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自分の人生に全集中するために 〜頭に来てもアホとは闘うな!を読んで〜

今年の2発目の読書感想文。今回読んだ本はこちら。またしても「マンガでわかる!」シリーズである。

攻撃的な印象の強いタイトルではあるが、自分のやりたいこと、自分のやるべきことに心血を注ぐために、己にできることについて書かれている。

主体的に生き抜くためには、つまらない人間関係に付き合わない。ストレスためないということなのだ。そのためのテクニックにまで言及されている。

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勧善懲悪の期待を捨てよ

同本の主人公が序盤に訴えていたことなのだが、そこには真面目に頑張る人が報われるべきとか、悪影響を及ぼすような人が排除されるべきという、いわゆる「勧善懲悪」の意識が働いていた。

ところが、実際はそんな理想郷は存在しない。自分自身がやりたいことを追求するには、勧善懲悪の価値観から自由になるべきだという。

人生は不条理だと考えた方がうまくいく。あなたの思う通りに世の中はできていないということなのだ。

何よりも「やり返してやろう」と考えてはいけない。無駄に戦えば、あなたの本来享受できた利益を損なうリスクがある。見方を変えれば、自らの人生を大切に扱わない最低の「アホ」になってしまう。

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要らぬプライドを持つ自分と戦え

取るべきはメンツではなく実利である。冷静に考えればすぐ分かることだが、現実は実践できていない人が多いのではないか。

プライドが外に向かうと、途端に人間関係はギクシャクする。プライドは大抵の場合は邪魔にしかならない。利益のあるプライドとは、自分の仕事や価値観を磨き上げるためのプライドだ。

だいじにすると得する相手には、リスペクトして相手に花をもたせる。そのためには、パフォーマンスでも良いので自ら折れること。

言葉で言うのは簡単だが、実行に移そうとするとなかなかできない。そんな真理を説いているからこそ、この本は売れているのだと思えた。

常に冷静に動き、実利のために無駄なプライドは捨てること。まずはそこから始めてみるのも良いことかもしれない。言うなれば、自分との戦いである。

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人間は感情の生き物である

そもそもの根源はここにあるのかもしれない。同本では自分も相手も感情の部分をコントロールすることが、自らの人生を無駄にしないためのひとつの答えだと示している。

それは「相手の感情を逆撫でしないこと」も含まれている。そこに至る原因のひとつが自らのプライドであるからこそ、無駄なプライドは捨てるべき。

人は理屈よりも感情で動くのだ。これは理屈や正論で何とかしようとする私自身への戒めにもなれたと思う。自分も相手も上手くコントロールするために、発言の前に相手がどう思うかを少しでも意識できれば。まずはそこからである。

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おわりに

この本で一番に訴えていることが「限られた資源を無駄使いするな」ということである。

時間もエネルギーもタイミングも、たった一度の人生を思い切り謳歌するための限られた財産。それを「アホと戦う」というマイナスにしかならない使い方で浪費するなということだ。

そのためには、結局は自分を知り、自分をいい意味でコントロールすること。これほど人生において大切なことはない。自分がわからないと幸せにはなれない。そういうことなのだ。

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最後まで読んでいただき、ありがとうございました。実際は非定期ですが、毎日更新する気持ちで取り組んでいます。あなたの人生の新たな1ページに添えるように頑張ります。何卒よろしくお願いいたします。

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