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「フェス」の魅力。

フェスの季節がやってきた!

京都大作戦やGreenRoom Festival、VIVA LA ROCKなど名だたるフェスの開催日が公表され、心から喜んだフェス好きの方々も多いのではないだろうか?

筆者もその一人であって、フェスが好きすぎて自分で作ってしまうほどフェスの魅力に惹き込まれた人間だ。

今日はこの目で見たフェスの魅力について書いていきたい。


空、大地、海、太陽

筆者がはじめて行ったフェスはレゲエアーティストのMINMIさんが淡路島で行っていた「Freedom」という野外音楽フェスだった。

そのフェスの魅力はまず、なんといってもそのロケーション!

真夏の日差しが降り注ぐ中で、左を見れば山々が立ち並び、右を見れば海が広がっていて、間に挟まれた芝生の上で1日を過ごすという大自然を感じながらのフェスは日々の疲れやストレスを一瞬で癒してくれる最高の環境だった。

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なんといっても野外フェスの魅力は自然との触れ合い・共存を感じられるということであり、自然の雄大さやその香りや触覚から生きていることを実感できる空間になっていて、そうした特別な体験がフェス愛好家を生み出している要素だ。


真のダイバーシティ

そしてフェスにはさまざまなジャンルのアーティストが出演したり、ブースが展開される。飲食店や体験ができるブース、いろんなことを教えてくれるブースなど幅広く展開されていて、そのひとつひとつを楽しむことでフェスの楽しみ方のバリエーションが増すのも魅力のひとつだ。

例えば楽器を弾く体験ブースでは、素人でも楽しめるようにインストラクターが簡単なコードを教えてくれることでフェスの出演者の楽曲を弾いてみんなで合唱したり、同じような感じでローラースケートだったり、服のシルクスクリーンプリントだったりといろんな体験ができる。

また、普段だったら取っ付きづらく、関心が湧きづらい社会問題を訴えるブースなどがあっても「このフェスやこうした空間を守るために必要なんです」と来場者に伝えることで活動に関心を持って賛同し、寄付をしてくれたりと。それらを通して来場者たちは新たな世界と出会え、参加することが充実感に変わっていく

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交わらない人との出会い

フェスにはいろんな人が集まってくるし、そんな人たちと仲良くなれる場所でもある。隣で楽しんでいるひととふと仲良くなってフェス終わりに飲みに行ったり、別のフェスにも一緒に行くなどいわゆる「フェス友」ができるのも日常茶飯事である。

そしてそれは好みが近い人同士だけの話ではなくて、不意の出会いもある。

「freedom」ではレゲエアーティストのステージが中心になるのだが、その中でKREVAやRHYMESTERといったHIPHOPアーティストや、ヤバイTシャツ屋さんやサンボマスターなどのロックバンド、そして安全地帯や小田和正など日本を代表するレジェンドたちも出演する。

しかしながらレゲエが中心なのでやはり会場に集まる大半の人がレゲエ好きであり、見た目からなかなかイカつかったりする。

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水着で過ごすギャルやムキムキ上裸サングラスお兄さんなど、慣れない人からしたら怖さを感じるかもしれない空間だが、そうした中に小田和正さんのファンであろう老夫婦がちょこんと座っていた。

それだけでも異質な感じがするのだが、いざ小田和正さんのステージが始まるとさらに驚くこととなった。

レゲエの文化として"リスペクト"の精神があり、どんなアーティストでもまず聴いてみてそこから好きかどうかを決めようという考え方があるので小田和正さんのドアウェーのステージにもレゲエ好きの多くが注目をしていた。

で、始まってみるとやはり日本を代表するアーティスト。素晴らしいライブパフォーマンスに全員が惹き込まれ、中には涙する人もいた。

そんなライブが終わった後に涙を流していたムキムキお兄さんが小田和正さんのファンに歩み寄ると、「カズマサまじでやばかったすね、最高っす」と声をかけていた。

この光景に素敵だなと思う以上に「フェスってすげえ」という大きな驚きがあり、普段だったら繋がらないし、心を通わすこともなかった人同士が心で繋がっていた。


フェスという場所は自分のことを周りの人が受け入れてくれる場所であるとともに、相手のことを受け入れられる心を持てるという空間であるということが最大の魅力なのだ。

フェスがなければ死ぬということは決してないと思うが、フェスを通して理想の世界を体感することができ、それはあなたの心を満たしてくれる。

だからこそぜひともフェスに足を運んでみて欲しい。

きっとあなたもその魅力を体験できるはずだ。

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