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リハーサルの重要性

誰もが表現者である。それはただの綺麗事ではなく、様々な配信サービスのおかげで無名の一般人でも得意を発信し、ファンを集め、舞台に立てるような時代となってきた。

しかし、その舞台に立つ上で大切なことは現場では誰も教えてくれず、失敗するというケースをよく見てきたので今日は舞台に立つ準備について書いていきたい。


本気でやらないリハーサルは意味がない

舞台慣れをしていない人に一番多いミスはリハーサルで手を抜いてしまうことだ。

例えば、ダンサーであれば全力で踊らずにフリの流れを確認する程度で終えてしまったり、シンガーであればあまり歌わずにBGMや自分の声の音量を確認するだけで終えてしまったりするなど、自分のことだけでリハーサルを完結させてしまう人たちがいる。

そうなると音響さんや照明さん、カメラマンといったサポートする側のリハーサルが十分に行われず、結果として本番のステージで観客の心を動かすステージをつくることができないのだ。


リハーサルは失敗ができる本番であって、すべてを全力で行う必要がある。全力でのパフォーマンスをしたときにどんな歌声になり、どんな動きがあるのかをステージに関わるすべての人で事前に共有をすることで、できるMAXの魅せ方を一緒に考えることができる。

全力でリハーサルをするからこそ、スタッフさん達に「ここの演出どうですかね?」とか「もっとこうしたいんですけど」という話ができるようになり、素晴らしいステージをつくることができる。

なので、まずはリハーサルを全力で行うことが成功への一番の近道だ。

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ステージは準備が9割

いいステージをつくるためには、もっと言うとリハーサル前から準備をしておかなければならない。

イベント当日ではなく事前のやり取りの段階から、例えばダンサーであれば使用する曲を共有しておいたり、照明などの演出の要望をまとめて演出スタッフさんに送っておくことで、スタッフ側もできる限りの事前準備を行うことができる。

また、自分がパフォーマンスを行う上で必要となる前提条件も共有しておくことでリスク回避にもつながる。

例えば、音源をスマホから流したいと当日に言われても対処できない会場があったりもする。その際に事前に「スマホから音を流したいんですけど大丈夫ですか?」といった確認があるだけで、音が鳴らないという最大のリスクは避けられるし、当日も無駄な時間を使わず、スムーズにリハーサルを行うこともできる。

なので、持ち込み機器や配置、演出の要望、前提など事前にシェアをして気持ちの良いステージづくりを心がけよう。

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知ってると知らないのとでは大きく変わることであり、これは音楽ステージだけの話ではなく、オンライン会議やプレゼン大会、旅行や引っ越しなど様々なシーンでも応用できる考え方だと思うので、読者の方々の日常の中で役立つことがあれば嬉しく感じる。

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