自分に与えられた手札
人生は与えられたカードでの真剣勝負。配られたカードに文句をいうよりも、どう使いこなすかが大事なのさ。
某ゲームの台詞の引用からスタートしましたが、自分の今あるカードの特性をいかに探求し、いかに使いこなせるかが勝負の分かれ目だということ。
自分がプライベートで参加している研修プログラムで、自分の過去の体験から自らの特性(手札)を探すようなセッションがありました。
これが人生にどのように役立つかは分かりませんが、ひとつのだいじなアイテムとして、備忘録的に書くことにしました。
幼少期の出来事 〜いい子を演じる〜
この頃のことはなかなか思い出せないのですが、唯一記憶に残っているのが、いじめと言うか、仲間外れにされたことでした。この経験から「周りに対して従順ないい子」を意識するようになりました。これがひとつ目のカードです。
両親の前でも、なるべく意見しないでいい子でいるように振る舞っていたと思います。なるべく両親を悲しませないように、期待通りの行動をするように心がけていました(それでも失敗する時はありましたが)。
いま思えば、もう少しワガママになっても良かったのかもしれませんが、自分には弟がいたこともあり、自分を抑え込んでいました。この性格がのちに大惨事をもたらすことになるとも知らず。
幼少期のこれらの出来事は、自分の中で「周りと自分の位置関係」を気にするようになった始まりでした。仲間外れされたことの先に、周りから下に見られているようなことを連想してしまい、とても耐え難かったです。自分が下にならないように、一時的に周りに合わせるようになりました。
高専&大学院での出来事 〜ひとりで頑張る〜
2つ目のカードは「ひとりで頑張る」です。このカードは他と比べても強烈で、自分の位置関係を気にするという厄介な価値観と深く関係しています。
位置関係を知るための道具として、私はテストの成績を利用するようになりました。特に、自分が高専にいた頃はとにかく勉強に打ち込み、真ん中ぐらいの位置から上位に上り続けました。
2年目までは順調に進んでいたのですが、3年目の最初のテストで順位を大きく落としたことがありました。位置関係を気にする自分にとっては、絶望の淵に追いやられるような重大な出来事でした。
それから、誰よりもテスト対策の時間を取り、なりふり構わず勉強に没頭しました。その結果として、上位の位置をキープすることができましたが、代わりに「ひとりで頑張る」というカードの威力が、一方的に高くなっていきました。
その後、大学院に進学しますが、自分の「ひとりで頑張る」というカードが徐々に破綻していきます。
ひとりで頑張る。それはつまり誰にも相談しないということ。相談が苦手な私は、大学院のペースに飲み込まれてしまい、かつ自分を抑え続けたことで、人生で初めてのうつ病を発症してしまいます(この時は正確には適応障害でした)。
社会人での出来事 〜細部にこだわる〜
大学院の2年目で適応障害となり、プラス1年ほど大学院に居ることになりました(学歴的には博士課程1年目で中退しました)。その後、社会人となりますが、そこでも「ひとりで頑張る」のカードの影響でうつ病が再発することになります。
何とかうつ病も落ち着きを見せて、改めて仕事を続けてきて思うのが「細部にこだわる」という特性です。これが3つ目のカードです。
思えば、論文でも細かいところまで気にかけることが多く、完璧主義の性格とも良い相性で、表彰も受けることが度々ありました。ただ、複数の仕事を回すことが多い社会人生活では、逆効果になる場合も多々あり、徐々に自分を追い込んでしまいました。これがうつ病の再発につながりました。
実は、3つ目のカードは何となくの思いつきなので、もう少し深く見る必要があるかなとも思っています。うつ病を発症したことについても、きちんと見切れてはいないように思うので。
おわりに
今回の研修プログラムでは、自分の取り巻く環境の変化によって、これまで通りでは上手くいかなくなり、自己流の手札が構築されると言われました。例えば、幼稚園や保育園に通い始めてから起きたこと、進学なり就職した先でうまく周りと協同できなくなったことなど。全部で3つあるそうです。
そんな中で3つ目のカードをまだ深掘りできていませんが、自分の在り方を作るためにも、より良い形で活用していければと思います。
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最後まで読んでいただき、ありがとうございました。実際は非定期ですが、毎日更新する気持ちで取り組んでいます。あなたの人生の新たな1ページに添えるように頑張ります。何卒よろしくお願いいたします。
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