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夜ふかしもできない

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夜11時には眠くなるOLのつれづれなる日々
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香水で森を作りたい

香水が好きだ。
服装でいろいろ取っ替え引っ換え着ていると、あいつ毎日気合入ってるよ〜みたいに、大して近くもない距離感の他人からも叩かれたりするけれど、香水ならあまりバレずにおしゃれができると思う。
毎朝どの匂いにするか選ぶのも自分だけが知っている楽しみのようで、出先でもたまに香るその匂いにうっとりできる。

いつかどこぞで読んだ「パリジェンヌは毎朝必ず香水をふる」というコラムに影響され、最近は夜寝

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仕事服の制服化

突然だが、私の冬の通勤服はほぼ三種類しかない。タートルネックのニットが三色に、少しずつ違うチェックのパンツの同じ型のものが三種類。
順列組み合わせで9通りの組み合わせができるものの、そんな凝ったことはせずほとんど同じ組み合わせで職場に行っている。

普段の生活で決断するエネルギーを使わぬよう、いつも同じ服を着ていたというスティーブ・ジョブズに憧れたのが数年前のこと。

それまでは、買い物が大好きで

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ふつうが一番難しい

去年の冬の初めごろ、急に朝がしんどくなった。目は覚めているのだけれど布団から出られず、出勤前は酷い気分で朝食もとれない。顔を洗いながら死ぬことばかり考え、とにかく自分の無価値を嘆いていた。

出勤にタクシーを使い出したのはこの頃だ。
なぜかひどく疲れていて、始業に間に合うよう家を出ることができなかった。出勤ギリギリの時間の混んでいる電車に乗ると、息が苦しくなってきたりもする。

このままだと突然仕

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銀座とお正月

クリスマスはひとり、新宿の虎屋でぜんざいを食べたあと結婚相談所へ行ったので、なかなか気が沈んでいた。年始こそ気が晴れるようなことをしたいと思い、銀座に行くことに決めていた。

子どもの頃は全くその良さがわからなかったが、この歳ともなれば、仕立てのいいコートやぴかぴかに磨いた革靴で、思いきり背伸びしてブラブラしたい街だ。

まず、前々から予約していた資生堂のエステサロンに行く。私は実は今まで一度もエ

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毎月死にたくなる女

PMSという言葉が出来てから、生理について格段に話しやすくなったと思う。

SNSでも「生理だ〜」というつぶやきこそなかったものの、「PMSだ〜」なら頻繁に見かけるようになった。

かくいうわたしも、学生時代、毎月やってくる激しい鬱と怒りに耐えかねて婦人科の門を叩いた一人だ。

PMSとわからなかったころ、わたしは自分が精神を病んでしまっているのだと毎月考えていた。

月末になるとなぜか、どうでも

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演じるということ

わたしは女優ではない。
現在しがないOLで、学生時代もしがない喫茶店でバイトをしていた。

けれどいつも感じているのは、自分が「演じている」という事実だった。
おそらく多くの人が無意識にやっているであろうことだと思うのだが、ある時ふと自覚的になってしまっただけだ。

そもそもそんなこと、何年も前に東京事変が歌っているよ、と言われたらお終いなのだが、ひとまずそれとこれとは別に考えて読んで欲しい。

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眉毛は薄い方がいい

婚活開始のため、紹介用の写真を撮影してもらうべく写真館に向かった。
建物はこぢんまりしており、コンクリート打ちっぱなしの至ってシンプルなスタジオだった。

人からヘアメイクをしてもらうのは成人式ぶりだと思う。
担当はチャキチャキとした若い女性だった。
彼女はトークに長けており、ひょっとすると自分より年下かと思われたが、私より一枚も二枚も上手な印象だ。

「いつもメイク道具をスーツケースに入れて運ん

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クリスマスに結婚相談所に行った話

先日、某大手結婚相談所に入会してみた。
アラサーといわれる年齢、周りも結婚を前提に付き合う女性が増えてきた。

年末を目前に、計画性のない私らしく急に焦り始め、迷うくらいならととりあえず体験入会の予約をした。
ちょうどクリスマスが土曜日だったこともあり(婚活開始日の翌日に仕事というのは気が重い)、その日に入れた。

私はその年の4月に、お付き合いしていた相手とお別れをした。将来を考えるには互いに譲

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