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未来へつなぐ「三ツ矢 青空たすき」 

皆さんは自然の音を聞いたり、美しい景色を見て、感動したり、思い出深く感じたりしたことはありますか?
地元の方とお話をしたり、その土地ならではの体験をしたりすることも素敵な経験として記憶に残っているという方もいらっしゃるかもしれません。

今回は、日本の原風景を未来につないでいくため、当社が福岡県糸島市を舞台に行っている体験プログラム「三ツ矢 青空たすき」についてご紹介します。担当者に取材してきましたので、インタビュー内容をお届けします。
 
<担当者プロフィール>

左)田平 愛(たひら あい)
アサヒ飲料株式会社 マーケティング本部 マーケティング企画部 ブランド活用推進グループ所属。「三ツ矢 青空たすき」の事業担当。好きな食べ物は、ピスタチオアイス。
 右)宮本 史帆(みやもと ふみほ)
アサヒ飲料株式会社 マーケティング本部 マーケティング企画部 ブランド活用推進グループ所属。「三ツ矢 青空たすき」の事業統括。好きな食べ物は、具だくさんの豚汁・硬めに炊いたお米。

日本の原風景を未来へつなぐ


―――「三ツ矢 青空たすき」とはどういったものですか。

 
田平 「三ツ矢 青空たすき」は、日本の自然の恵み、豊かな文化を感じられる体験をお客様に提供する、当社が昨年から始めた事業です。体験サービス自体は、福岡県糸島市を拠点として活動している語り部さんと共同で開発しています。"自然の好循環・持続可能な暮らし”をテーマに、三ツ矢が100年先の未来へ伝えていきたいコト・モノを、みんなで楽しみながら”たすき”のようにつないでいきたいと思っています。
 
「三ツ矢 青空たすき」について詳しくはこちら↓

―――取り組み始めた経緯について教えてください。
 
宮本 水にこだわりを持っている「三ツ矢サイダー」は、豊かな水を生み出す自然の恩恵を受けつつ、140年もの間、世代を超えてご愛飲いただいています。そこで、日本の自然とお客様に恩返しをしたいと考え、取り組みを始めました。また、「三ツ矢サイダー」に関する思い出を調査したところ、多くのお客様から、“おじいちゃんおばあちゃんの家”、“川遊び”、“昆虫探し”など、ふるさとや自然の中で、家族や大切な人たちと過ごした際に「三ツ矢サイダー」を飲んだというエピソードをたくさん上げていただきました。

都市部を中心に消えつつあるこのような原風景・原体験を、地域の方と共に作る体験プログラムを通して感じていただき、100年先の未来につないでいくお手伝いをしたいと考えました。かけがえのない自然を守りたい、今のままのライフスタイルで良いのだろうか…そんな風に考えている方々に、体験を通じて自然の恵みを体感し、今の自分が楽しく取り組めることを見つけていただける“きっかけ”になったらうれしいです。
 
―――どのような体験プログラムがあるのでしょうか。企画の上でこだわっている点はありますか。
 
宮本 現在は“海・森・畑・自然に寄り添う暮らし”というテーマを軸に、さまざまなプログラムを展開しています。一度の参加でも楽しんでいただけますが、2つ3つと回を重ねて参加いただくうちに、より一層自然の恵みや自然の循環を感じられるプログラムになっています。
 
田平 体験プログラムの内容については、語り部さんやパートナー企業様と共に考えています。さまざまな角度から”自然の好循環・持続可能な暮らし”を楽しく実感できる体験プログラムを提供していこうと考えています。

本プロジェクトの語り部の一人・相場華奈さんのプログラムでは糸島の自然から
インスピレーションを得てアルコールインクアートで表現する時間を楽しんでいただけます

―――福岡県糸島市で取り組みをスタートした理由と糸島の魅力についても教えてください。
 
田平 糸島は海・山・畑が1つの場所に集まっており、豊かな自然資産があります。さらに、語り部として活動されている皆さんのように、自然に寄り添い、人と人の和を大切に活動をされている方々がいらっしゃることも大きな魅力です。日本の豊かな自然や人とのつながりを100年先もつなげていきたいという想いを込めた「三ツ矢 青空たすき」をスタートするにあたり、糸島は最適な場所だと考えました。

糸島の美しい海

自分を見つめ直すきっかけにも


 ―――事業を進めていく過程で大変なことはありますか。
 
宮本 体験プログラムというサービスの販売は当社でも初めてのことでした。前例や参考事例が少ない中、文字通りの”手探り”で事業を立上げました。スタートしてからは、プログラムに大きく関係する天気や野菜の生育状況などがいつも気になり、今まで以上に「自然」相手の仕事となりました。コントロールできないことが多いですが、自然のありがたみを感じる機会も多いです。オンライン体験では、自然が豊かであるがゆえに通信環境が整わないところが多く、安定して配信できるかいつもハラハラしています。

「三ツ矢 青空たすき」への熱い想いを語る宮本

田平 0から1を構築し、新たなことを生み出すことはとても大変です。飲料事業からかけ離れた体験サービス事業を開始し、独自のノウハウだけでは十分に対応できないため、多くのパートナー様と一緒に日々作り上げています。また、「三ツ矢 青空たすき」は新しいサービスなのでもっと多くの方に知っていただくことが必要です。世の中に多くの体験サービスがある中で、「三ツ矢 青空たすき」は楽しいだけでなく、100年後の未来につながる一歩を体験していただく場であることをお伝えしたいです。
 
 ―――体験プログラムに参加したお客様の反応はいかがでしょうか。
 
宮本 参加いただいた方からは、楽しいだけでなく、「親しみやすい語り部さんのお話で循環型の暮らしを身近に感じた」「何でも簡単に手に入る便利な世の中ではあるけれど、人工的な物に頼らない工夫をしていくことの大切さに気づいた」「豊かな森づくりのために間伐材を使った製品を選ぼうと思った」などのお声をいただいています。体験自体の楽しさだけでなく、都市生活者の方に暮らしを見つめ直していただくきっかけを提供できていると感じています。

ひょうたんをもちいたオブジェ(左)や
糸島杉の自然素材粘土での創作(右)などの体験も行えます!

田平 「日常にしたいけれど、自発的にはできない体験ができた」や「日本の自然や文化の良さを次世代へつなげるためには何ができるかを見つめ直し、未来へつなげるために今できることをしっかりやろうと思うきっかけになった」などのお声をいただきました。

手応えを語る田平

―――「三ツ矢 青空たすき」の今後の展望や、100年先の未来に向けた想いを教えてください。
 
宮本 海や森など自然を舞台に新しい語り部さん、新しいプログラムが登場します。体験に参加していただくことで、未来へのたすきをつなぐ一人になれるときっと実感していただけると思います。これからも日本の豊かな自然や文化をつないでいくために行動している人たちとどんどんつながって新しいチャレンジを続けていきたいです。
 
―――ありがとうございました!
 
 
いかがでしたか?
「三ツ矢 青空たすき」では新しいプログラムを開発中です!ぜひ今後の取り組み内容もチェックしていただけるとうれしいです。
 
 
YouTubeでも今回のインタビューの様子をお届けいたします(※3月15日10:00公開予定)。そちらもぜひご覧ください!
URL:https://youtu.be/cqZhSKtWwBE


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