コンビニの魅力
2月15日の日経電子版の記事ですが、【「悪魔のおにぎり」 120万個完売の破壊力 あなたの知らないコンビニ(2)】は、コンビニにおける食の分野の商品開発に関するリポートです。
そもそも、コンビニの最大の魅力とは何でしょうか?――24時間営業でしょうか?独自のスマホ決済サービスでしょうか?……どちらも、社会問題化すると、ブランド毀損となって自らの業績を悪化させかねませんが、だからと言って、それらがコンビニの魅力のコア部分かというと、それは明らかに違います。――小売店としてのコンビニの最大の魅力は、そこで売られている商品、特に競合にはない差別化商品、独自ブランドであることは間違いありません。
記事からは、人気商品の開発過程が臨場感たっぷりに伝わってきます。そして、そこからは、大きく3つのポイントが浮かび上がってくるようです――
▶『人気商品』開発の3つのポイント
(1)『アイデア』・・・お客様にとっての「おいしさ」のアイデア、お客様
が欲しいモノ、例えば「男性客がつまみに欲しいのは唐揚げじゃなくて
焼き鳥」から出発する。お客様のベネフィットの追求。
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(2)『パッション』・・・アイデア実現のためには、どんな困難も乗り越え
て初志貫徹する。
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(3)『ディスラプション(創造的破壊)』・・・人気商品の開発によって、
原料相場の変化(高騰)・その商品を扱う異業種からのシェアの争奪・
原料確保の困難・店舗オペレーションの変更などの劇的な変化が
起きる。
顧客に寄り添い、美味しさに徹底的にこだわることは、妥協することなく一度決めたアイデアを貫く『デザインドリブン』な発想、開発であり、ここにこそコンビニの魅力が凝縮されているのだ、と思います。
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