アヴァンギャルド

「現代の"アヴァンギャルド"(実験的、革新的な作品や人々)とは、な…

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「現代の"アヴァンギャルド"(実験的、革新的な作品や人々)とは、なにか。」を探求するWebメディアです。コラムやインタビュー、イベントレポートなどを発信していきます。

マガジン

  • アヴァンギャルドな開発日誌

    webメディア『アヴァンギャルド』の制作の裏側にゆるく迫る企画です。毎週土曜日に配信。

  • インタビュー

    様々な分野のアーティスト(表現者)たちのアクションとそこに込めた想いに迫ります。

  • マツリゴト OSAKA 2020 The Forum

    2020年10月31日(土)に大阪市中央公会堂において開催された「マツリゴト OSAKA 2020 The Forum」についてのレポートをお届けします。 このイベントは一般社団法人UMFが主催し、いわゆる大阪都構想住民投票の投票率を向上を目指し、開催されました。 Dialogue.1では「わたしと社会」と題し、自分自身と社会との関わりについて『社会課題×エンターテインメント』の具体例を挙げながら参加者ひとりひとりが理解を深め、行動を起こすキッカケ作りを目指し、社会課題の解決に取り組む起業家とともに話し合いました。 Dialogue.2では「わたしと都構想」と題し、前日に迫ったいわゆる"大阪都構想住民投票"の論点を整理したり、政治のギモンについて対話を深めるセッションです。 なお、オンライン配信のアーカイブもありますので、ラジオ感覚で聞きたい方は記事内のリンクよりご覧ください。

最近の記事

「つい、やってしまう」"ナッジ理論"特集

あなたは「ナッジ理論」というものを知っているだろうか? ナッジ理論は、「人は感情で動く」という観点から経済活動を体系的に組み立てた学問 「行動経済学」の理論の1つであり、2017年にリチャード・セイラー教授が同理論を提唱し、ノーベル経済学賞を受賞するなど、注目が高まっている理論だ。 現在では、企業のマーケティング戦略や施設の導線設計、公共政策や医療などに使われるなど、 活用幅が広がっている。 ナッジ(Nudge)というのは「ひじで軽く突く」という意味があり、 「ちょっと

    • アヴァンギャルドな開発日誌vol.10 『アートについて話すときに気をつけていること』

      毎週末は肩の力を抜いて、運営のウラガワをお伝えするアヴァンギャルドな開発日誌をお届けしています。 さて、アートのメディア運営を行なっていると、アートの話題をすることも多く、そんな時にお互いの知識量や仲の良さを問わず、うまくいく時とうまくいかない時があります。 なんでそんなことが起こるんだろうと考えた時に見えてきたものがあったのでそれを今日は書きたいなと思います。 前提を共有することまず失敗するパターンをみていくと、言葉の定義が不明確であることが多いんです。例えば「アート

      • 「社会課題」をアイデンティティに

        「いまの若者たちは社会貢献欲がある。」 よく言われていることなのだが、それがなぜかについて深く考える機会は少ないのではないだろうか? なぜ、社会への貢献を意識してアクションを起こすのか、その背景にあるものを今日は見ていこう。 正解がなくなった社会で生まれた少年少女たち平成がはじまって間もなく、バブルは崩壊し、不景気へと移り変わった。それまではわかりやすい正解があって努力すればするだけその正解に近づける世界が広がっていたが、このバブル崩壊によって社会のレールが途絶えてしま

        • 舗装されたストリートの未来

          東京・渋谷に新しくできた注目スポットのひとつ、宮下パーク。 旧・宮下公園がリニューアルされ、公園×商業施設×ホテルが一体となった、渋谷の新たなランドマークであるが、特質すべきは公園の機能を含めたことである。 公園をリニューアルするのはわかりやすい、一方で公園を潰して商業施設をつくることには社会的な役割の補完を見つめ直す必要があり、そこに配慮せずに強行すれば結果として歪みが生まれることにもなる。 その中で公園×商業施設×ホテルという新しい概念が若者の街・ストリートの街、渋

        「つい、やってしまう」"ナッジ理論"特集

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        記事

          フェスを心地よく楽しむために参加者ができること

          当たり前を失ってから1年が経った。昨年は多くのフェス好きにとってやるせない1年だったと思うが、今年は大型フェスが現地開催を続々と発表し、ようやくあの空間が戻ってくる。 新しい生活様式となり、以前のような隙間もないギュウギュウの空間でグチャグチャになって楽しむみたいなことはできないが、それでも大自然の中で全身で音楽を感じたり、そのライブをひとつになって楽しむことができるのは私たちにとってかけがえのない時間になるだろう。 先日も国内の有名フェスを手がける主催7社らが安全・安心

          フェスを心地よく楽しむために参加者ができること

          いま、求められるもの。創造力から、想像力へ。

          クリエイティブ、及びクリエイターに求められるものは、その時代のメインストリームやサブカルチャーなど、受け手が社会的な変容をする中で最適な解を表現できるかどうかということに尽きると思う。 その中で近年でも時代の変化を大きく感じられる事案が多く、それがある種のトラブル化していることもあるので改めて、いまどんな変化が起きているのかを分析してみたい。 平成のクリエイティブここではあえて、ひと時代前のクリエイティブをあえて「平成の」と呼ぶことにする。実際には平成の終盤にも当たり前化

          いま、求められるもの。創造力から、想像力へ。

          『アートの日 〜ココロ、オドル〜』を読み解く。

          先日、アート企画『アートの日 〜ココロ、オドル〜』を開催しました。 イベントについて、映像作品のご視聴はこちらの記事をご覧ください。 その中で開催したからこそ見えてきたものについて今日は書いていきたい。 5つの感情から何を感じますか?今回はコロナ禍の1年間で感じた5つの感情(寂しさ・怒り・平穏・希望・楽しさ)を待ちゆく人たちに蛍光塗料で防護服に自由に書き込んでもらう形で表現をしてもらった。 では実際に完成した防護服を見ていこう。 ちなみにだが、防護服を見てあなたが感

          『アートの日 〜ココロ、オドル〜』を読み解く。

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          アートの日〜ココロ、オドル〜

          コロナ禍となって1年が過ぎ、わたしたちの日常が大きく様変わりしました。 「オンライン○○/リモート○○」などの台頭でわたしたちはアナログの世界で他者と触れ合う機会が大きく減少し、それと同時にコロナ禍においての喜怒哀楽の感情を表現・シェアする機会も少なくなりました。 そこで一般社団法人UMF(所在地:大阪府大阪市 代表:高村治輝)と2つの市民団体が協力し、緊急事態宣言が解除されたこのタイミングで「アートの日」と題し、街ゆく人たちのコロナ禍の感情を表現するイベントを実施致しました。 本イベントは3月14日(日)に扇町公園内で実施します。コロナ禍を象徴する防護服を5つ用意し、それぞれに「怒り」「寂しい」「平穏」「希望」「楽しい」の5つの感情を設定します。 そして、街ゆく人たちにコロナ禍の1年間で感じたことを蛍光塗料を使って防護服に自由に書き込んでいただきます。これによりこの1年間の自分の感情に向き合い、表現する機会をつくりました。 そして書き込みが終了して日が落ちた後に、その防護服を5人のダンサーが装着し、UVライトに当たった状態で入り混じりながら踊ることでコロナ禍のみんなの感情を表現し、多くの人の心を動かす作品へと昇華させるのが本企画の狙いとなっております。 〜 イベント概要 〜 イベント名:アートの日 〜ココロ、オドル〜 日程:2021年3月14日(日) 主催:一般社団法人UMF 共催:草の根の集い@Osaka、四畳半帝国 料金:無料 場所:扇町公園(入・退場自由のイベントとなっております) 一般社団法人UMF HP https://umf.or.jp​

          アートの日〜ココロ、オドル〜

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          アヴァンギャルドな開発日誌vol.9 『今月の注目記事』

          毎週末は肩の力を抜いて運営の裏側を紹介するアヴァンギャルドな開発日誌をお届けしています。 みなさん、なんとこの1ヶ月で過去最大の閲覧数を2度、更新しました! 今日はそのプチ話題となった記事+αを紹介させていただきます。 3月といえばやっぱ『3月9日』まず、一つ目はこの記事。 毎年3月になると必ず話題となる名曲「3月9日」ですが、意外とその曲に込められた意味を知らない人も多いのではないでしょうか? 筆者は昔からのレミオロメンの大ファンであり、3月9日のみならずその魅力

          アヴァンギャルドな開発日誌vol.9 『今月の注目記事』

          「フェス」の魅力。

          フェスの季節がやってきた! 京都大作戦やGreenRoom Festival、VIVA LA ROCKなど名だたるフェスの開催日が公表され、心から喜んだフェス好きの方々も多いのではないだろうか? 筆者もその一人であって、フェスが好きすぎて自分で作ってしまうほどフェスの魅力に惹き込まれた人間だ。 今日はこの目で見たフェスの魅力について書いていきたい。 空、大地、海、太陽筆者がはじめて行ったフェスはレゲエアーティストのMINMIさんが淡路島で行っていた「Freedom」と

          「フェス」の魅力。

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          【DUB】UMF × 寿君『オレガヤレバ』MV

          「つい、やってみたくなる」をつくるUMFと寿君のコラボが実現! 寿君の代表曲『オレガヤレバ』に UMFの行う #vote_forプロジェクト​​ への想いを乗せた オリジナルDUBプレートが完成しました! #vote_forプロジェクト​​ とは? 選挙の投票を行うといろんなモノやサービスが無料/割引になる選挙キャンペーンを実施し、飲食店や販売店なども多数参加!さらにUMF主催の音楽フェスも無料で楽しめる! さぁ、 #政を祭に​​ しよう! 公式HP https://umf.or.jp​​ 公式Twitter https://twitter.com/vote_forproject​​

          【DUB】UMF × 寿君『オレガヤレバ』MV

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          【DUB】UMF × CHEHON『韻波句党』MV

          「つい、やってみたくなる」をつくるUMFとCHEHONのコラボが実現! CHEHONの名曲『韻波句徒』に UMFの行う #vote_forプロジェクト​ への想いを乗せた オリジナルDUBプレートが完成しました! #vote_forプロジェクト​ とは? 選挙の投票を行うといろんなモノやサービスが無料/割引になる選挙キャンペーンを実施し、飲食店や販売店なども多数参加!さらにUMF主催の音楽フェスも無料で楽しめる! さぁ、 #政を祭に​ しよう! 公式HP https://umf.or.jp​ 公式Twitter https://twitter.com/vote_forproject​

          【DUB】UMF × CHEHON『韻波句党』MV

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          『SOUL'd OUT』を君は知っているか?

          僕らが中学生の時、一部の人の中で神と崇める伝説的HIPHOPグループがいた。 それが『SOUL'd OUT』だ。 独特なフロウと中毒性のあるリリックが一番の特徴であり、常軌を逸したその表現力は「50年、登場する時代が早すぎてリスナーの理解が追いつかないアーティスト」や「クソダセェのに超カッコいいアーティスト」などとよく呼ばれている。 2014年7月に解散となったグループだが、いまだに根強いファンを持っており、そんな彼らの魅力に迫る。 まるでそれは地響きを鳴らし、黒煙を

          『SOUL'd OUT』を君は知っているか?

          休刊日

          本日はイベント開催のため、アヴァンギャルドを休刊とさせていただきます。 イベントは成功に終わりましたのでまた改めて記事にしたいと思っています。 今後ともよろしくお願いいたします。

          リハーサルの重要性

          誰もが表現者である。それはただの綺麗事ではなく、様々な配信サービスのおかげで無名の一般人でも得意を発信し、ファンを集め、舞台に立てるような時代となってきた。 しかし、その舞台に立つ上で大切なことは現場では誰も教えてくれず、失敗するというケースをよく見てきたので今日は舞台に立つ準備について書いていきたい。 本気でやらないリハーサルは意味がない舞台慣れをしていない人に一番多いミスはリハーサルで手を抜いてしまうことだ。 例えば、ダンサーであれば全力で踊らずにフリの流れを確認す

          リハーサルの重要性

          アヴァンギャルドな開発日誌vol.8 『祝!70日連続投稿』

          毎週末はwebメディア『アヴァンギャルド』の裏側をお届けしております。 さぁ、今日はみなさんにご報告があります!1月1日から記事を書き続け、ついに70日連続での投稿となりました! 『"現代のアヴァンギャルド"とは、なにか?』をテーマに音楽、ハレとケ、SNS、文化、商品などの解説記事を中心に書いていき、様々な表現者たちにも話を伺い、記事にさせてもらったことでも多くの人に見てもらえることができました。 これからも見ている方にとっていい気づきに繋がるような記事をたくさん書くこ

          アヴァンギャルドな開発日誌vol.8 『祝!70日連続投稿』