめはじめたのか、、自分でもわからないのだけど、 わたしに

        • セルフケアのためのキッチン錬金術 1巻

          はじめに占星術含めたオカルトに関心がありつつ、自然のメカニズムにも地続きで関心があるという人は少ないように思う。性格占いや毎日の運勢ランキングなどを楽しんだとしても、それが野菜の生育や人間の心身にどう有機的に関連してくるか、を考えることは、どちらかというとタブーなのかもしれない。そもそもオカルトとされている理論たちは、一般人がカジュアルに用いるものではなく、一部の特殊な立場の方たちが、国家のために命をかけて算出したり、製鉄に代表される工業社会においての実用的な技術として活用

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        りんごを解けば

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        マガジン

        • キネシスからエネルゲイアへ
          18本
        • キネシスからエネルゲイアへ【各論】
          10本
        • つなぎめ、のエピソード
          3本
        • 占星術関係
          5本
        • ホリスティック・エシモロジーたち
          4本
        • アンスクーリング・ホームスクーリング関係
          16本

        記事

          隠された鶴と亀

          別件で調べ物をしていた結果、ひょんなことから気づいてしまってとても気になったので、メモがてら書き残しておこうと思う。 横浜に、小机、という駅がある。 ここは、もともと小机城があったところだとされているのだが、 このお城の経緯も曖昧な感じでよくわからない。北条氏が絡んだのは、わりとあとになってからで、もともとはいつ頃築城されてどんなものだったのか、ということが結構謎なのだ。 小さい机、、あまり地名になりやすい名称ではないので、ずっと何かの当て字だろうな、なんか違和感があるな

          隠された鶴と亀

          生命の美(beau)は、罪なのか?ボーはおそれている、感想など

          やっとこさ、アリ・アスター監督の最新作、Beau is afraid (ボーはおそれている)を観てきました。 いつもの通り、ネタバレありなので、見に行く予定がある方は、見てからお越しください。 既に素晴らしい考察や感想がたくさんあがっているので、私があえて書く意味があるとすればなんだろう、というあたりに絞って書こうと思うのですが、、 アリアスター監督の作品は、通底して「罪悪感と義務感」が凄くテーマになっていると思う。 そしてこれらは、ユダヤの世界観=工業的な貨幣経済社会 

          生命の美(beau)は、罪なのか?ボーはおそれている、感想など

          湿度とトーンポリシング(2)

          家族の中でアンタッチャブルで言語化できないままにされていることは、そのまま国家レベルでも相似形で起こっている、というのは、家族と国家は共謀する、の信田さよ子先生の説だ。 イエは国家のミニチュア、というパワーワードよ。。。 心理学というものも、基本的には胡散臭い。 もともとシャーマニズム的に、広く深い世界であったもののうち、社会において為政者に都合が良い人民コントロール術の部分だけが、恣意的に借用され、換骨堕胎され、アカデミックに権威付けされたものが精神医療だ。 だから必然

          湿度とトーンポリシング(2)

          湿度とトーンポリシング

          こんにちは。 冥王星がやぎ座から水瓶座へ移ろうとしており、 世の中でもそれに連動した大きな切り替わりが来ているな、と感じる今日この頃です。 さて、今日のテーマは湿度とトーンポリシングです。 トーンポリシング、という言葉をご存じの方は少ないかもしれません。 直訳すると、「口調や声色を規制する」という意味ですが、これではちょっとわかりにくい。 たとえば、AがBに対して、約束を守らなかったり、嘘をついたり、Bが大事にしていることを踏みにじるような酷い行為をしたとします。そのこと

          湿度とトーンポリシング

          ホラーの持つ意味

          久しぶりの更新となってしまいました。 11月11日の文学フリマ東京に出店し、新作フィクション(?)を出したのでこちらでもお知らせしておきます。 現在minneでそーっと販売してますので、ホラー描写が大丈夫なほっこり好きな人(かなり限定的な読者層だと思う..)は良かったらぜひ。 同じタイトルで、note内でも論考を雑に提示してますが、ベースはまあそうなのだけど、もっとファンタジックな内容に仕上げてます。まあ、グロさは通奏低音でございます。。。 で、ホラーについて。 私、若

          ホラーの持つ意味

          会話の重力・無重力(2)

          (1)の続き。 先日、昔から大好きな某東欧アニメの版元さんを訪れた。 私がチェコを訪れたことがあると言ったこともあって、話が盛り上がって3時間半くらい、いろいろな話を怒涛のようにお聞かせくださって、とても楽しかった。 私自身、20歳の頃に強烈に影響を受けた、ヤン・シュバンクマイエル。その彼に実際に何度もお会いになって、おうちを訪ねたり共に食事をしたりしている社長のエピソードは、作品のぶっとんだものよりもさらに斜め上をいく凄まじさであった(ここでは書けない、、、興味がある方

          会話の重力・無重力(2)

          会話の重力・無重力

          子育てエッセイ漫画の内容が、時々twitter(X)で回ってくるのだけど、ちょっとひっかかったものがあったのでメモしておきたい。 だいぶ話題が下火になったけど、例のうどんとラーメンの漫画。 この、弟君が、うどんの写真をラーメンと間違えていることを、姉によって一見とても正当な手順を踏んでなされている「指摘」。これ、学校で先生が生徒に、あるいは親が子どもに、息をするように行っている指摘手順。姉は、まだ子どもであっても、しっかりその型を体得し、早速自分より弱い弟へお披露目してい

          会話の重力・無重力

          見えない果実(2)

          果実。このシンボルをいちばん深いところまで追えば、物事の核心に迫ってしまう。 (果実についてはnoteでも過去いくつか書いているので良かったら検索してください)。 果実を貪るということのいちばん極まった風景は、人が人を喰らうということだ。これは昔から神話や民話、地域伝承や宗教儀式などでたびたびでてくる風景である。アメリカで公開されたばかりのサウンド・オブ・フリーダムという映画も、このテーマと切っても切り離せないだろう。 では、そのまったく反対の風景はどんなものだろう?

          見えない果実(2)

          見えない果実(1)

          「ねえ、今日の店ではどれくらい焼くつもり?お店の人には、自己責任で(なら自由)って言われてるんだけど」。 連休のまんなかの、横浜中華街へ向かう電車の中。久しぶりに再会したであろう、家族っぽい人たちがどうやらユッケのようなものを食べにでかけるらしい場面に遭遇した。平日は一所懸命、それぞれに外で働いている中、久しぶりに再会し、美味しいものを共にわかちあう大切なプライベートといったところだろう。検索した店のメニューの画像を眺めながら、駅に着くまでずっと、ああでもないこうでもない、

          見えない果実(1)

          自然のおきて

          ミイラ取りがミイラになってしまうと、元も子もない。 ないんだけど、私自身が、ほとんどそうなりかけてて、ぎりぎりのところで、本来の在り方にぐぐっと戻ってこようとしてる。 その歪んだ方に、かなり無理して合わせてたので、その揺り戻しというか好転反応がいろいろ酷い。 しみじみ、自分による反復継続(月)のもたらす力は凄まじい。 正常化のきっかけは、方位取りだ。 ここでも、最近旅に出るたびに記事をUPしている。その積み重ねあっての、今回の引越しとなった。 方位についてもたくさん書きた

          自然のおきて

          真綿。

          シルク製品が好き、というと、ビーガンなみなさまに怒られるだろう。わたしは革製品を使うこともNGにしていないので、肉や魚を食べはしないけど、VEGANではないなあとしみじみ思うのだ。 ビーガンのライフスタイルは、かなりわたしの生活に近いので(そんなに卵や乳製品を取るわけではないので、食事の面からみるとかなりビーガンに近い)、仲良くできそうなものなのだけれども、思想的な面でかなり違う。 ただでさえ人数が少ない菜食界隈、仲良くやればいいのだろうけれども、やっぱりいろいろ大事にし

          二元論と愛

          秋の文学フリマ東京に出店することに決めました。前回はコロナ前だったのでどれくらいぶりだろう、、3回目なんだけども、浦島太郎な気分です。 詳しくは追ってまた告知します。 締め切りを設定しないといつまでも書き散らしているものが散らかったままなので、設定してみたのだけど、どうやってまとめていこう、、 というわけで、久しぶりにちゃんと読めていなかった、インドのホメオパス、Rajan Sankaran の本を取り出してきてちまちま読んでいる。 今日はその中から、ホリスティックな世

          二元論と愛