室井淳司_Creative Director

戦略とデザインで経営者に伴走する。博報堂クリエイティブディレクター・フェローを経て20…

室井淳司_Creative Director

戦略とデザインで経営者に伴走する。博報堂クリエイティブディレクター・フェローを経て2013年「Archicept city」設立|http://archicept-city.com|著書①全ての企業はサービス業になる|②体験デザインブランディング【宣伝会議】

マガジン

  • 2023年から振り返る拙著「全ての企業はサービス業になる」

    室井淳司著「すべての企業はサービス業になる〜今起きている変化を俯瞰しブランドをアップデートする10の視点」(2018年宣伝会議)から、内容をまとめた10の視点をご紹介します。

  • コラム「クリエイティブ・ディレクターのプロデュース術」

    経営や事業と向き合うクリエイティブ・ディレクター像を模索し続けてきた筆者による、クリエイティブ・ディレクション論とプロデュース論。クリエイティブ・ディレクターという職業は広告業界では「広告を作る責任者」と規定されがちだが、その職能が応用できる範囲は広い。筆者は独立後10年を経て、企業経営者や事業責任者と向き合い、経営理念や戦略から助言を行い伴走するなど、クリエイティブ・ディレクターの働き方の拡張を経験してきた。本コラムでは具体例も交え、新たなクリエイティブ・ディレクター像を提示していく。

最近の記事

視点9_ビジョンは「現実から理想」へ

この記事は、2018年末に室井淳司が宣伝会議より出版した「全ての企業はサービス業になる」の最終章で、書籍の内容を10の視点にまとめた内容を要約した記事になります。 2023年現在からすると5年前の記事ですが、当時から現在までに起きた変化を追うと、社会や消費の流れがどの方向に向かっているのか解りやすいと思いますので是非ご一読ください。 2023年視点からのコメントは後半に記載しています。 以下書籍本文の要約 産業構造が大きく変わろうとしているこの時期に、これからの自社や

    • 視点8_経営課題は「リブランディングからリビルディング」へ

      この記事は、2018年末に室井淳司が宣伝会議より出版した「全ての企業はサービス業になる」の最終章で、書籍の内容を10の視点にまとめた内容を要約した記事になります。 2023年現在からすると5年前の記事ですが、当時から現在までに起きた変化を追うと、社会や消費の流れがどの方向に向かっているのか解りやすいと思いますので是非ご一読ください。 2023年視点からのコメントは後半に記載しています。 以下書籍本文の要約 企業は、サービスを通した顧客との対話により、顧客との長期的な関

      • 視点6_購買体験は「O2OからO2E」へ

        この記事は、2018年末に室井淳司が宣伝会議より出版した「全ての企業はサービス業になる」の最終章で、書籍の内容を10の視点にまとめた内容を要約した記事になります。 2023年現在からすると5年前の記事ですが、当時から現在までに起きた変化を追うと、社会や消費の流れがどの方向に向かっているのか解りやすいと思いますので是非ご一読ください。 2023年視点からのコメントは後半に記載しています。 以下書籍本文の要約 online to offline、offline to on

        • 視点5_サービスは「マスからパーソナル」へ

          はじめに この記事は、2018年末に室井淳司が宣伝会議より出版した「全ての企業はサービス業になる」の最終章で、書籍の内容を10の視点にまとめた内容を要約した記事になります。 2023年現在からすると5年前の記事ですが、当時から現在までに起きた変化を追うと、社会や消費の流れがどの方向に向かっているのか解りやすいと思いますので是非ご一読ください。 2023年視点からのコメントは後半に記載しています。 以下書籍本文の要約 顧客との関係性が、商品を売って終わりから、売って

        視点9_ビジョンは「現実から理想」へ

        マガジン

        • 2023年から振り返る拙著「全ての企業はサービス業になる」
          9本
        • コラム「クリエイティブ・ディレクターのプロデュース術」
          10本

        記事

          視点4_関係性は「支配から接続」へ

          はじめに この記事は、2018年末に室井淳司が宣伝会議より出版した「全ての企業はサービス業になる」の最終章で、書籍の内容を10の視点にまとめた内容を要約した記事になります。 2023年現在からすると5年前の記事ですが、当時から現在までに起きた変化を追うと、社会や消費の流れがどの方向に向かっているのか解りやすいと思いますので是非ご一読ください。 2023年視点からのコメントは後半に記載しています。 以下書籍本文の要約  組織の体制や、顧客との関係性は、支配する側と支

          視点4_関係性は「支配から接続」へ

          視点3_消費行動は「所有から利用」へ

          はじめに この記事は、2018年末に室井淳司が宣伝会議より出版した「全ての企業はサービス業になる」の最終章で、書籍の内容を10の視点にまとめた内容を要約した記事になります。 2023年現在からすると5年前の記事ですが、当時から現在までに起きた変化を追うと、社会や消費の流れがどの方向に向かっているのか解りやすいと思いますので是非ご一読ください。 2023年視点からのコメントは後半に記載しています。 以下書籍本文の要約 顧客がモノにお金を払うことに対する意識が、所有か

          視点3_消費行動は「所有から利用」へ

          視点2_信用は「認知から評価」へ

          はじめに この記事は、2018年末に室井淳司が宣伝会議より出版した「全ての企業はサービス業になる」の最終章で、書籍の内容を10の視点にまとめた内容を要約した記事になります。 2023年現在からすると5年前の記事ですが、当時から現在までに起きた変化を追うと、社会や消費の流れがどの方向に向かっているのか解りやすいと思いますので是非ご一読ください。 2023年視点からのコメントは後半に記載しています。 以下書籍本文の要約 生活者が日常的にインターネットを利用する環境が整

          視点2_信用は「認知から評価」へ

          視点1_目的は「購買から推奨」へ。

          はじめに この記事は、2018年末に室井淳司が宣伝会議より出版した「全ての企業はサービス業になる」の最終章で、書籍の内容を10の視点にまとめた内容を要約した記事になります。 2023年現在からすると5年前の記事ですが、当時から現在までに起きた変化を追うと、社会や消費の流れがどの方向に向かっているのか解りやすいと思いますので是非ご一読ください。 2023年視点からのコメントは後半に記載しています。 以下書籍本文の要約 企業が顧客にモノやサービスを売る行為は、売って

          視点1_目的は「購買から推奨」へ。

          経営者と向き合うクリエイティブ・ディレクターの醍醐味

          こちらのマガジンは宣伝会議が運営するウェブメディア「アドタイ」で連載中の「クリエイティブ・ディレクターのプロデュース術」をご紹介しています。 今回は最終回「経営者と向き合うクリエイティブ・ディレクターの醍醐味」について。 半年間アドタイで続けてきたコラムも最終回となりました。ここまでの全コラムは、こちらでご覧ください。 →「クリエイティブ・ディレクターのプロデュース術」 過去2回アドタイで連載させて頂いたコラムはこちらからご覧ください。 →2018年連載「デザイン思

          経営者と向き合うクリエイティブ・ディレクターの醍醐味

          水平分散型チームのマネジメント術

          こちらのマガジンは宣伝会議が運営するウェブメディア「アドタイ」で連載中の「クリエイティブ・ディレクターのプロデュース術」をご紹介しています。 今回はVol.9「水平分散型チームのマネジメント術」について。 クリエイティブ・ディレクターとしてクライアントの事業やブランドを任されると、その責任から自分で全てを管理し進行しなければという意識になる方もいると思います。 責任を持つ事は大切ですが、その責任感の為にクリエイティブのスケールが自分の限界となっては、結果的にクライアント

          水平分散型チームのマネジメント術

          クリエイティブ・ディレクターの実現力

          こちらのマガジンは宣伝会議が運営するウェブメディア「アドタイ」で連載中の「クリエイティブ・ディレクターのプロデュース術」をご紹介しています。 今回はVol.8「クリエイティブ・ディレクターの実現力」について。 クリエイティブ・ディレクターとして一任されるプロジェクトが巨大になればなるほど、クライアント側、制作側双方に関係部門、関係会社が増えプロジェクトが進みづらくなります。 そんな時クリエイティブ・ディレクターは、クライアントが決めてくれるまで待つのではなく、その判断が

          クリエイティブ・ディレクターの実現力

          競合プレゼンを勝ち抜く組織戦略

          こちらのマガジンは宣伝会議が運営するウェブメディア「アドタイ」で連載中の「クリエイティブ・ディレクターのプロデュース術」をご紹介しています。 今回はVol.7「競合プレゼンを勝ち抜く組織戦略」について。 前回のコラムVol.6「評価軸を理解して競合プレゼンに勝つ」でお話しした、競合プレゼンの評価指標を、より詳しく考えていきます。 クリエイティブ・ディレクターとして競合プレゼンに挑むと、勝敗の責任は全て自分次第と背負い込みがちですが、競合プレゼンはチーム戦です。競合の対象

          競合プレゼンを勝ち抜く組織戦略

          評価軸を理解して競合プレゼンに勝つ

          こちらのマガジンは宣伝会議が運営するウェブメディア「アドタイ」で連載中の「クリエイティブ・ディレクターのプロデュース術」をご紹介します。 今回はVol.6「評価軸を理解して競合プレゼンに勝つ」について。 クライアント側で競合プレゼンを取りまとめる仕事をする事があります。広告会社や制作会社にどの様なオリエンをし、どの様な評価軸を定めてパートナーを選定するか。 競合を取りまとめる経験はそれだけを依頼される訳ではなく、僕が戦略からクリエイティブ・ディレクターとして関わるプロジ

          評価軸を理解して競合プレゼンに勝つ

          プレゼンに驚きや感動はいらない

          こちらのマガジンは宣伝会議が運営するウェブメディア「アドタイ」で連載中の「クリエイティブ・ディレクターのプロデュース術」をご紹介します。 今回はVol.5「プレゼンに驚きや感動はいらない」について。 クリエイターにとってプレゼンは特別なものです。考える時間が長いほど、プロジェクトが大きいほど、プレゼンは比例して特別な時間になります。しかし、プレゼンを特別なものと捉えれば捉えるほどプレゼンは上手くいきません。 プレゼンはプロジェクトを通じてクライアントと何度も重ねる対話の

          プレゼンに驚きや感動はいらない

          経営者の思考をデザインする

          こちらのマガジンは、宣伝会議が運営するウェブメディア「アドタイ」で連載中の「クリエイティブ・ディレクターのプロデュース術」をご紹介します。 今回はVol.4「経営者の思考をデザインする」について。 クライアントを持つクリエイターにとって、クライアント経営者の判断は絶対的なものです。経営者の物事の判断基準は多岐に渡り、外部のクリエイターがそれらを把握した上で提案を行うことは困難です。一方で判断基準を把握せずに提案を行う事も無駄に時間を費やす原因になります。 クリエ

          経営者の思考をデザインする

          デザイナーと協働するデザイナー

          こちらのマガジンは、宣伝会議が運営するウェブメディア「アドタイ」で連載中の「クリエイティブ・ディレクターのプロデュース術」をご紹介します。 今回はVol.3「デザイナーと協働するデザイナー」について。 クリエイティブ・ディレクターとしての仕事の内容が、経営に近くなればなる程、クライアントから求められることは「企業・事業のブランド価値を上げること」です。もちろんそのブランド価値を上げた結果には数字が付いて来なくてはなりません。 経営者との会話は、商品、サービス、チャネル

          デザイナーと協働するデザイナー