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ひとんちの、話

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日記のような、私的な、できれば極力下世話なことを書きたいマガジンです。
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#映画

わたしたちは大人になったよ

わたしたちは大人になったよ

体調が悪く、ゾンビと化す。

Netflixで『ボクたちはみんな大人になれなかった』、観る。
95年から現在までをいったりきたりする。ちょうど世代なので刺さるかと思いきや、刺さらなかった。刺してほしかったんだと気づいた。

95年に初めてできた彼女を軸にしているストーリー。主人公の男性は、恋をふりかえり懐かしんだりするというより、もはや恨んでいるように、わたしには思えた。

主人公はわたしとおなじ

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映画館、ライディーン、四十肩

映画館、ライディーン、四十肩

映画館で『アイダよ、何処へ?』を観る。
(ぜひ公式サイトをご覧ください)
感想を語るのもつらい虐殺にまつわる映画。
1995年に起きた、つい最近の。

その映画館にはわたしとおじさん、二人だけ。
この映画館は背もたれがあまり倒れてくれていなくて、わりと肩がこる。カミング四十肩にはきつい。まわりに人がいないから思う存分姿勢を変えたり肩を揉んだりしながら観た。

映画予告は「たんたかたかたか たんたか

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『グッバイ、リチャード!』わたしはいまいち

『グッバイ、リチャード!』わたしはいまいち

2020/10/05(月)
朝、黒豆・ヨーグルト・ミューズリー。
パン、コーヒー。

再検査が必要になったので、最寄りのクリニックに予約の電話を入れる。画像データはおありですかと聞かれ、健診センターに画像データを頂きたいと電話を入れる。なんと画像データが手に入るまで一週間かかるのだそう。じっくりことこと焼いてるのか。それならそうと、“再検査要”の用紙に書いてほしかった。

JAへ野菜を買いに行く。

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いかがでしたでしょうか

いかがでしたでしょうか

2020/10/04(日)
朝、黒豆・ヨーグルト・ミューズリー。
コーヒー。

録画していた『黄金のアデーレ 名画の帰還』を観る。

《あらすじ》
アメリカで暮らす82歳のマリア・アルトマンが駆け出し弁護士ランディと共に起こした裁判に、世界が仰天した。
訴えた相手は、オーストリア政府。“オーストリアのモナリザ”と呼ばれる、クリムトが描いたマリアの伯母の肖像画「黄金のアデーレ」の返還を求めてのもの

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『ブックスマート』でカラリとがはは

『ブックスマート』でカラリとがはは

2020/9/23(水)
朝、ミューズリー・ヨーグルト・黒豆。バナナ。
昼、ドトールでコーヒーとジャーマンドッグ。マスタードは抜いて、ケチャップにしてもらう。

シネマサンシャイン沼津で『ブックスマート 卒業前夜のパーティーデビュー』を観る。劇場には4人しか入っていない。
予告編が良すぎるので、これは本編ガッカリ作品かもしれない、とあまり期待せずにいた。でも、バカバカしくて、楽しい作品だった。

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映画感想、『パブリック 図書館の奇跡』

映画感想、『パブリック 図書館の奇跡』

2020/09/15(火)
朝、黒豆・ヨーグルト・ミューズリー。
昼、パン、コーヒー。
夜、ご飯と肉じゃが。

ひさしぶりにつけたピアスによって、右のピアスホールだけやや腫れている。消毒液を探したけれど、見つからなかった。ピアスホールをあけたばかりのことを思い出すので、良い。

わたしは両親にとって第一子なので、髪を染めたときには泣かれたし、それはピアスホールをあけたときももちろん同じだった。

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質のわるい野菜

質のわるい野菜

朝、4時半に目が覚めてしまってしばらく眠れない。しばらくごろごろしていたら引っ張られたような感覚があった。弱い地震だった。地震というメカニズムがわからない時代の人だったら、足首をつかんで揺らす、悪さをする鬼がきたと思うだろう。ぜったい鬼のしわざ。

朝ごはん、ミューズリー。
昼はパン、コーヒー。

今日のNetflix
『ものすごくうるさくて、ありえないほど近い』
最愛の父を911で失った少年が冒

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スミス・コロナ、発見

スミス・コロナ、発見

2020/05/14(木)
朝、蒸し器のなかの芋みたいな気分で起きる。つまり太陽が元気すぎるということ。

録画していたブラタモリを観ながら、ミューズリー、パン。
強烈に眠い。
熱もないしだるくもない。昨日黄砂とたたかったからだろう。体力がいるのだ、花粉とか黄砂の時期は。

ウォーキング。
ぐずぐずしていたので日陰の面積がどんどん減ってしまう。ひとの少ない道だとわかっているところを選んで歩

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映画『his』と空からの声

映画『his』と空からの声

2020/02/19
朝、ヨーグルトとミューズリー、黒豆がけ。

新宿に『his』を観に行く。
ゲイのカップルと妻と娘と村人たちの数ヶ月。フィクションなんだから都合の良いところやファンタジーですねぇというところがあって当然だけど、「ファンタジー」すぎると醒める。

その中でも大岡昇平の『事件』を読んだところなので、親権を争う裁判シーンが面白く感じた。
恋愛は自由でわがままだからこそ美しいが、この作

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映画『私の知らないわたしの素顔』

映画『私の知らないわたしの素顔』

2020/2/13
ぽんちゃんが横浜のシネマジャックアンドベティへ行きたいと言っていたので、二人で『私の知らないわたしの素顔』というフランス映画を観に行く。
シネマ・ジャックアンドベティでフランス映画を観ると決まっていびきが聞こえる。わたしはあれはいつも同じおじさんだとにらんでいる。

『私の知らないわたしの素顔』
50代の大学教授がSNSの世界でバーチャル恋愛にはまっていく顛末を描いたジュリエ

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映画『私のちいさなお葬式』を観る。だんごを買う。

映画『私のちいさなお葬式』を観る。だんごを買う。

2020/01/15
ロシアの映画『私のちいさなお葬式』を観る。
いわゆる終活ストーリーだけど笑いどころがたくさんあって、観客みんなこらえきれなくてプッと笑ったりブフォッて吹いたりした。

わたしのお気に入りシーンは息子が○○○で車を開けようとするところ。
そして主人公のエレーナが奔走し、生きながらにして自分の死亡届をゲットするところだ。こうと決めたら自分のできることは全部やる!

主人公ふくめキ

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『パラサイト 半地下の家族』を観てひと駅歩いた(ネタバレなし)

『パラサイト 半地下の家族』を観てひと駅歩いた(ネタバレなし)

2020/01/11
『パラサイト 半地下の家族』を観に行く。映画を公開日すぐ(厳密には1日遅れ)で観たのは久しぶりだ。話題になっていたのと、予告編やあらすじからこれは観ようと決めていた。

観ていてうすい既視感を覚える。『万引き家族』や『家族を想うとき』のような貧困のスパイラルから抜け出せない家族の物語だから。とはいえその既視感は根底に流れるものだけで、この作品の強い振り切り度合いは気持ちがいい

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