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暴力肯定映画

暴力肯定映画とは言い過ぎた。「映画内での暴力を容認する」と書いた方がよかった。まあ、釣りタイトルなんだけど、釣れなかったと思う。

爆笑問題太田光氏が『笑って人類!』を出した直後、様々な媒体に宣伝行脚していた。そのときこんなことをおっしゃっていた。
「ハリウッドにしろ何にしろ、結局、暴力で解決する。そういうところじゃない物を目指した(大意)」
なるほど、その通りと思った直後、ちょいと待てよと。日本映画、邦画は暴力で解決していたっけな? そこで、ネトフリ、アマプラ、WOWOWオンデマンド、レミノで邦画のサムネを確認する。

や、や、や、役所広司率たけえ。いやまあ、それはいいんだけど、ハリウッドほど邦画は暴力で解決していない。
むしろ、気づきを与えられたり発見したり、話し合ったり新事実を知らされたり、とにかく物理的対決は少ない。ならばもっと邦画は暴力振るってもいいんじゃないかと思った次第。

それではなぜ、暴力を描く日本映画が少ないのか。それはずばり、少年漫画で描いているからだと思う。小さい頃から漫画なりアニメなりずっと見ていてお腹いっぱい、食傷気味なんだと思う。勝手に思ってる。週刊「少女」ジャンプと言われて久しいけれど、はやり暴力で解決する。必殺技で解決する。
つまり漫画を原作としたアニメ映画はたいてい暴力で解決すると言うことになるわけだから、邦画に暴力が少ないと前述したのは誤りで、漫画原作映画やアニメ映画は除くとしよう。

そこで近年、漫画を原作としておらず、その上で暴力で解決する邦画を探してみよう。あるわけない。そんなの絶対にない。って、いきなり『ベイビーわるきゅーれ』と『ベイビーわるきゅーれ2』があったわ。『孤狼の血』と『孤狼の血 LEVEL2』もあったわ。おそらくこれから公開される『首』なんてそのまんま暴力でしょう。
あった、あった、暴力あった! やった、やった、暴力やった! 万歳、万歳、暴力万歳! ってバカなのかな、私?


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