hanaichirin

現在はLINEスタンプについての記事を少し。日本画をこれから学んでみようと思った人への…

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現在はLINEスタンプについての記事を少し。日本画をこれから学んでみようと思った人へのメッセージをいくつか。

最近の記事

LINEメッセージスタンプ制作

メッセージスタンプの使い所 アプリ内の写真を整理して、むかしほしかったスタンプがあったのを思い出し、素材として使えそうな数十枚でつくりました。 ほぼフィルター加工で一部加筆修正しています。 つかいどころとしてはこのあたりです。 ・ミニグリーティングカード ・季節のちょっとした挨拶 ・付箋がわり ・ミニ連絡 メッセージスタンプのポジション とある教室の連絡係をしていたのですが、 みんなLINEを使えていたのと、グループトーク機能があったので、こちらを利用していました。 あ

    • LINEメッセージスタンプ制作1

      突然LINEスタンプを作りたくなって制作マスクをつけられないうさぎ 数年前 大規模な感染症が流行った時に、マスクしない人へのあたりというか暴力や暴言を知って、あんまりだなと制作しました。 なかなか話せないというか、同じことを何回も聞かれたり説明したりする機会は苦痛ではないかしら。 それで文章だけだとそっけないというか、もう少し和らいだ表現ができないかなとLINEスタンプで制作。 基本ニコイチで使用。   日常会話でつかえる「検討」 時事ネタです。販売エリアを何も考えず全

      • 画家の話らしい映画。

        2015年公開の映画「ビッグ・アイズ」をいまさらですが見ました。 クリストフ・ヴァルツさん、演技がうまい! 主人公2人が画家なので、いまの感想を(どこに関心を寄せて何を考えたのか)書いておきます。 10代のころなら、マーガレットに心を寄せて、あの絵を描いたのは自分だって言えて良かったねとか、20代なら時勢ゆえに女性が描いただけで評価が下がる云々とか言いそう。それからしつこく暗い子供を描くのは自身のトラウマがあって、喪失体験や耳が聞こえなくなったゆえの抑圧や影やらとか妄想

        • 令和にやりたいこと

          ・グループ展 ・公募展に出展  大学入学あたりは卒業したらいつかグループ展とかしてみたいなと思っていたけど、卒業するころに卒制組でグループ展を毎年する強制システム(※)があり、「やりたいこと」というより「やること」になりました。  大学に入る前からみなさんはほとんどグループ展や個展をしているようで意味あるのかな?と思ったのですが、良い刺激になるのかもしれません。  基本的に卒業後はペースを落とされる方がわりといるそうで、年一回くらいしか描かない(ふだんから描かない人)は

        LINEメッセージスタンプ制作

          今日がいちばん若いから

          わたしの寿命は保証つき?  わたしが日本画を始めるときに、葛藤がありました。とても裕福ではなかったので、趣味にお金と時間と労力をかけようか悩んだとき(総時間数に対し、全フリをしないと達成できないと読み)、思い出したことがありました。  それは3月11日を通して切実に「美しいものが見たい」という欲求が生まれたのと、いま住んでいるところがハンドメイドが盛んな土地で「なにか作ってみたいな」という気持ちになり、友人が早い介護(に早いも遅いもないけど)が訪れたことです。  ほかに

          今日がいちばん若いから

          最初は絵具の量が分かりませんでした。

          「習うより慣れろ」の心意気 最初は全面塗るのに、どのくらいの絵具をつくればよいのかわかりませんでした。慣れた今はどのくらいつくればいいのか分かるかといえば、考え方として少し多めにつくったほうがいいかな、です。  理由はいくつかありますが、まず1番の理由は少なさすぎると またつくる必要がでてくるからです。市販の膠水なら あまり色は変わらないと思いますが、分かる人は分かるので。でも下地であれば、気にしないでいいかも。2番目は岩絵具であれば、下地や全面ならばことさら多めに、単色で

          最初は絵具の量が分かりませんでした。

          膠水は凍らせてもOK

          問題なく使えました。そのまま絵皿ごと入れてもOK スクーリングをしているときに他受講生に教わり、試したら、ちゃんと膠水が和紙に定着したので、膠を炊いたら冷まして小分けにして冷凍庫に保管しました。  最初は膠を炊いたあとは冷蔵庫に保管していたのですが、3日くらいでダメになるのでどうにかできないかなーと考えていたときです。5%濃度でつくっていました。このころは小さいサイズしか描かなかったので。  そのあと10%濃度で膠を炊いて、保管するようにしました。必要な分だけ常温、冷蔵庫

          膠水は凍らせてもOK

          膠水をレンチンしてもOK

          ※ただし自己責任でお願いします。それは膠の特性を知らず、市販の膠水が固まったから電子レンジで少しあたためようっと、と何も考えずにやった昔のわたし。全くの独学だったので今にして「よくやる気になったな!?」と懐かしんでいます。 そのとき知らなかったんです。膠水を売っているメーカーがHPで情報を載せてくれていたり、動画で見られるということを。 独学で描いたのは一回きりで、その後はスクーリングで習って描きました。 それはさておき、膠を水でふやかして作るタイプでも、寒いときは固ま

          膠水をレンチンしてもOK

          とてもカンタンな日本画の手順

          1)部屋のそうじ 2)日本画の画材を用意 3)膠水を用意 4)パネルにドーサ引き済みの和紙を張る 5)下絵をパネルに転写する 6)墨で輪郭線を描く 7)胡粉団子をつくる 8)胡粉を引く 9)乾かす 10)パネル全体にベース色の水干を塗る(1,2回) 11)乾かす 12)モチーフの色を水干で塗る(下地くらい) 13)乾かす 14)岩絵具を百から始めて8番くらいまで順次塗る (気が済むまで) 15)乾かす 16)片づける 絵具をつくる、絵具の粒子の種類と乾かすという概念たぶんこ

          とてもカンタンな日本画の手順

          課題を通して見た自分のくせ

          課題はすでにテーマが決められているのですが、滲み出ているであろうモノを抽出してみます。 ポートフォリオと卒業制作から情報を取り出します。 【抽出】 ・動物が好き ・カフェが好き ・筆圧が弱い ・繊細 ・爽やかな印象 ・感性が若い ・細密描写 ・ぼかしやにじみが好き ・描くのが速い ・慎重、あるいは単純(表裏がない) ・合理的 ・人物画よりは風景画 【理由】 ・課題で選択したモチーフから推測。(一般的嗜好) ・筆圧が弱いのは鉛筆時の明暗差がないため  (描きなれていないと

          課題を通して見た自分のくせ

          独創性を見つけよう

          自分ならではのオリジナリティとは卒業制作で先生が「誰一人としてよくあるモノマネなどではなく、思い思いの作品に仕上げて(略)」と言われたとき、すみません、作家あまり知らないしマネするスキルもないし、そんな暇なかったと思いました。 あってもやりませんけど。 身体的特徴や日本画の特性(時間とお金と手間がかかり、工程も多い)ゆえ、オリジナリティが出やすいと思うのです。画題や作風や構成も本人の好みが出るでしょうし。 「好きなモノやコト」×「得意」×「強み」 独創性は一人ひとりも

          独創性を見つけよう

          身体的特徴からじぶんの絵を考える

          大学生活最後のほうで「どんな絵を描けばいいのか分からない」「オリジナルって何?」という会話のやりとりがありました。 卒業制作で先生方が受講生たちに独創性うんぬんワードを使ったのは一人だけでした。お察しください。 そこでわたしなりに、作品傾向や作家性などを考えてみることにしました。 まず分かりやすいのは体です。 ・身長(高い/低い) ・体形(細い/太い) ・五感(鋭い/鈍い) ・性格(キャラクター) ・画歴(スキルや賞など) ・家族(役割) ・職業(後天的に獲得) ・性

          身体的特徴からじぶんの絵を考える

          日本画をやってみたいと思ったら

          オススメは顔彩ですが、ほかの方法もご紹介します。 【かんたんでラクかも順】※個人の妄想に基づきます 1)顔彩(水のみ) 2)顔彩+膠水を混ぜて使う(市販でよい) 3)水干+膠水(市販でよい)を混ぜて使う 4)水干+岩絵具+膠水(市販でよい) 5)水干+岩絵具+膠水(5%~2%) 【実際に体験してみる】 ・一日体験 ・キットを買う ・日本画教室の見学をする ・初心者向けの本を読んでみる 詳しく説明していきます。顔彩は水彩と同じ要領で描けばよいので、小学生などから親しんでい

          日本画をやってみたいと思ったら

          日本画は写生を重要視する、その理由

          たとえば写真は撮影者のフィルターがかかっているからではないか? 写生とは生を写し取るのだと、どなたかから聞いたか見たかしたのを覚えています。たしか大学の配布物か画家さんだったような。 屋外写生などでは、匂いや気温や室温を感じることができます。肌感覚で。五感をフルに使い、モチーフを写し取る。 写真や妄想とはちがう、自分の目を使って。リアルにその場にいる、ということで感じ取れる何か、があるのだと思います。 「講師(画家)の解像度がわたしたちとちがう」最初のほうのスクーリン

          日本画は写生を重要視する、その理由

          絵を描くため、参考にしたこと

          他の表現媒体を見る、古典を見る、マネする集中して絵を描くために心掛けたことがいくつかあります。 空間表現を考えるにあたり、3次元ということ、動きがある、ということが気になり意図的に映像表現を見ていました。するとその作品をつくられた時代やその時代なりの表現方法が分かり、とても参考になりました。具体的にどう自分の作品に反映させていくのかまではまだ分かりません。 日本画自体よく分からない、画家も知らない、ということで美術館や博物館や先生の個展、グループ展を見ながら目を肥やしてい

          絵を描くため、参考にしたこと

          日本画の未来その1

          定額サービスで「アートのある暮らし」を楽しむどうすれば日本画がより身近に感じられるかなと考えてみました。 最近はオフィス向けに絵画のレンタルがあるそうですが、一般家庭にもあったら楽しいなと思って提案してみました。すでにあったらすみません。 シェアする概念が定着したファッション業界などではすでに定額サービスで服を小物を借りることができるようになりました。すると今度は美術絵のレンタルもできるのでは? 借りるときはネットで好きな作家、画風、大きさ、予算別などで仕分け。届いて充

          日本画の未来その1