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“学校のカウンセリングは一体なんだったのか?と思うほどです”

【みんなにちがう色】

嬉しいご報告がありました🗒

とある保護者さまから、“学校のカウンセリングは一体なんだったのか?と思うほどです。
これはすごい変化です”とのご連絡がありました💌

詳細を書くのは避けますが、その子の心の中に大きな変化があったそうです🍃

その子のこころを見つめて、楽しく、豊かな時間を過ごせるよう意識をしながらお話をしていただけなのですが…

私との授業の中で、前向きな風が吹き、その子らしさが表面化されてきたのなら…こんなに嬉しいことはありません😌𓂃𓈒𓏸︎︎︎︎ 🕊

本当に、色々なタイプの子どもたちとお話をしてきて思うことは、やっぱり枠に入れて見てはいけないということ。

それは大人に対してもそうなんだけど、子どもの時期にそれをやられてしまうと、しっかりとした自分軸を築きにくくなってしまうから🌳

そしてもうひとつは、
たとえ傍から見て「病んでいる」「こころがよわい」と認識されている子や、
そのような状況にある子でも、
その前提で接してはいけないということ。

病んでいたとしても、
病んでいるのはその子のこころではなく、
そのように一括してレッテルを貼る社会の方です

家から出られない子も、発達障害がある子でも、
学校に行っていない子たちでも、

一人ひとりを目の前にすると、
彼ら彼女らは
「ものすごい個性があるひとりの人間」です

だから、(超当たり前の話をしていますが笑)
目の前の子の「こころの動き」に合わせてこちらも呼吸をしながら「こころ」で会話をすることが真摯ですよね

頭で分かっていても、意外とこころで理解出来ている大人は少ないのではないか、と思うのです

そしてそれは、勿論そういった大人が悪いのではなく、多種多様な人々や環境と接する機会を奪ってきてしまった教育や社会制度の問題だと感じています

*

学生のときに薬局で
精神科から処方された薬を受け取るとき、

薬剤師さんから「心を病んでしまったのね」
と眉を八の字にして言われたあの日の風景が、
今もたまにふっと心を過ります

傷つきはしませんでした
怒りも湧きませんでした

でも、やっぱり「そんなふうに」見えるんだな、
と思ったのを覚えています

今、「そんなふう」な子どもたち一人ひとりと接すると、

とにかく聞いて欲しい・自分の考えを伝えたい
軸がちゃんとあるタイプの子や、

自分の意見、感覚が全く分からない・好き嫌いはかろうじて分かる・同年代との繋がりで得られる「楽しさ」がモチベーションになるタイプ、

空気を読めるから自由で安心できる関係を築きにくい・自信を持つことで飛躍できるタイプ、

心配されているのがむしろ不安、環境や境遇だけでレッテルを貼られて諦めや反発があるタイプなど、

様々な子たちがいることを、改めて感じます

周囲が心配するけれど、本人は全然気にしていない、ということもあるのです

* *

そして全員に共通するのが、何より「家族」とくに「母親」からの「承認」を欲しているということ。

こどもたちが親に求めるのは、
「解決策」ではなくて、「共感」なんですよね

論理的にこうした方がいいよ、と言われた方がいい時もありますが、毎回それだと心が乾いていきます

「あなたのことが心配だから」
「あなたが傷ついているのを見てショックを受けたから」、

と、そんな気持ちを抑えきれずに、
子ども本人をガッと責めてしまったり、

「あなたがもっとこうしていればよかったのよ」と自分の傷を和らげようとすることも、
よく起きると思います

でも、子どもたちはその渦中では「心配してくれてるがゆえなんだな」と、なかなか思えないものです

親が動揺しているのを見るのは辛いですし、
自分が原因だ、と思えば尚のこと、
自分を責める気持ちや、自暴自棄的な気持ち、
親に対しての怒りや悲しみも湧いてきます

だから、そのときに必要なのは、共感と、
話を聞いてくれる時間と心のスペースと、
ときには肌接触。

伝え方は本当に大切ですね

でも、子育てに正解はないし、親御さんたちだってたくさんのことを抱えて毎日過ごされているわけですから、ご自身を責めないでほしいとも常に感じていて、中立の立場のこちらは、親御さんとお子さん、両者との会話が必須だなと思っています

保護者さまにも、そして子どもたちにとっても
架け橋となれるコミュニティがあればそれが一番。

でも、そんなケースだけじゃない

そういう場合は、まず先に親御さんたちからの「無条件の承認や愛」を感じることで、子どもたちの心の何かがとかされていくことが大切💐

習い事や、人との繋がりで解決する場合もあるけれど、そうでない場合もある、ということですね
そしてその場合は、ヒントが家庭環境のなかにある、ということだと感じています

* *

だから、「とりあえずカウンセリング行ってきな」は違うと思っています

カウンセリングをする立場ですが、そう思います

自然とのふれあい、
人とのつながり、
親子のあたたかい会話、
新鮮でやさしいたべもの、、

そういったものがひとの心を溶かしていくことも
あるのだ、ということを今回は記録として書かせて頂きました_✍

もちろん、全員が始めからその段階にいるわけではありませんから、これも一人ひとりちゃんと見ないといけませんね

全ての尊い命にありったけのぬくもりを送りたいです💐

🐻‍❄️𓈒 𓂂𓏸


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