見出し画像

#1)写真家David Baileyのポートレイトはスウィンギング・ロンドン(60’s)だ

デヴィッド・ベイリー(David Royston Bailey,CBE,1938- )
1960年代イギリスのファッション・シーンにて、著名な位置付けを得た、ポートレイト・ファッション写真家、そして、映像作家でもある。Swinging Londonと呼ばれたこの時代、ファッション写真がサブカルチャーの重要な媒体(メディア)として動き出した、写真家の存在も、ある意味、ロックスター並みになったが、デヴィッド・ベイリーはその典型だったかも知れない。

画像1

画像2

画像5

画像3

画像6

画像4

画像7

そして、クレイ・ツインズもスターだ。

クレイ・ツインズ(

(c)David Bailey

略歴-David Bailey
1938年、ロンドン生まれ。当初は、自然史に傾倒し写真を好み、その後は、ジャズ等のレコードカバーに影響を受けて写真家を目指したと言われる。そして、学歴だが、Clark's College in Ilfordや、London College of Communication にも通っていたと言われる。
1960年、「VOGUE」と契約。奇抜な着想とインパクトある構図で、60年代キューティーズ(Cuties-かわいい)なモデルたちや、ストーンズ、ビートルズ、クレイ・ツインズ(英国の犯罪者/作家のBrothers Clayは異なる)など話題性を感じる、また、その時代のセレブたちを精力的に撮影して「VOGUE」盛り上げた。
そして、そこからは、実に多くの流行やファッション・ミューズ(Fashion Muse/ブランドの象徴となる女性)が生み出されたと言われる。
上記したが、*スウィンギング・ロンドン(Swinging London)と呼ばれたこの時代、ファッション写真がサブカルチャーの重要な媒体(メディア)として動き出した、写真家の存在も、ある意味、ロックスター並みになったが、デヴィッド・ベイリーはその典型だったかも知れない。
それは、カトリーヌ・ドヌーブ(Catherine Deneuve)との結婚や、ジーン・シュリンプトン(Jean Shrimpton/モデル,女優)との関係など、華やかな話題が渦巻いていた。

2014年、展覧会「Bailey’s Stardust」が、ナショナル・ポートレート・ギャラリー(London)で開催され話題になった。
才能を発揮する世界のアーティストたちがフィーチャーされていた。
(註)展覧会「Bailey’s Stardust」で、写真家David Baileyの振り返る、でご紹介します。

画像9

Fig.David Bailey

ここで、記述したい、デヴィッド・ベイリー氏についのことが、もう1つある。
それは、思春期には、いわゆる発達障害(失読症、発達性協調運動障害)があったという情報(未確認情報部分もあるが)がある。
その苦難を克服したという事よりも、むしろ、だからこそ、その業績は残されたのだろうと感じざるを得ないのだ。
そして、2001年、OBE(Order of the British Empire):大英帝国勲章)を授与されている。
いつまでも、ご健在で活躍いただきたいアーティストだ。

(註)*スウィンギング・ロンドン(Swinging London):1960年代のファッション、音楽、映画、建築などにおけるロンドンのストリートカルチャー、具体的には、ミニスカートやサイケデリック・アート、モーリス・ミニ(オースチン)など。


この記事が参加している募集

コンテンツ会議

私のイチオシ

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?