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シンガポールでSTAY@HOME 8月23日(水)通算1234日目 グリーン(DORSCON)192日目

シンガポールでは病気のリスクを示す指標であるDORSCONが鳥インフルエンザ等と同じ緑に変更され、公共交通機関ではマスクの着用義務が撤廃されました。以前の生活に戻ってきていることを日々実感していますが、WHOは収束宣言をしていません。当地での様子を引き続き記していますので、お付き合いいただけますと幸いです。
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8月23日(水)通算1234日目 グリーン(DORSCON)192日目

 昨晩、普段あまり買わないパン屋でクロワッサンを買った。母がいくつかトレーに乗せて、レジに並ぶ。前に並んでいた何人かの会計が終わり、私達の番が来た。途中までは順調にパンを袋に入れていたのだが、不意に店員の手が止まった。そして店内に居る別の店員に「ちょっと、このクロワッサン小さいから、別の物を取ってくれない?」と尋ねる。フロアに居た方の店員はすぐに別のクロワッサンを持ってきてくれて、会計は終了した。店を出た後、母も「実は取っちゃったやつが小さかったかもとは思ったんだよね」と話していた。ただ、一度トングで掴んでいるため、戻すのも良くないと考えたようだ。

 個人的に、今までそういったサービスを受けたことがない、と断言はできないが、ほとんど経験がない。それだけに、レジ打ちをしていた店員の配慮は、とても嬉しかった。本人は事もなげに対処していたが、その気遣いがスムーズにできる人は少ないのではないだろうか。

 もっとも、キッチンがサイズをきっちり作っていれば、こういった事態は起きないので、前線に居る従業員としては面倒なのだと思う。その意味では、あまり褒めるべき点ではないのかもしれない。しかし、不意に気遣われると、大事にされているなあと感じられる。気のせいか、新型コロナウイルスで人との接触が減って以降、どうも人の優しさに敏感になっているようだ。


去年(2022年8月23日)の記事はこちら↓

一昨年(2021年8月23日)の記事はこちら↓

3年前(2020年8月23日)の記事はこちら↓

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最後までお読みくださり、ありがとうございました。




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