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工業デザインと学際

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工業デザイン、取り分け、機械工学とその自動車産業のエリアは、日本の基幹産業だ。それは、複合的な産業であり、まず、Quality Controlや先端技術開発によるものも大きいだろ…
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2019年6月の記事一覧

写真小史 ベンヤミン-写真の可能性と、そこから派生する使命

写真小史 ベンヤミン-写真の可能性と、そこから派生する使命

写真小史 ベンヤミン-写真の可能性と、そこから派生する使命

芸術から一回生のアウラが消滅する複製技術の時代にあって、写真の可能性と、そこから派生する使命とはなんだったのか?
ベンヤミンの写真史は初期から、1930年代までの作品をベンヤミンなりの視点で体系化したエッセイである。

写真の始まりの霧は、印刷術のそれに比べて、明確性を帯びている、それは、カメラ・オブスクーラから、ダビンチの時代から、い

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現在形のヨハネス・イッテン色彩論

現在形のヨハネス・イッテン色彩論

ヨハネス・イッテン色彩論と現代
バウハウスの教師であったヨハネス・イッテンの思考した色彩のロジックである。
それは、現代のTV映像のカラーサークル、また、デジタルデザインには、欠かすことのできない色彩の世界を論じている。
現代のデジタル写真や印刷技術は、所謂、人間の視覚機能を十分に研究し進化した。
そうした画像(映像)技術は、本来「空」であった色彩を、「物質」によって操作可能なものにする技術である

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美術史は、後から語られる!

美術史は、後から語られる!

美術史は、後から語られる!
深読みは入らない。
ただ、そこにあるだけで、その感性が伝わると自分の内面の鼓動が、はげしく変化する。
それは、
現代美術(コンテンポラリーアート)は、こうだとか、ああだとか、
デュシャン以降は、何でもアートとだとか、
アンディ・ウォーホルのアンダーグラウンド時代が、今日の現代美術の始まりだとか、、、もっと前で言えば、ゴッホは、後期印象派(それは誤訳)だとか。
そうすると

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