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根掘り・葉掘り・茶堀りー紅茶探訪ー

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現在は主に、シンガポールの紅茶ブランドTWGの紅茶を取り上げています。 10の倍数に当たる回では、スーパーにも卸しているブランドも含めて飲み比べなど、普段とは異なる記事を掲載して…
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2023年5月の記事一覧

New York-Singapore Tea(ニューヨーク―シンガポール ティー)―都会を繋ぐベリーフレーバー。

New York-Singapore Tea(ニューヨーク―シンガポール ティー)―都会を繋ぐベリーフレーバー。

 ふと今までの記事とTWGの紅茶を見比べていると、シンガポールと名の付く茶葉でまだ試していないものがあることに気付いた。今回はその中から、フレーバーティーのNew York-Singapore Teaを紹介する。

 袋を開けると、いちごだけではないベリー系の香りが漂ってくる。今までに取り上げた中でいうなら、カフェインレスのScarlet Hour Tea(スカーレット アワー ティー)に似てい

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Mon Amour Tea(モナムール ティー)―愛しい人には素敵な紅茶缶を。

Mon Amour Tea(モナムール ティー)―愛しい人には素敵な紅茶缶を。

 旬ということもあり、最近はダージリンファーストフラッシュを取り上げてきた。まだ紹介したいものは存在するが、今回は風味を後付けしたフレーバーティーから、Mon Amour Teaを取り上げる。

 今年の2月頃に購入した記憶はあるのだが、その判断に至った理由が全く思い出せない。ただ、袋に書かれた文字が手書きなので、TWGのティーサロンで試した上で買ったはずではある。開封すると、レモンを彷彿とさせる

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Puttabong SFTGFOP1(プッタボン エスエフティージーエフオーピー1)―TWGの店員も推す、春の実力者。

Puttabong SFTGFOP1(プッタボン エスエフティージーエフオーピー1)―TWGの店員も推す、春の実力者。

 少し前に紅茶ブランドTWGのティーサロンで、今年初めてのダージリンファーストフラッシュを飲んだ。届き始めたばかりとのことで、全種類は揃っていなかったため、その日にあった3種程を試した。その際、何人かの店員にダージリンの中でどれが好みか尋ねたところ、個々人でバラバラだった。人の趣味趣向がそれぞれ違うのは当然なので、興味深く聴いていたが、1つだけ2人が好きだと答えた茶葉があった。それが、今回取り上げ

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Phuguri FTGFOP1(ピュグリ エフティージーエフオーピー1)※2023年―花の香りとほろ苦さは春の味。

Phuguri FTGFOP1(ピュグリ エフティージーエフオーピー1)※2023年―花の香りとほろ苦さは春の味。

 紅茶ブランドTWGのティーサロンやウェブサイトによると、ダージリンの新茶であるファーストフラッシュが到着し始めているようだ。中には、まだ入荷待ちの物もあるようだが、もう少しすればそれらも届き始めるのだろう。今回は、最初に到着した茶葉の中でも気に入ったPhuguri FTGFOP1を紹介する。ちなみに、記憶違いでなければオーナーのお気に入りだと去年ティーサロンで耳にした覚えがある。

 袋を開ける

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Lahijan Supreme Tea(ラヒジャン シュプリーム ティー)―イランでも紅茶は採れるらしい

Lahijan Supreme Tea(ラヒジャン シュプリーム ティー)―イランでも紅茶は採れるらしい

 最近、インドや中国のように多くの茶葉が採れる場所ではないところが産地の紅茶を取り上げている。今回は、イランの紅茶を紹介する。

 袋を開けてみると、以前記事にしたRize BOP(リゼ ビーオーピー)よりはやや大きく見えるものの、細かい茶葉が入っている。香りとしては深みがありつつも、さっぱりとしている。今までに取り上げた中では、パプアニューギニアのHagen Mountain Tea(ハーゲン 

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