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New York-Singapore Tea(ニューヨーク―シンガポール ティー)―都会を繋ぐベリーフレーバー。

 ふと今までの記事とTWGの紅茶を見比べていると、シンガポールと名の付く茶葉でまだ試していないものがあることに気付いた。今回はその中から、フレーバーティーのNew York-Singapore Teaを紹介する。

 袋を開けると、いちごだけではないベリー系の香りが漂ってくる。今までに取り上げた中でいうなら、カフェインレスのScarlet Hour Tea(スカーレット アワー ティー)に似ている。ただ、ちなみに今回のNew York-Singapore Teaにはカフェインが含まれているため、その点だけは注意して欲しい。
 飲んでみると、ベリー風味なだけあって酸味が強い。もちろん果実らしい甘味もあり、すっきりとした後味も楽しめる仕上がりだ。飲み方としては、ストレートをおすすめしたい。レモンやフルーツも合いそうではあるが、既に結構酸味があるため、追加すると酸っぱ過ぎる可能性が高い。

 マリアージュをする場合、ベリー風味に合わせて、いちごやブルーベリーを使ったものとの組み合わせが良いだろう。
 食事系の場合も、酸味が感じられる味わいの物とのペアリングが良いはずだ。具体的にはバルサミコ酢とオリーブオイルを、トマトとモッツアレラチーズに回しかけたカプレーゼのような料理であればきっと問題ないだろう。
 スイーツだったら、ベリー系のフルーツを使った菓子であればどのような物でも合うはずだ。いちごのショートケーキやブルーベリータルトはもちろんのこと、フルーツジャムを添えたスコーンもきっと素敵な組み合わせになる。個人的には、ブルーベリーを添えたスフレパンケーキとのマリアージュを楽しんだ。ケーキやクリームのこっくりした甘味と、すっきりとした果物の風味を持つ紅茶がぴったりだった。フルーツの入っていないスイーツとの組み合わせは試していないが、恐らくクッキーやマドレーヌのようなシンプルな焼き菓子でも合うとは推測する。

 New York-Singapore Teaは量り売りのみの販売となっている。また、ベリー系なら1837 Black Teaもあり、TWGの中で最初の選択肢にはなりづらいと思う。ただ、名前にSingapore(シンガポール)と入っているので、おみやげには相応しいと言えそうだ。

 最後に、New York-Singapore Teaのニューヨークとシンガポールの要素はよく分からなかった。理由は分からなかったものの、フルーティーな味わいが好きならきっと気に入るとは思うのでぜひ試してみて欲しい。

New York-Singapore Teaの量り売りが入った袋。

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