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夏空のフードフェスティバル。

オランダの夏は、相変わらず20度前後で、湿度も低く、おかげさまで前髪の天パも目立たず済んでいます。

(天パあるある:湿度が高いと生え際が縮れる)

じめっと感はないのですが、日差しがするどいのでサングラスがないと目を3分の1しか開けることができないことも。

最近のニュースで、オランダの中高年世代は、若い頃から今まで、日焼け止めを塗らずに過ごしていることが多く、皮膚病、皮膚がん発症例が増加しているとのことでした。

やはり日焼け対策は侮れませんが、ドラックストアの日焼け止めをかったら一昔前の日本の日焼け止めのようでがっかりしました。笑

というのはテクスチャーが、ボンドを水っぽくした感じでしたので。(^^

やっぱり日本の製品は好きだな~と思うのですが、きっと、まだいいものを発掘できてないだけだと思っているので、こちらのいろんなメーカーのを試そうと思ってます。


さて、先日「TREK」というフードフェスティバルがあったので行ってきました。

このフードフェスティバルは、7月からオランダの主要都市を転々と周って、開催されています。

TREKという言葉はオランダ語で、「食欲」という意味と「移行・移動していく」という意味があり、この二つの意味をかけているみたいです。

幸運にも、夏場でも食欲が衰えることが無い私は、このイベント情報を得た1か月前から楽しみにしており、人ごみを好まないオランダ彼の手を引き、一緒に来てもらいました。

本人も行ったら行ったで楽しんでくれる(と、思ってはいる)タイプなのでありがたいです。

平日でもこれだけの大人たちが集い、子どもたちもティーン世代もわいわい。「友人、家族、同僚を誘って、心地よい時間をすごしてね!」っていうイベント主催者の思いがそのまま実現している空間でした。

アジア、ヨーロッパ諸国の料理を少しずつ食べて回れるし、小さなステージもいくつかあり、そこでは、ライブパフォーマンスがあったり、街のみどころを紹介する人が登壇するやらで、普段なにもないこの敷地が1つのテーマパークのようになっていました。

ワインやカクテルを提供するお店もあれば、子どもたちがスイーツを手作りできちゃうブースもあるので、いろんな世代や嗜好の人たちをそれぞれ満たしてくれていました。

ハンバーガーやらチュロスやらアイスクリームやら食べたのですが、1番おいしかったのは、スリナム料理。

スリナムは、南米大陸の北東部にある、ギアナ三国と呼ばれる3つの国の中央に位置している国です。ざっくり、地図上では、東にベネズエラ、北にはブラジルがあるのですが、正直、今回調べるまで地図上ではどこに位置するのか知りませんでした。

1975年オランダより独立した国なので、インドネシア料理と同じく、今なおオランダの身近にスリナム料理があるようです。

下の写真、南米を想わせるカレースパイスが効いていて、中に入っているチキンと野菜がロティーといわれる小麦粉を薄くのばしたパンの1種でくるまれていました。このロティー、食感はナンとトルティーヤの中間といった感じで、たまらなくおいしかったです。もっちもちしてました。

こちらは、スリナム料理を提供していたお店の様子。南米の香り漂う雰囲気でバックにビーチが本当に似合いそう。

遊びにきた側も、料理やワインを提供する側も同じように楽しめているのような場所でいい気分になりました。顔見知りかどうかは関係なく、近くにいる人とちょこっとお話できちゃう皆を見て、雑談力が高いんだろうな~と尊敬の目で見ていました。

大学時代の社会福祉施設での実習や以前の勤め先でもそう感じましたが、人と人との距離をぐんと縮めることができるかどうかはいかに雑談できるかにかかっているのではないか?とまた感じたところです。

このフードフェスティバルの最後に買ったチュロスは敷地外でゆっくり食べました。(人ごみ好まないオランダ彼の意向を尊重。たまにどっちがオランダ人ソウル持ってるんだ?と思います。苦笑)


それでは、また!


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