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Mon Amour Tea(モナムール ティー)―愛しい人には素敵な紅茶缶を。


 旬ということもあり、最近はダージリンファーストフラッシュを取り上げてきた。まだ紹介したいものは存在するが、今回は風味を後付けしたフレーバーティーから、Mon Amour Teaを取り上げる。

 今年の2月頃に購入した記憶はあるのだが、その判断に至った理由が全く思い出せない。ただ、袋に書かれた文字が手書きなので、TWGのティーサロンで試した上で買ったはずではある。開封すると、レモンを彷彿とさせるさっぱりとしたシトラス系の香りが漂ってくる。今まで紹介してきた中でいうなら、Tea Party Tea(ティーパーティー ティー)やクリスマス時期に限定販売されているJoy of Christmas(ジョイ オブ クリスマス)が近い。
 飲んでみると、香りと同様に爽やかな柑橘系の味わいで、甘味も感じられる仕上がりになっている。飲み方は、ストレートまたはレモンが良さそうだ。個人的には何も足さずに楽しんだが、柑橘系のフルーツやジュースを加えて、フルーツティーにするのもありだと推測する。

 マリアージュとしては、食事系と合わせようとすると、シトラスの甘さもある風味が気になってしまう可能性が高いため、基本的にスイーツ系がおすすめだ。もしかすると、調理にママレードを使っているポークリブのような果実の酸味もある料理であれば、合うかもしれない。
 菓子と合わせる場合、ドライフルーツが入ったケーキなら絶対に合うはずだ。シーズンにもよるが、ドイツのシュトーレンやイタリアのパネトーネが入手できるクリスマス時期なら、ぜひペアリングを試してみて欲しい。それ以外でも、やはりフルーツ由来の酸味があるスイーツと合わせるのがおすすめだ。個人的には手元にそういったケーキがなかったため、マンゴーの入った濃厚なヨーグルトと合わせてみたところ、果肉の持つ酸味と合っていた。この結果から、恐らくマンゴーの入ったロールケーキやタルトでも、マリアージュが楽しめると想像する。

 最後にMon Amour Teaは、量り売りまたは茶葉が入った缶の販売があり、ティーバッグは存在しない。前述したように似た味わいの紅茶があるため、絶対的にこのフレーバーティーをおすすめしたい理由は思い浮かばないが、強いて挙げるなら缶のデザインだろう。
 ティーカップの上にハート型の湯気が浮かんでいるイラストが描かれており、結構可愛い。背景色は濃いめの青色で大人っぽい雰囲気もあり、プレゼントには良さそうだ。TWGの紅茶を贈りたいと考えている人は、ぜひ検討してみて欲しい。

Mon Amour Teaの量り売りの茶葉が入った袋。


TWGのオフィシャルサイトにあるMon Amour Teaの缶と箱の写真。

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