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『アートの日 〜ココロ、オドル〜』を読み解く。

先日、アート企画『アートの日 〜ココロ、オドル〜』を開催しました。

イベントについて、映像作品のご視聴はこちらの記事をご覧ください。


その中で開催したからこそ見えてきたものについて今日は書いていきたい。


5つの感情から何を感じますか?

今回はコロナ禍の1年間で感じた5つの感情(寂しさ・怒り・平穏・希望・楽しさ)を待ちゆく人たちに蛍光塗料で防護服に自由に書き込んでもらう形で表現をしてもらった。

では実際に完成した防護服を見ていこう。

ちなみにだが、防護服を見てあなたが感じたものが正解であって、自分だったらどんなことを書くか考えてみるとより作品を楽しめるだろう。


寂しさ

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青の色が多いのと点線(点々)がポイントになっている。


怒り

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オレンジ色が怒りをわかりやすく表現しているのと他の色が少ないのが特徴的。また、乱暴な印象も受ける。


平穏

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おそらく一番表現が難しく、読み解く個性が出るテーマだ。独特な模様に注目していくと細部まで細かな表現を読み解ける。


希望

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唯一、裏面に青色が入っていない作品。オブジェクト的表現が多いのも注目したいところ。


楽しさ

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書いている人たちが楽しんで書いている印象が強かったテーマ。すでに色が塗られているところにもさらに色を何色も重ねるなど書き方に他との大きな差があった。


表現すること

今回は100名以上の待ちゆく人たちに書いていただくことでアート作品となった。

小さなお子さんから若者、おじいさんおばあさんといった世代を超え、国籍を超えた交流が生まれ、なによりコロナ禍の感情を表現・共有することに喜んでくれる人が多かったのが何よりも嬉しかった。

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こうして表現をする場を作っていくこと、参加することで生きている実感が生まれたり、海や画面の向こう側で起きていることにも人を感じられたりする想像力が生まれるのではないかと感じた。

アートの役割は自己表現であり、他者理解なんだなと改めて感じるとともに、コロナ禍であってもつながりを感じることもできるすごいツールだということも実感した。

最後にアフタームービーをぜひご覧ください。







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