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「甘えるな!」と他人に思うのは、自分が甘えられなかったから?【短編】

ご高覧いただきありがとうございます。

「人の振り見て我が振り直せ」ということわざがあります。

ある意味で他人を見て学ぶという意味ではあります。
ところが、その中でストイックだったり、甘え下手だったりする人。

彼らには、そう成らざるを得なかった理由があったりするんです。



甘えている人を見るとイラ立つ人。

あなた自身。もしくはあなたの周りにそんな人がいますか?
そんな人を見てストイックだったり、努力家と思う人は多いでしょう。

しかし、必ずしもストイックや努力家が理由とは限りません。

そういった人には特徴があります。
寂しさと悲しさです。

「幼少期に甘えることができなかった人」であることが多いのです。

「甘えられなかった」と聞いてドキッとしましたか?
もしくは「何言ってんだ?」と疑いの目を向けていますか?

では言い方を変えましょう。

「自分を助けられるのは自分だけ」

「人は我慢するのが当たり前」

「真面目にコツコツとやるのが大事」

こんな言い方でも良いかもしれませんね。

この表現から分かることは……

「もしかして、自分ひとりで全部やろうとしてる?」

…という事ですね。



こういった人は、自分が甘え下手なことに気づかない人がほとんどです。

その理由は「甘えない=立派」と考えているからです。

そうやって考えてしまうのにも理由があります。

それは『周りに積極的に頼ることができない環境だった』のです。


状況とか環境の例は色々あります。

・親が仕事で常に家にいない。
・「お兄ちゃんだから」「お姉ちゃんだから」と我慢が普通だった。
・「何でも1人でできるね」と褒められ続けた。
・「手がかからない良い子」と評価されてアイデンティティーになった。
・誰かに頼った時、嫌な顔をされて雰囲気が悪くなった。

こんな所が代表的でしょうね。
ちなみに私の場合は、最後の2つが結構強いかもしれません。

とにもかくにも理由は様々ですが…

「人に頼れない環境」に晒されると
「人に頼ってはいけない」と学習してしまいます。

それが人間の厄介な所なんです。



さて、こういう人が少しでも改善する方法とは?

『周りに小さな頼みごとをしてみる』のがオススメです。

喫茶店などで…
「ちょっとお手洗いに行くので、荷物を見張ってもらっていいですか?」

図書館や書店で…
「この本を取ってもらっていいですか?」

道端で…
「すいません。○○はどちらにありますか?」

このように小さな頼みごとをするのがオススメです。

コツは2つ。
「プライベートの場」で「赤の他人」を相手にやる事。
自分なら断らない1番簡単で小さな頼み事

ちょっとハードルが高いと思うのなら、友人や家族でもOK。

家族や友人なら『今まで頼んだことはない事を頼んでみる』のが良いです。

ただ、注意点です。
・金銭や病気や身の上などデリケートなもの。
・自分が頼まれても応じれない物。
・応じたとしても困ってしまう。もしくはやりたくないと思うもの。

当たり前かもしれませんが、これらは避けましょう。

やってみると案外断られないものです。



このような行動によって、何が起こるのか?

少しずつ自分の中にある「頼ってはいけない」が剥がれていきます。

徐々に抵抗が無くなったら、仕事場などで試してみましょう。

自分のお仕事を手に空いてる人にお願いしてみる。
もしくは家族や友人に、ほんの少し踏み込んだお願いをしてみましょう。

目標は『1日1つ。小さなお願い』です。

あなたならできます。
だって、今までコツコツと1人で頑張ってきたんです。

もしかすると、世界が一変するかもしれません。


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